【福島県郡山市】障害者雇用枠での就職を考えている方へ…応募書類③【就労移行】【ネオワークス郡山】

みなさんこんにちは☺

生活支援員 國分です🌟

前回は履歴書や面接で伝える自己PRについて少しご紹介させていただきました。今回は障がいのことや配慮事項などの伝え方について考えていきたいと思います👍

障がいについての書き方

障がいを開示して働く場合には、履歴書に障がいについて記載する必要があります。記載する内容について厳密なルールはありません。主に下記のような内容をまとめることをお勧めします。

・障害者手帳取得年月日

・障害者手帳の種類、等級

・内容

・現状と詳細

・通院状況

・必要な配慮事項

現状と詳細、必要な配慮事項については、文章で詳しく記載しましょう。現状と詳細は障害の簡単な詳細を書き、障害とどのように付き合い、就職活動や生活をしているか記載すると状況がわかりやすくなります。

必要な配慮事項については、障害があることによって難しいことや不調が起きたときの対応などを記載します。

〖書き方の例〗

季節の変わり目や業務過多(月30時間以上の残業等)となった際に、倦怠感を感じる傾向がございます。十分な睡眠と食事を心掛け、異変を感じた際には主治医や上司の方に早めに相談することで予防しております。

障害の配慮事項の書き方

就労する上での配慮事項が明確であっても、言葉が不足していたりわかりにくい文章では、かえって困惑させてしまう可能性があります。履歴書を見ただけでもどんな配慮が必要なのかすぐ理解できるよう心がけます。

相手が理解できる内容にまとめる

自分の障害について必要な配慮がわかっていても、相手に伝わる内容であるかを確認しましょう。たとえば自閉症スペクトラムに属する方であれば、「大きな音や人の多い場所だと敏感に反応してしまうため、静かな場所での業務・ミーティング等を希望します」といった形で記載すると良いでしょう。

障害についてだけではなく、どうすることで症状が強まってしまうのかを私生活を振り返りながらまとめることで、相手に伝わる配慮事項に仕上がります。

具体的に書く

自身の障害においてどんな配慮が必要なのか、予めまとめておくことも大切です。たとえば車椅子を使用している方であれば、エレベーター・スロープなど、バリアフリー化された施設での就労が必要になります。どんな配慮が必要なのか言葉にまとめるのが難しい場合は、家族や就労移行支援事業所の職員などに聞いてみて具体的にまとめてみましょう。

自分が受け取りやすいコミュニケーション方法を伝える

視覚障害や聴覚障害をお持ちの方であれば、障害についてまとめた上でどんなコミュニケーションができるか・理解しやすいかも合わせて伝えましょう。

視覚障害をお持ちの方であれば、文章や図表などを使った書類・情報は理解しにくいことから音声で説明してほしいといった配慮事項を書くと伝わりやすいでしょう。

コミュニケーションの発信方法を示す

自分ができるコミュニケーションの発信方法を示すことも大切です。言語障害をお持ちの方であれば、言葉の発しにくさを抱えていることを伝え、その上で筆談を求めるといった配慮事項を書くと伝わりやすいです。

障害に関することはできるだけ客観的に記載する

自分の障害について書くことは気が引けるかもしれません。「障害について書くことで、自分への評価が下がるのではないか」と不安になりますが、企業にとって障害については1番気になる内容になります。面接での答えとズレが生じないように、できるだけ客観的に記載しましょう。現状と合わせて、過去から徐々に改善している、付き合い方が分かり生活しやすくなったなど、安定している部分があれば、記載することで採用担当者は安心できます。

注意点として客観的な事実をありのままに書きすぎると、必要以上に志望先へ不安な印象を与えてしまう可能性があります。

客観的でありつつ「〇〇が苦手ですが、このような配慮をいただくことで〇〇のように働くことが可能です」と前向きに障害を説明するように心がけましょう。

今回は障がいのことや配慮事項についての記載について考えてみました。

ネオワークス郡山では、応募書類の作成や就労パスポートの作成なども支援しています。ご自身が希望される働き方に応じて対応しています🌟

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【福島県郡山市】障害者雇用枠での就職を考えている方へ…応募書類編②【就労移行】【ネオワークス郡山】

みなさんこんにちは☺

生活支援員 國分です🌟

前回のブログでは、履歴書について説明させていただきました。今回は履歴書の中でも一番悩むかもしれない…自己PRについて考えていきたいと思います。

障害者雇用枠での就職を考えている方のお役に立ちましたら幸いです😘

障害者雇用の自己PR方法

採用において、自己PRをどのようにすればよいのか、履歴書、面接ではどのように伝えることで企業に自分の価値を理解してもらえるのか、障害をお持ちの方の就職活動における自己PR方法について考えていきたいと思います。

自身の強みや熱意を最大限に活かし、希望する企業との良好な関係を築くためのポイントもご紹介させていただきます。

自己PRとは…

自己PRは単に自己紹介の手段ではなく、自分の人柄・能力・熱意を伝え、相手に自分の魅力や強みを理解してもらう手段になります。具体的には、自分がどのような人物であるか、どのような経験やスキルを持っているか、その経験やスキルがどのように希望する仕事や企業に貢献できるかを伝えるものになります。使用担当者が自己PRを読んだ時に「この人は我々の組織に貢献できる‼ 」と感じさせることが重要なポイントになります。

障害者雇用で自己PRが大切な理由

まず、自らの得意なことや配慮があればできることを明確に伝えることで、企業の成長に貢献できる人材としての価値を自己PRすることが大切です。苦手な点や制約も正直に伝えることで、仕事をする際の必要なサポートや環境整備を企業側が考慮してくれる可能性が高まります。

自己PRでは、自分の強みや特性を理解し、それを最大限に活かす方法を伝えることがポイントです。さらに採用された場合の貢献方法もしっかりと自己PRすることで、企業側に自分の価値をしっかりと認識してもらうことができます。

障害者雇用で押さえておきたい自己PRのポイント

自己PRは、面接官・採用担当者に自分の能力や適性を理解してもらい、採用に繋がる重要な要素となります。どのように自己PRを行うべきかいくつかのポイントをご紹介いたします。

①自分のアピールしたい強みを伝える

独自の経験や視点、そして企業が求める人物像や業務内容に合った強みを伝えることは重要なポイントになります。例えば【高い集中力を持っており、一つの業務に没頭する仕事が得意】や【柔軟性が高く、新しい環境や仕事にも迅速に適応することができる】といった強みが企業の求める点と合致していれば、積極的に自己PRすることができます。

②強みだと思える出来事・経験を含める

強みだけを伝えるのではなく、それを裏付ける具体的な出来事や経験を併せて伝えることで、説得力を持たせることができます。例えば、過去の仕事での実績や特定のプロジェクトでの成功体験などを取り上げると良い印象になります。

③ぶつかった問題をどう解決したか伝える

これまで多くの課題や問題に直面した経験も多いと思います。そのような経験を通じて、どのように問題を解決したか、またその経験がどのように自らを成長させたのかを伝えることで、逆境を乗り越える力や柔軟性を自己PRすることができます。

④就職したらこの強みをどう活かせると思うか伝える

自分の強みや経験が、応募先の企業や業務にどのように貢献できるのかを具体的に伝えることで、面接官や採用担当者に【この人を採用すると企業にとってメリットがある】と感じさせることができます。具体的な仕事内容や目標を踏まえて、自分の強みを活かしてどのように貢献できるかを伝えることは採用において重要なことになります。

以上の4つのポイントを踏まえて自己PRを行うことで、自分の魅力や強みを最大限に伝えることができるかもしれません。面接官や採用担当者の目を引く自己PRを心掛け、希望する仕事への就職を目指しましょう!

障害者雇用で行いたい自己PRポイントをどう見つけるか

障害者雇用での自己PRは、一般の応募者と異なる視点や経験を持っていることをアピールできるため、効果的な自己PRを行うためのポイントを考えていきます🌟

①自分の特性をどうフォローできるか客観的に考える

日常や仕事場で直面する課題や困難はそれぞれ異なります。しかし、それを乗り越えるための工夫やアプローチもまた独自のものとなります。まず、自分自身を客観的に理解し、それに伴う制約や困難を明確にしましょう。次にそれらの問題点をどのようにカバーまたは解決してきたのか、具体的な例や方法を整理します。この際に他人に伝えるつもりで整理をし、具体的な配慮事項やサポートが必要な場面をしっかり伝えることが大切です。

②自分の過去の経験と成果を振り返る

過去の経験や成果は、自己PRの中で非常に重要な要素となります。特に、どのような困難を乗り越え、どのような結果を出したのかを伝えることで、自分の能力や適性を強く自己PRすることができます。転職前など過去の仕事内容、学生時代やその他活動での実績や成功体験、それらを通じて得たスキルや知識を整理し、それらをどのように今後の業務に活かせるかを考えます。その際、資格などがある場合は自己PRとして伝えることもおすすめです。

③就職希望企業で役立てることはなにか考える

就職を希望する企業や仕事の特性、求められるスキルや資質を深く理解することで、自己PRをより効果的にすることができます。企業のミッションやビジョン、業務内容を調査し、自分の強みや経験がその中でどのように役立つのかを具体的に考えます。

以上の3つのポイントで考え、独自の背景や経験を最大限に活かした、効果的な自己PRを作成しましょう。自己PR作成の際は、自分の真実の体験や考えを伝えることを最優先にし、面接官や採用担当者に自分の魅力や能力をしっかり伝えることを心掛けましょう。

障害者雇用で行いたい自己PRの例文

自身特有の経験や視点は、多様性を求める現代の職場において、新しい価値を生み出す大きな力となります。それぞれの背景を持つ人々が、自らの特性を強みとして活かすための自己PR例文を考えていきたいと思います。こちらの例文は自らの特性や経験を面接や自己PRの場において前向きに伝えるための参考にしていただければ幸いです。

発達障害の場合

・私は発達障害を持っていますが、それが私に特別な集中力をもたらしています。大学時代、研究プロジェクトにおいて、私はデータ解析を担当していまsた。その際、長時間の集中を要する作業でも一貫して高い品質の成果を出すことができました。一方で新しい情報や変更に対応することは苦手なため、事前にしっかりと情報共有していただけるとスムーズに業務を進められると思います。私のこの特性を活かして、御社での業務に集中し、高い成果を出していきたいと考えています。

*自己PRポイント*

・発達障害が自身の特別な集中力をもたらしている

・長時間の集中作業でも高品質の成果を提供

・新しい情報や変更への対応は苦手

・事前の情報共有を希望

・特性を活かし高い成果を目指す

精神障害の場合

・私は過去に精神疾患を経験しましたが、その経験が私のコミュニケーション能力を高める要因となりました。人との関わりの中で、感情や意見の違いを尊重し、建設的なコミュニケーションを心がけてきました。しかし、時折ストレスが高まる場面があるため、適切な休憩をとることで業務の質を保ちたいと考えています。この経験を活かし、御社でのチームワークの中で積極的なコミュニケーションをとりながら業務を進めていきたいと思っています。

*自己PRポイント*

・精神疾患の経験をコミュニケーション能力向上につなげた

・感情や意見の違いを尊重し、建設的なコミュニケーションを心がけている

・ストレスが高まる場面では休憩を希望したいと伝える

・積極的なコミュニケーションで業務を進めることができる

身体障害の場合

・私は脊髄損傷のため、車椅子を使用しています。そのため物理的な移動に制限はありますが、前職ではリモートワークを中心にデータ分析の業務を担当していました。車椅子を使用していることで、時間や場所に縛られず柔軟に業務に取り組むことができるという強みを持っています。また障害を持つことから、多様な価値観や状況を受け入れ、それをポジティブに変える思考の柔軟性を持っています。御社での業務においても、この強いを活かし多角的な視点での分析や提案を行っていきたいと考えています。

*自己PRポイント*

・物理的な移動に制限がある事を伝える

・リモートワークを中心に業務を行いたいことを伝える

・時間や場所に縛られない柔軟性を持つ

・多様な価値観や状況を受け入れる思考の柔軟性がある

・多角的な視点での分析や提案を行いたい

障害者雇用で行いたい面接での自己PR方法

面接は自分を企業に売り込む大切な機会になります。特に転職・就職活動では、自分の能力や経験をしっかり伝えることが求められます。

自身の障害についてはっきり伝える

転職・就職活動は、多くの不安や疑問が伴うものです。しかし、面接の場で自身について正直かつ具体的に伝えることは、双方にとって非常に重要なことになります。企業は正確な情報をもとに、適切なサポートや配慮を検討することができることになります。

障害への配慮事項について伝える

職場で快適に働くためには、特定の配慮が必要となる場面があるかもしれません。そのような配慮事項を面接時に明確に伝えることで、企業側は具体的なサポート策を考えやすくなり、合理的配慮を受けやすくなります。

障害に関係ない人としての自身の強みを伝える

ご自身の持つ独自の強みや、これまでの経験をしっかりとアピールすることで、企業はあなたを一人の個人として、その能力や経験を評価することができます。

障害者雇用の自己PRは積極的なものにしよう

自己PRは、ご自身の特性や状況への配慮事項はもちろん、強みや経験、そして会社にとってのメリットを積極的にアピールすることが大切です。企業に自分の価値や特徴をしっかり伝えることでより良い職場環境になる可能性があります。

いかがでしたでしょうか。

次回のブログでは、障害の症状や特性の記載方法や面接対策などを更新予定です🌟

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【福島県郡山市】障害者雇用枠での就職を考えている方へ…応募書類編①【就労移行】【ネオワークス郡山】

みなさんこんにちは☺

生活支援員 國分です🌟

前回のブログでは、障害者雇用の制度などを考えていきました。今回は障害者雇用で働くことを考えている方に向けて応募書類のコツなどをご紹介させていただければと思います😁

応募書類について

障害者雇用枠での就職活動においても、履歴書は重要な役割を果たします。

履歴書は、応募者の基本情報・学歴・職歴・資格・自己PRをまとめた文書であり、応募者自身を紹介し志望する企業に対して自分をアピールするための最初のステップになります。

障害者雇用枠を含め、どのような就職活動においても、履歴書の提出が求められることが一般的です。

履歴書

履歴書は、応募者の学歴、職歴や職務経験、スキル、資格などを記載する公式な文書です。企業は履歴書を通じて、応募者の過去の経験や能力、適性を評価し面接の選考に利用します。履歴書は企業に対して正式に自己紹介を行う最初の機会であり、良い印象を与えるためには、内容の正確性や可読性が重要になります。

なぜ履歴書が必要なのか

履歴書が必要な理由は複数あります。まずは応募者の基本情報や職歴を一目で把握するためのものであり、採用担当者が応募者の適性を判断するための重要な資料になります。

また、履歴書には応募者がこれまでに取得した資格やスキル、職歴や経験などが記載されており、企業はこれらの情報をもとに応募者が求める職種に適しているかどうかを評価します。

さらに、履歴書に記載自己PRや志望動機は応募者のこれまでの職歴や経験だけでなく、応募者のこれまでの職歴や経験だけでなく、その企業や職種に対してどのような意欲を持っているかを示すものであり、採用の際の重要な判断材料となります。

障害者雇用枠での就職活動において履歴書は、応募者自身を表現するための重要なツールにです。履歴書を通じて、自分の経験や能力、障害に関する適切な情報を伝えることで、企業は応募者の真の価値を理解し、適切な職場環境の提供を検討することができます。

障害者雇用枠での履歴書作成に関して、基本的なビジネスマナーを守りつつ、自己PRや志望動機を含め、自分の特性や能力を正確にかつ魅力的に伝えることが求められます。

履歴書の志望動機や自己PRの書き方

履歴書作成において、志望動機や自己PRの記載は応募者が企業に対して持つ熱意や、自己の強みを伝えるために非常に重要な部分になります。ここでは、効果的な志望動機と自己PRの書き方について考えていきたいと思います🌟

採用されたらどのように役立てるか前向きに記載する

志望動機では、単にその企業で働きたいという気持ちを伝えるだけでなく、具体的にどのように貢献できるかを前向きに記述します。

志望動機については例えば、過去の経験やスキルを活かしてどのような課題解決ができるのか、または企業のどのような点に魅力を感じ、どのようにその見慮kうをさらに伸ばしていけるかを具体的に書きましょう。

自分の言葉で表現する

自己PRでは、他の応募者と差別化を図るためにも自分の言葉で自己の強みや経験を表現しましょう。

テンプレートや一般的な表現に頼るのではなく、自分ならではの経験や考えを通じてなぜその企業に貢献できるのかを説得力を持って伝えることが大切になります。また障害に関する配慮が必要な場合は、その障害をどのように乗り越えてきたか、または仕事をする上でどのようなサポートがあれば最大限に能力を発揮できるのかも併せて記述すると良い印象になります。

履歴書を作成する際には、自分自身の経験やスキル、そして志望する企業への熱意を前向きにかつ具体的に伝えることが重要です。自己PRは、自分の強みや特性を活かして志望する企業にどのように貢献できるかを示す機会です。

障害のある応募者の場合、その障害が仕事においてどのように影響するのか、またどのようなサポートがあれば企業に貢献できるのかを明確に伝えることで、採用担当者に自分の能力を理解してもらいやすくなります。

障害についての書き方

履歴書に障害に関する情報をどのように記載するかは、応募者と企業間の適切な理解とサポートを促進するために非常に重要になります。

備考欄か別紙に記載する

障害に関する情報は、履歴書の備考欄または別紙に記載することが一般的です。これにより、応募者の障害の種類や程度、必要な配慮などを企業に伝えることができます。記載する際には、障害特性を正確にかつ簡潔に説明することが重要になります。

記載しておくとよい障害に関する情報について

・障害者手帳の取得年月日と障害者手帳の種類と等級

障害者手帳の情報は、障害の公式な認定を示す重要な指標になります。手帳の種類を等級を明記することで、障害の程度を具体的に伝えることができます。

・障害の内容と特性

障害の具体的な内容とその特性を記述します。これには障害の影響範囲、日常生活や職場での具体的な支援や配慮が必要な点などを含めます。

・現在の状況

障害の現在の状況、例えば症状の安定性や日常生活での自立度などを記載します。

・通院の状況

定期的な通院が必要な場合は、その頻度や通院によって仕事にどのような影響があるのかを記述します。

職場でお願いしたい障害への配慮について記載する

障害に関する記載の中で、職場で必要とされる具体的な配慮についても触れることが推奨されます。例えば、車いすを使用している場合はオフィス内のバリアフリー化やデスクの高さ調整の必要性、視覚障害がある場合はパソコンの画面読み上げソフトの導入や書類の点字化、聴覚障害がある場合は手話通訳や筆談の利用可能性など職場での具体的な配慮を記載します。

障害者雇用枠で履歴書を作成する際には、これらの情報を正確かつ具体的に伝えることで、企業は応募者の障害に対する理解を深め、双方にとって最適な就労環境の構築に繋がります。

障害者雇用枠の履歴書を書くにあたり抑えておきたいポイント

障害者雇用枠での就職活動において、履歴書は自己紹介と自己アピールの重要なツールです。自身の能力と可能性を伝え、志望する企業に理解してもらうための大切な機会となります。ここで障害者雇用枠の履歴書を書く際に抑えておきたいポイントについてご紹介いたします。

障害についての説明は客観的に

障害に関する記述は、客観的かつ具体的に行うことが重要になります。障害の種類や程度、日常生活や職場で必要となる配慮などを正確に伝えることで、企業側が適切なサポートを検討しやすくなります。また障害による制限だけではなく、その障害を乗り越えてきた経験や、障害があるからこそ培ったスキルや強みについても積極的に記載しましょう。

どのようなフォローを必要としているのかを具体的に

職場での具体的な配慮や支援のニーズについて、明確に記述することが望ましいです。例えば、特定の作業環境の調整が必要である、定期的な通院のための柔軟な勤務時間が求められるなど、具体的な要望をリストアップしましょう。これにより志望先の企業は事前に適切な対応を検討することができ、スムーズな職場への適応が期待できます。

障害者雇用枠での仕事探しで相談・利用できる機関

障害者雇用枠での就職活動は多くの場合、特別な配慮やサポートが必要となります。全国には障害者の就職支援を専門的に行う機関が多数あります。これらの機関は就職活動を始める際の大きな助けとなります。

・就労移行支援事業所(就労支援サービス)

就労移行支援事業所は、一般就労を目指す方たちへの就職支援と就労後の定着支援を行っています。ネオワークス郡山では、就労に関する相談支援や自分らしく働くためのカリキュラムや長く働くためのカリキュラム、就職活動の支援など、一人ひとりに合わせて支援しています。

・精神保健福祉センター

精神保健福祉センターは、精神障害のある方々への相談支援を行う公的機関です。就職活動に関する相談だけでなく、日常生活や健康管理に関する相談にも応じています。就職に際しては、精神障害者保健福祉手帳の取得支援や、就労に向けた個別の相談、適切な就労場所の紹介など、多角的な支援を提供しています。

・障害者就業・生活支援センター

障害者就業・生活支援センターとは、全国に設置された障害のある方に向けた仕事・生活を相談や支援をする公的機関になります。特定の障害だけではなく、様々な障害のある方の支援を行っています。仕事面では職業スキルの確認・面接対策・生活面では健康管理・障害福祉サービスの手続きなどの相談に乗ってくれます。仕事や私生活の両面に不安を抱えている方向けのサービスといえます。

これらの機関は障害者雇用枠での就職活動において、応募者にとって有益な場所となります。各機関が提供するサービスを活用することで、自分に合った職場を見つけ、職業生活を送るためのサポートを受けることができます。

障害者雇用枠の履歴書をしっかりと書き自分にあった職場を見つけよう

障害者雇用枠での就職活動は、適切な準備と理解があれば今後の職業生活に向けた重要なステップとなります。履歴書はその第一歩であり、自己の能力・経験、そして障害についての理解を志望する企業に伝えるための重要なツールです。

また、障害者雇用枠での履歴書作成は、自己理解と自己表現を深めるプロセスともなります。自分自身を深く理解し、そのうえで企業に対して自分の価値をしっかりと伝えることができれば、障害者雇用枠での就職活動は成功へと近づくことができるかもしれません。

あなたのペースで希望の職種への就職を目指しませんか?

ネオワークス郡山では、「コミュニケーションが苦手…」「自分らしく働ける適性の職業はなんだろう」「無理せず長く働きたい…」などお悩みを抱えている方に向けて、就職に必要なスキルや知識を習得し、就職とその後の定着までのサポートを行っています。知識やスキルだけではなく、こころと身体のケアや工賃発生業務など、自分を認めて就職後も社会の中で自分らしく働き続けるためのサポートを行い、あなたの希望へ向けて全力でサポートいたします。

ただいまネオワークス郡山では利用者様を募集しております🌟

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次回のブログでは、履歴書の中でも一番大変な自己PRについて考えていこうと思います🍃

【福島県郡山市】障害者雇用枠とは…【就労移行】【ネオワークス郡山】

みなさんこんにちは☺

生活支援員 國分です🌟

みなさんいかがお過ごしでしょうか。暑いのが大の苦手な私はもうすでに瀕死状態です…。

さて今回は障害者雇用についてみなさんと考えていきたいと思います‼

障害者雇用枠ってなに?障害者雇用枠で就職したいけど自分は対象かな…企業で障害者雇用について考えている、などお悩みな方の参考になりましたら幸いです💕

障害者雇用とは…

障害者雇用とは、国が定める〖障害者雇用促進法〗に基づき行われる雇用のことになります。障害のある方の場合、障害のない方と同じように就職活動をしたとしても、うまくいかなかったり、就職後に症状や特性による困難を感じることがあります。もちろん全員ではありませんが、状況に悩む方も少なくはありません。

そういった悩みを解消するため、国では障害のある方の就職における選択肢のひとつとして、企業による障害者雇用の制度を整えています。

具体的には、事業主へ〖障害のある方を一定以上の比率で雇用すること〗〖合理的配慮を提供する〗などを義務付けています。

障害者雇用促進法とは…

障害者雇用促進法の正式な名称は【障害者の雇用の促進等に関する法律】です。

障害者雇用促進法の目的は、障害のある方が安定的な職業に就けるようにすることです。この目的を実現するために障害者雇用促進法ではさまざまな内容を定めています。

障害者雇用と一般雇用との違い

・募集時から障害のあることを開示して就職

・募集時は障害のあることは非開示だったが入社してから開示した

・就職後に障害のあることが分かり障害者手帳を取得した

これらはいずれも【障害者雇用】となります。

障害者雇用と一般雇用の違いで分かりやすい例は「採用をするときに就職希望者から障害があることを申告されているか、いないか」になります。

そもそも日本では「就職するときに障害があることを企業へ必ず知らせなくてはいけない」という決まりはありません。

障害をお持ちでも一般雇用での就職は可能です。しかしその場合は、障害の特性によっては、勤務時間(残業が多い)や職場の環境、業務内容などがつらくかんじてしまっても対処をお願いすることが難しくなってしまう場合もあります。

その点、障害者雇用では、雇用主と被雇用者で話し合い、合理的配慮の得やすい環境を整えやすいという特徴があります。

障害者雇用の対象となる方

障害者雇用の基となる、障害者雇用促進法の対象となる方を見ていきましょう。

・身体障害者(身体障害者手帳を持っている)

・重度身体障害者(身体障害者手帳の1級・2級を持っている)

・知的障害者(療育手帳もしくは知的障害者判定機関の判定書を持っている)

・重度知的障害者(療育手帳もしくは知的障害者判定機関の判定書を持っている)

・精神障害者(精神障害者保健福祉手帳を持ち就労が可能な状態にある)

・その他(心身に上記の機能障害があるが障害者手帳を持っていない)

※知的障害者判定機関は自治体によって異なりますが「心身障害者福祉センター」や「障害者職業センター」「児童相談所」などが挙げられます。

また【その他】の項目には、精神疾患や高次脳機能障害などがあるものの、障害者手帳を持っていない方などが当てはまります(医師の診断書や意見書により判断されることが多い)

障害者雇用率制度の対象者

障害者雇用促進法では、対象事業主へ雇用している人のうち一定の割合以上が障害のある方となるように義務付けされています。(法定雇用率)

このとき雇用義務の対象となる方を〖対象障害者〗と呼びます。

そして対象障害者に当てはまるのは以下の方になります。

・身体障害者・重度身体障害者(身体障害者手帳所持)

・知的障害者(療育手帳もしくは知的障害者判定機関の判定書を所持)

・精神障害者(精神障害者保健福祉手帳を所持し、就労が可能な状態にある)

注意点として、障害があったとしても障害者手帳を所持していない場合は対象とならないということです。

障害者雇用率制度とは

障害者雇用率制度とは、事業主(国・地方公共団体・民間企業など)は障害のある方を法定雇用率の相当する人数以上雇用しなければならないと定められている制度です。法定雇用率とは、法律上満たすべき労働者全体に対する障害のある方の割合を表したものです。

現在の法定雇用率

2024年7月現在の法定雇用率は下記の通りになります↓

・民間企業…2.5%

・国、地方公共団体…2.8%

・都道府県等の教育委員会…2.7%

つまり民間企業を例に挙げると、100人の労働者がいる場合、そのうち2.5人(2.5%)は障害のある方を雇用する義務がある、ということになります。

このことから、民間企業の場合〖常時雇用する労働者が40人以上〗の事業主は、障害のある方を1人以上雇用しなければなりません。ただし、人数の計算方法は障害の種類や程度によっても異なります。

障害の種類や程度によって計算方法が変わる

基本的には、1人を〖1〗として計算しますが、場合によっては1人を〖2〗や〖0.5〗〖0〗で計算することもあります。

具体的な例は以下の通りになります。

・重度の身体障害がある方(障害者手帳1級.2級):2

・重度の知的障害がある方(障害者手帳A区分等):2

・短時間労働者(1週間あたり所定労働時間20時間以上30時間未満):0.5

・超短時間労働者(1週間あたり所定労働時間20時間):0

条件が2つ当てはまる場合は数字をかけて計算します。

例えば、重度の身体障害のある方が短時間労働者である場合〖2×0.5=1〗となるので〖1〗で計算されます。

ただし、精神障害者の場合、短時間労働の場合であっても下記2つの条件を満たす場合は〖0.5〗ではなく特例措置として〖1〗として計算されます。

・新規雇い入れから3年以内、または精神障害者保健福祉手帳取得から3年以内

・2023年3月31日までに雇い入れられ、精神障害者保健福祉手帳を取得した場合

法定雇用率は変動する

法定雇用率は、日本で働いている労働者の数や失業者数、対象障害者の人数をもとに基準値が決まっています。

具体的には下記の計算式がもとになっています。

・法定雇用率=(対象障害者である常用労働者の数+失業している対象障害者の数)÷(常用労働者+失業者数)

※短時間労働者は1人を0.5人として計算

※重度身体障害者、重度知的障害者は1人を2人として計算(短時間重度身体障害者、重度知的障害者は1人して計算)

ずっと一定ではなく、社会の変化によって法定雇用率は変動することがあります。少なくとも5年に1度は見直しがされています。

障害者雇用納付金制度について

障害者雇用納付金制度は障害者雇用促進法に基づき、設けられている制度になります。障害者を雇用する場合、施設設備の改善や職場環境の調整などにおいて、費用が発生することがあります。(例:手すりの設置や車いすの方が使いやすいお手洗いの設置など)

そのため、障害者の雇用義務を果たしている事業主とそうでない事業主とでは、経済的負担に差が生まれてしまいます。

障害者雇用納金制度の目的は、上記のような経済的負担のバランスを取る事になります。

障害者雇用納付金の金額

常用労働者が100人を超えている事業主が、障害のある方の法定雇用率を未達成の場合、不足している人数×月額5万円の障害者雇用納付金を納める必要があります。

(常用労働者が100人以下の中小企業には納付金の支払い義務はありません)

法定雇用率未達成の事業主が納めた納付金は、法定雇用率を達成している企業へ支給する〖障害者雇用調整金〗や〖報奨金〗、その他の助成金として活用されます。

例えば、常用労働者が100人以上の事業主で、法定雇用率以上の対象障害者を雇用している場合〖障害者雇用調整金〗として1人につき月額27,000円が支給されます。

障害者雇用の助成金

障害者雇用と関係のある助成金には複数の種類があります。ここではいくつかの助成金をピックアップしてご紹介させていただきます。

各助成金には対象となる労働者や支給条件などがあります。詳しい内容は厚生労働省の公式サイトでご確認ください。

厚生労働省公式HP

特定求職者雇用開発助成金(特定就職困難者コース)

特定求職者雇用開発助成金(特定就職困難者コース)は、ハローワークや民間の職業紹介事業者からの紹介で対象労働者を雇い入れ、継続的に雇用する場合に支給されます。

トライアル雇用助成金(障害者トライアルコース)

トライアル雇用助成金(障害者トライアルコース)は、ハローワークや民間の職業紹介事業者からの紹介により、就職が困難な障害のある方を一定期間雇い入れた場合に支給されます。

目的は、障害のある方の適性や業務遂行可能性を見極め、求職者と求人者の相互理解の促進などを通し、早期就職の実現や雇用機会を作り出すことです。

支給額は1人につき、下記の通りになります。

1.対象労働者が精神障害者の場合、月額最大8万円を3ヶ月、月額最大4万円を3毛月(最大6ヶ月間)

2.1以外の場合、月額最大4万円(最長3ヶ月)

トライアル雇用助成金(障害者短時間トライアルコース)

障害者短時間トライアルコースは、障害者トライアルコースと名前が似ていますがこちらは継続雇用することを目的としています。

障害のある方を一定期間、試行的に雇用するもので雇い入れ時の週の所定就労時間(10時間以上20時間未満)を本人の体調や職場への適応状況を見つつ、同期間中に20時間以上にすることを目指します。

支給額は1人につき月額最大4万円(最長12ヶ月)になります。

障害者雇用納付金制度に基づく助成金

障害者雇用納付金制度に基づく助成金の種類としては「障害者作業施設設置等助成金」や「障害者介助等助成金」などが挙げられます。

具体的には、障害のある方を雇い入れるために、職場の環境整備や必要な介助などの措置をとった場合、その費用の一部が助成金として支給される仕組みになります。また、障害者雇用納付金制度に基づく助成金は、遠隔手話サービスや音声回線など、情報通信技術を使った事例でも支給対象となります。

キャリアアップ助成金(障害者正社員化コース)

キャリアアップ助成金(障害者正社員化コース)は下記いずれかに該当する措置を継続的におこなった場合に支給されます。

・有期雇用労働者を正規雇用労働者(多様な正社員を含む)または無期雇用労働者に転換すること

・無期雇用労働者を正規雇用労働者に転換すること

障害のある方の雇用を促進し、職場に定着して働けるようにすることを目的としています。

障害者雇用を取り巻く環境は、法定雇用率の引き上げや合理的配慮の義務化など、ここ数年で大きく変化しています。今後も変化していくことが予想されます。そのためにも常に最新の情報を把握しておくことが大切になります。

ネオワークス郡山では、利用者様の希望の職種へ就職できるよう、全力で支援しています🌟

ただいま利用者様を募集しています。

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次回のブログでは、障害者雇用枠で就職を希望している方に向けてのブログを更新予定です💛

【福島県郡山市】スケジュール管理・タスク管理が苦手な方に…【就労移行】【ネオワークス郡山】

みなさんこんにちは☺

生活支援員 國分です。

7月に入りましたね🎇毎日暑い日が続きうんざりです…

今回は、大人のADHDの方の困りごとによくある、段取り・スケジュール・タスク管理などが苦手な理由と、取り組みやすい仕事術を考えていきたいと思います。

ADHDあるある〖予定管理やタスク管理が苦手…〗

ADHDのある方は、特性により段取り・スケジュール管理・タスク管理が苦手な傾向が強いと言われています。

仕事はいくつもの業務が同時に進められています。例えば…

・社内の会議

・取引先との連絡調整や交渉

・電話連絡

・事務作業

・トラブル対応

などさまざまな業務があります。これはほんの一例になりますが、こういった業務を円滑に進めるために報連相や予定・計画修正を適時行いながら仕事を進めていきます。こういったやるべきこと・やらないと取引先やお客様に迷惑がかかってしまうものがいくつかありますが、どれを優先して進めていけばよいのか判断することが難しい傾向があるのがADHDの特性になります。

スケジュールなど、やるべきことはあるが、やりたいこと・自身の興味があるものを優先しがちで、興味がないけど進める必要がある作業を後回し・先延ばしにしてしまいがちです。

優先的に進める必要がある作業を後回しにし、自身のやりたい業務に没頭し終戦度や納期の差し迫っている業務が全く進んでいない…という状況になってしまうことが見受けられます。

段取り・スケジュール管理・タスク管理が苦手な理由

ADHDのある方の特性として

・衝動的

・夢中になると周囲が見えなくなる

・時間の管理が苦手

・忘れっぽい

・なかなかやる気がでない

・片付けが苦手

・不注意

などが挙げられますが、仕事の段取り・スケジュール管理・タスク管理が苦手な理由としては大きく2つ考えられます。

〖衝動性〗

・待つのが苦手で衝動的

・すぐに結果が欲しい

・よく考えずに大きな決断をする

・退屈が苦手

などがあります。退屈な会議の場や作業が苦手で強い眠気が生じるなんてこともあります。また、待つことが苦手で、結果や報酬などはすぐに欲しいといった傾向が強く、忍耐力や精神力が求められることや作業を先延ばしにしてしまい、結果として自身の実力を発揮しきれない状況になってしまうことも珍しくありません。

〖ワーキングメモリの弱さ〗

頭に入ってきた情報を記憶しておいたり、削除したり、そういった整理する力をワーキングメモリと言います。ワーキングメモリが弱いと、情報の整理がうまくいかずに適切な判断をすることがしづらくなります。

・ワーキングメモリの弱みと衝動性により、スケジュール通りに動けない

・先を見通すことが苦手

といったことが困りごとに繋がると考えられます。

仕事がしやすくなる対処法

①納期の確認をおこなう

納期の確認を細かくしましょう。明日の夕方でいいよ!と言われてもはっきりと納期の確認をしていないので危険です。相手の夕方が何時を指しているのかわかりません。

夕方とは17時ごろでよろしいでしょうか?→16時までだと助かるかな…→わかりました。明日16時頃までに終わらせます。

などのように何時までなのかを確認しましょう。また最後に復唱することも大切になります。

②TODOを付箋などに書き出し見える化

TODO(やる事・納期)を付箋に書き、ノートやPCなど目に入る場所に貼っておくなど見える化も大切な対策になります。

・納期が近いものから順になるようにする

・終わったら捨てる

こういったシンプルなルールを設けてやってみると良いと思います。気合をいれてルールを細かくしすぎたり、完璧を目指し過ぎると長続きしにくいです。ルールは少なく、できる範囲で設定しましょう。

③優先順位の判断がつかない時に周囲に相談する【型】を作っておく

ADHDのある方で時々あるのが、周囲にどう相談・報告したらいいかわからない…といったものです。なので、優先順位が分からない時に、上司や同僚に相談する【型】を最初に作っておきましょう。

「取引先に迷惑をかけないよう、今やるべきことの優先順位を改めて確認させていただきたいのですがよろしいでしょうか」など相談する【型】を作っておくと相談・報告するハードルを下げられるかもしれません。

④5分悩んで分からなければ周囲に相談する

ノートやメモを見返したうえで5分考えても分からなければ相談する

など簡単なルールを決めておき、それを過ぎたら上記の【型】で相談してみるという流れが良いのではないでしょうか。

相談が終わった際に、やる事が整理されました。ありがとうございます‼などしっかり感謝を伝え、また相談に乗ってもいいなと思ってもらえる対応を心がけましょう。

⑤便利グッズに頼ってみる

インターネットで「ADHD グッズ」などで検索してみると、管理しやすいノートなどグッズがたくさん見つかります。そういった便利なツールを試してみることも大切です。

最後に…

就労移行支援などの機関い相談してみることもおすすめです。ネオワークス郡山では、自分らしく働くためのカリキュラムや長く働くためのカリキュラムなど、利用者様一人ひとりに合わせて提供しています。ビジネスマナーやコミュニケーション能力、対人トレーニングなど、講義だけではなく実践も大切にしています。実践することで、対応力を高めていくことができます。

苦手と向き合っていくだけではなく、強みをのばして希望の職種へ歩んでいけるように支援いたします。

ただいまネオワークス郡山では、利用者様を募集しています🌟

相談・見学・体験随時受付中です😍

お気軽にお問い合わせください🎈

【福島県郡山市】🌟ネオワークス郡山のご紹介🌟【就労移行】

みなさんこんにちは☺

生活支援員 國分です🌹

前回のブログでは、就労移行支援の利用の流れや利用料金などをご紹介させていただきました。今回は、ネオワークス郡山のカリキュラム内容や特徴をご紹介させていただきます😍

PC訓練では、eラーニングを用いて取り組んでいただきます。1人1台PCを使用してWordやExcel、PowerPointなどの実用的なスキルを身につけていただきます。

基礎から応用まで、1000以上の項目があり自分に必要だと思う項目を各自で取り組んでいきます。ペーパーレス化の時代に対応できるようにみなさんに提供させていただく訓練となっています。

eラーニングの中には認知行動療法やビジネスマナーに関する動画や生活習慣トレーニングなども行うことができます。

ベーシックトレーニング(軽作業訓練)では、集中力や注意力、作業効率を考える力など、働く上で必要な力を向上させる訓練となります。検品や仕分け、軽量など製造などで活かせる訓練はもちろん、データ入力や商品探しなど事務職をご希望の方もできる訓練もご用意しております。

 

就職に向けてスキルUPすることはもちろんですが、こころと身体のケアも大事にしています。ネオワークス郡山には心理カウンセラー・疲労回復インストラクターが常駐しています。お悩み相談や話をきいてほしい…や簡単なストレッチなどを行うことができます。

自己理解や自己管理能力、コミュニケーション能力・感情コントロール法など自分らしく働くためのカリキュラムを様々なかたちで提供しています。例えば、疲労回復インストラクターによる生活リズム改善や自己理解を深めていき、自分がどのような環境で配慮を得られれば働いていけるかなどを職員と一緒に考えていったり、自己管理能力では身の回りのことや自身の考え方などを学んで実践していく時間となってます。また職業適性検査や職業興味診断なども導入し、就職への選択肢を増やしていけるような支援も行っております。

ビジネスマナーや対人トレーニング・KYT(危険予知トレーニング)、長く働くための心構えの講義など就労経験豊富な職員によるカリキュラムをご用意しています。また就職活動に向けて、応募書類の書き方から添削や面接練習なども徹底的に行います。面接練習では、企業で面接官を経験したことがある職員による採用される面接のコツや言葉選びなどを伝授いたします。就職後の定着支援にもち力を入れており、6ヶ月以降もご本人様が望むまで支援いたします。

その他にもネオワークス郡山では、駐車場・昼食の無料提供や工賃発生業務、在宅訓練ご希望の場合のPC貸出も可能になります。また当事業所には、製造・事務で一社に20年以上勤めた職員が在籍しています。福祉職の経験がある職員も在籍しそれぞれに経験の豊富な職員がいます。

以上がネオワークス郡山の主な特徴になります🌟

ネオワークス郡山では、利用者様を募集しています😁

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【福島県郡山市】就労移行支援を利用する時に…【就労移行】【ネオワークス郡山【ネオワークス郡山

みなさんこんにちは☺

生活支援員 國分です。前回のブログでは、就労移行について少しご紹介させていただきました。今回は就労移行支援を利用するまでの流れなどをご紹介したいと思います。

移行支援のご利用を悩まれている方の参考になれば幸いです😁

就労移行支援を利用するまでの手続き

①就労移行支援事業所を探す

お住まいの地域の役所にある障害福祉課等に相談をするか、ネット環境を用いてご自身で探すことなどたくさんの方法があります。その際にご自身で通える範囲内で検索しましょう‼

②就労支援事業所へ見学にいく

就労移行支援事業所を検索し、実際に事業所に見学に行きましょう。事業所内の雰囲気やプログラム内容、他の利用者の方様子などWEB上だけでは判断しきれないものを実際に見学に行くことによって利用後のミスマッチを防ぐための判断材料になります。ネオワークス郡山では、見学後に体験をおすすめさせていただく場合がございます。見学だけではわからない部分を1から3日体験することでよりわかっていただけたらと思っております。その際は利用中と同様、昼食無料サービスなども実施しています。

③事業所の比較検討を行い、利用先を決める

利用を検討する事業所が複数ある場合には、各事業所の比較を行います。その際には②での印象をもとにしたり、特定の障害に特化した事業所、どんな職種に強いかなどさまざまな事業所ごとの特性もあるので、目的に沿って事業所を選ぶこともおすすめです。

④障害福祉サービス受給者証を申請する

利用したい就労移行支援事業所や利用時期が決まったら、お住まいの行政窓口や担当相談員の方に利用したい旨を伝えて、必要書類を用意してから申請を行います。またネオワークス郡山では申請のお手伝いをすることも可能になります。受給者証発行までに数週間から1ヶ月かかる場合があります。

⑤利用契約

障害福祉サービス受給者証の発行が行われた後に、利用する就労移行支援事業所と利用契約を行います。

⑥就労移行支援の利用開始

就労移行支援事業所の職員が【個別支援計画】を作成します。支援計画に則りながら、就職を目指してカリキュラムを行います。

就労移行支援の利用料(費用)

就労移行支援の利用料(費用)は、前年の世帯収入によって利用料が発生する場合があります。就労移行支援の利用料が発生する場合、利用したサービス量(利用単価×利用回数)によって決まります。ただし、前年の世帯収入に応じてひと月あたりの負担上限月額が定められています。

世帯の収入状況 負担上限月額
生活保護 生活保護受給世帯 0円
低所得 市町村民税非課税世帯(※1) 0円
一般1 市町村民課税世帯(所得割16万円(※2)未満) 9,300円
※入所施設利用者(20歳以上)、GH利用者を除く(※3)
一般2 上記以外 37,200円

※1 3人世帯で障害基礎年金1級受給の場合、収入が概ね300万円以下の世帯が対象となります。

※2 収入が概ね670万以下の世帯が対象になります。

※3 入所施設利用者(20歳以上)、GH利用者は市町村民税課税世帯の場合【一般2】となります。

※その他条件によって減免があるので、各行政に確認してください。

また、利用回数に関わらず、負担上限月額以上の負担は発生しません。ここでいう世帯収入とは【本人と配偶者】の収入の合計であり、親の収入は換算されません。なお、利用料(費用)につきましては、お住まいの自治体が決めるため上記はあくまでも目安となります。予めご了承ください。

交通費について

就労移行支援事業所に通うのにかかる交通費は、原則として自己負担となります。ただし、一部の自治体では一定の基準を満たす場合に、交通費の助成対象となることがあります。また、障害者手帳を取得している場合、交通費の割引が受けられることもあります。交通費の助成金などの詳細についてはお近くの自治体へ確認してみましょう。ネオワークス郡山では、駐車場・駐輪場を無料で提供しています。車や自転車での通所をご検討されている方はお気軽にお問い合わせください。

就労移行支援の工賃(給料)について

原則として工賃や給料の支給はありません。就労移行支援事業所は、障害がある方が一般企業で働くことを目指し、そのサポートをする場所になります。そのため原則として工賃や給料の支給はありません。また、ネオワークス郡山では、工賃発生業務を導入しています。PCで行うリスト作成やDM代行などがメインになります。自身の頑張り次第で月最大1万円程度の工賃になる予定となっています。必ずやらなければならない業務ではなく、ご希望者のみとなります。

今回は就労移行支援事業所の利用についてご紹介させていただきました。

次回のブログでは、ネオワークス郡山でのカリキュラム内容をお伝えさせていただければと思います!(^^)!

現在、ネオワークス郡山では利用者様を募集しています🌟

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【福島県郡山市】就労移行とは…改めて考えてみましょう‼【就労移行】【ネオワークス郡山】

みなさんこんにちは☺

生活支援員 國分です。事業所が開所して3ヶ月が経ちました。

今回は改めて就労移行とは…考えてみたいと思います。

就労移行に興味がある、就労移行を利用したいと考えている方のお役に立ちましたら幸いです🌟

就労移行とは…

障害のある方の社会参加をサポートする、国の支援制度で障害者総合支援法という法律があります。就労移行支援は、障害者総合支援法に基づく就労支援サービスの1つになります。一般企業への就職を目指す障がいのある方(65歳未満)を対象に就職に必要な知識やスキル向上のためのサポートを行います。就労移行支援事業所では、学校のように通いながら就職に向けたサポートを受けることができる場所になります。当事業所では、予備校と思っていただくことが多いです。個別の支援計画に沿って、他の利用者の方と一緒に就職に役立つ知識や必要なスキルを学ぶこと、就職の準備をすること、職員に就職や体調に関する相談をすることなど、必要なサポートを受けることができます。

就労移行支援と就労継続支援の違い

障害者総合支援法に定められた、障がいのある方の「働く」をサポートする福祉サービスには【就労移行支援】と【就労継続支援】の2つの枠組みがあります。

就労移行支援は、一般企業への就職を目指す障がいのある方を対象に必要な知識やスキル向上のためのサポートを行います。

就労継続支援は、一般企業への就職が困難な方へ働く機会を提供するサービスです。就労継続支援には、対象者や支援内容により就労継続支援A型(雇用型)と就労継続支援B型(非雇用型)の2つの枠組みがあります。

就労移行支援の利用期間

就労移行支援を利用できる期間は原則2年間です。この2年間の中で、就職するためのスキルを身につけたり、自分にあった仕事や職場を見つけていきます。ご本人と職員が相談しながら目標に向けて一緒に課題に向き合い、就労を目指していきます。

就労移行支援の対象者や利用条件

・身体障害、知的障害(知的発達症)、精神障害、発達障害、難病のある方(※1)

・18歳以上65歳未満の方(※2)

・一般企業などへの就職したいと考えている方/休職中の方(※3)

(※1)難病のある方について:障害福祉サービスなどの対象となるもの(就労移行支援も含む)は366疾病(令和3年11月時点)です。

(※2)65歳に達する前5年間障害福祉サービスを利用された方で、65歳に達する前日において就労移行支援を利用されていた方は引き続き利用することは可能です。また18歳未満の方でも、児童相談所長や自治体の判断によっては利用を認められる場合もあります。

(※3)休職中の方においては、一定の条件を満たされた場合にのみ利用が可能になります。

就労移行支援は障害者手帳なしでも利用できる?

障害者手帳をお持ちでない方でも、医師の診断や定期的な通院があれば、自治体の判断により利用ができる場合があります。

障害者手帳を取得することのメリット

・障害者雇用求人への応募が可能になる

・さまざまなサービスを受けられる(※)

〖医療費の助成/公共施設の割引/電車やバスなどの公共機関の割引/所得税や住民税の障害者控除/軽自動車税の減免〗など

※障害者手帳の種類や等級、お住まいの自治体などにより受けることができるサービスは異なります。

就労移行支援を利用するには障害福祉サービス受給者証が必要

就労移行支援を利用したいと思った時に、まず「障害福祉サービス受給者証」が必要となります。障害福祉サービス受給者証というのは、簡単にいうと障害福祉サービス(就労移行支援を含む)を受けることが認められた証明書のようなものになります。障害福祉サービス受給者証の発行にはお住まいの自治体で手続きを行う必要があります。

就労移行支援はどんな人が利用できるの?

一例として、下記の障害がある方が利用できます(障害福祉サービス受給者証が発行された場合)

精神障害〔うつ病・適応障害(適応反応症)・双極性障害(双極症)・統合失調症・全般性不安障害(全般不安症)・てんかん・依存症・パニック障害(パニック症)〕など

発達障害〔ADHD(注意欠如多動症)・ASD(自閉症スペクトラム症)・LD/SLD(限局性学習症)〕など

身体障害〔聴覚障害・視覚障害・肢体不自由・内部障害(免疫既往障害を含む)〕など

知的障害(知的発達症)

難病〔多発性硬化症・クローン病・潰瘍性大腸炎・もやもや病・パーキンソン病・骨形成不全症〕など

このほかにもさまざまな障害のある方がご利用いただけます。

休職中の利用について

休職中の方でも就労移行支援の利用が認められる場合があります。ただし、条件があり下記3つの項目すべてを満たす必要があります。最終的に自治体が就労移行支援の利用可否について判断します。

①当該休職者を雇用する企業、地域における就労支援機関や医療機関等による復職支援(例:リワーク支援)の実施が見込めない場合、または困難である場合

②休職中の障害者本人が復職を希望し、企業及び主治医が復職に関する支援を受けることにより復職することが適当と判断している場合

③休職中の障害者にとって、就労系障害福祉サービスを実施することにより、より効果的かつ確実に復職に繋げることが可能であると市区町村が判断した場合

就労移行支援の対象者まとめ

就労移行支援は、一般企業などで働きたいと思う障害のある方が対象となります。障害者手帳がなくても、医師の診断や定期的な通院があれば、自治体の判断によっては使える場合もあります。就労移行支援を利用してみたいけど自分が対象になるかわからないという方はお気軽にお問い合わせください!(^^)!

今回はここまで☺

次回は、就労移行支援の利用手続きや利用料金などについてご紹介させていただければと思います🌟

ネオワークス郡山では、現在利用者の方を募集しています☺

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【福島県郡山市】集中力を高めるために…【就労移行】【ネオワークス郡山】

みなさんこんにちは☺

生活支援員 國分です。

6月も最終週に入りました‼まもなく7月突入です‼1年の半分も過ぎてしまっていることに😲びっくりです。

さて、みなさんは集中力はありますか?改めて考えると難しいかもしれません。

今回は集中力が続かなくて困っている方に向けて集中力の向上や維持にオススメなマインドフルネスのお話をさせていただきたいと思います。

特に注意欠如多動性障害(ADHD)のある方は仕事や生活の中で集中力が切れてしまい困っている…なんてことがあるかもしれません。

集中力が持続しないことや気になることがあり注意を向けないといけないことに注意を向けることができずに困ってしまったり、それによりミスしてしまうことで自信を失ったりさらにはミスが原因でストレスになって心身に影響が出てしまったりすることもあります。

そのようなことを減らすために、自己理解や集中力を向上させたり維持するような対策を考える必要があります。

ADHDとは…

ADHDは〖注意欠陥多動性障害〗と言われ、【多動】【不注意】【衝動性】が主な特性とされている発達障害の1つです。

特性(特徴)は以下に挙げられます。

多動性…「動きが多くなる」特性で、じっとしていることができない・多弁になるなどが挙げられます。そのため、そわそわと落ち着きがなく貧乏ゆすりをしたり、社内を行ったり来たりすることや周囲の環境が気になり、業務に集中できず、他の事に興味が移ってしまうことがあります。

衝動性…先の見通しを持った計画的な行動ではなく、思いつきで行動してしまう傾向が見受けられます。さまざまな背景を踏まえ、頭で計画を立て実行することに苦手を感じ自分の意見や思いついたことを唐突に話し出すことがあります。そのため人の話を最後まで聞けない、取捨選択が早すぎて後々後悔してしまう…ということが起こる傾向が見受けられます。

上記は大まかな特性になります。さらに「不注意優勢型」「多動・衝動性優勢型」「混合型」に分類されることがあります。上記の特性は困りごとを想定しお伝えしました。場面や環境により特性がポジティブな役割を果たすこともあります。ADHDのある方は物事を進める力、推進力があり、進めていく中でもいろいろなアイディアを思いつくことで、建設的な仕事ができる可能性があります。会議中も沈黙に臆することなく発言してくれることで、周囲の人も意見を出しやすくなる、さらに職場内でも明るくふるまうことができる性格なら、業務以外でもムードメーカーな存在にもなります。

集中力に効果的なマインドフルネスとは…

人間は何も考えていない、ぼーっとしているときにも脳は使われています。海外の研究では1日に人間が選択をする回数は35,000回、脳が1日に消費するカロリーは400キロカロリーと言われています。これは1日に人間が消費するカロリーの約2割に相当します。そのため、私たちは意識的に瞑想を取り入れ、負担のかかっていた脳を軽くする、脳内をすっきりさせることで、集中力の向上、維持することができるかもしれません。

まず、前提としてマインドフルネスと瞑想は同様の意味でつかわれることが多いですが、瞑想は穏やかな気持ちになること、マインドフルネスはストレスを軽減し、自身の能力を発揮・仕事の効率化を目的としているという違いが挙げられます。しかしどちらも共通の目的や効果があるので、これから始めるのにそれほど気にしなくてよい点かもしれません。

そしてマインドフルネス(瞑想)は「無」の状態を目指すことではなく、「余計なことを考えていない状態」のことを指しています。「余計なことを考えていない状態」とは、好きなことに没頭し時間も忘れ、それだけのことを考えている状態です。

次にどのような種類があるのかご紹介させていただきたいと思います。

静座瞑想

1.静かな環境で、背筋を伸ばして座る

自身が落ち着ける環境で行うのが効果的になります。落ち着ける環境があれば完全に無音や自室でなくても問題ありません。背もたれによりかからず正しい姿勢を心掛けましょう。

2.自身の「呼吸」に意識を向け深い呼吸を続ける

いつもの呼吸の感覚を長くしていき、身体の隅々まで空気を巡らせることを意識します。イメージが付かない方は空気を吸い込んだり吐いたりする際のお腹や肺が膨らんだりもとに戻ったりすることに意識を向けます。

3.余計なことを考えず「今」に意識を向ける

先ほどお伝えした通り、脳はぼーっとしている時でも何かを考えています。特に「過去」や「未来」のことを考えてしまうことが多くなってしまいがちなので「何も考えていない状態」または「今」瞑想している状態、「呼吸」に注意を向けることで「余計なことを考えない状態」が作られます。

4.時間はアラームで

瞑想は予め決めた時間で終わらせます。その理由は時間への意識も「余計なこと」になるからです。「あと何分くらいかな」「今どれくらい時間がたったのかな」など考えずに済むようアラームを活用すると効果的になると思います。

会社の休憩スペースなどでもできるマインドフルネス(瞑想)です。これにストレッチを合わせ、呼吸だけではなく身体を動かすときに感じる動きに意識を向けても良いでしょう。仕事中の無意識な緊張や体のコリにも有効になります。

ムーブメント瞑想(歩行瞑想)

1.歩くルートを決めておく

先ほど時間も余計なこととお伝えしました。この瞑想は体を動かしながら行うので「余計なこと」を考えてしまいやすいです。そのため、ルートを決めておきましょう。通勤ルートやジムのランニングマシンなどが良いかもしれません。

2.足裏や呼吸の感覚に注意を向ける

歩いた時の足裏の重心移動や足裏と地面が触れている感覚、「かかと」から地面を踏み「つま先」から離れる感覚や踏みしめが起こっているのかなどに意識を向けましょう。呼吸は歩行に合わせてで構いません。頭の中で楽な呼吸と歩くスピードで実践してみましょう。

森林浴

これはマインドフルネス(瞑想)と合わせることでより効果的であったり、マインドフルネス(瞑想)が難しく感じる方に対しても有効になります。さらにその環境に身を置くだけで効果があります‼何よりも手軽に行えます。

森林浴をすることで

・体の防衛機構である自然免疫細胞の活性化

・ストレスホルモンの軽減

・副交感神経の活性化

の効果が得られると環境省のHPに記載があります。

マインドフルネス(瞑想)は続ける、練習することで効果を感じやすくなります。5分の小休憩でも実践することができます。最初から難しく考える必要はありません。気が散ってしまっても、そのたびに意識を「呼吸」に戻せば大丈夫です。マインドフルネス(瞑想)は人により合わない方もいらっしゃいます。心配な方は医師に相談してみましょう。

まとめ

今回はマインドフルネス(瞑想)についてご紹介させていただきました。ネオワークス郡山では、マインドフルネス(瞑想)以外にも、自分自身にあうセルフケア方法を見つけるサポートを行っています。さまざまな環境下で過ごす私たちは、ストレスを日々受けています。それを対処していく方法を身につける必要もあります。さまざまなセルフケアを複数見つけておくことで、組み合わせりその場に応じたものを選び対応ができるようになります。

ネオワークス郡山では、現在利用者様を募集しております🌟

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【福島県郡山市】大人のアスペルガー症候群とは…【就労移行】【ネオワークス郡山】

皆さんこんにちは☀

生活支援員 國分です☺

6月も中旬になってきました。そして日に日に暑さが増してきましたね…

私は暑いのが大の苦手なのでとっても嫌な季節です😢

さて、ここで6月に開催されるイベントのご紹介を少しさせていただきたいと思います‼

6月21日(金)

〖就労移行インフォメーションミーティング〗が郡山市総合福祉センターで開催されます👏

郡山市・須賀川市の就労移行支援事業所が集まり、合同説明会・相談会を実施いたします🌟

参加無料でどなたでもご自由に出入りができます。就労移行ってなに?各事業所の特徴が知りたい‼などなど、様々な疑問にもお答えいたします☺

ぜひ興味のある方、ご参加いただければと思います🌟

さて今回は大人のアスペルガー症候群について皆さんと学んでいきたいと思います。

日々生活していく中でこのようなお悩みがある方はいらっっしゃいますか?

・仕事でコミュニケーションがうまくいかない

・相手の説明が理解できない

・急な予定変更があるとパニックになってしまう   など

そのお悩みは、もしかしたら〖アスペルガー症候群〗に関連しているかもしれません。

アスペルガー症候群は〖コミュニケーションが苦手で、対人関係を築くことが難しい〗〖拘りがあり柔軟に対応することが苦手〗を特徴とした発達障害の1種になります。※以前は言葉や知的の発達に遅れがない場合【アスペルガー症候群】という名称が用いられていました。しかしアメリカ精神医学会発刊の「DSM-5」において自閉的特徴を持つ疾患が統合され、2022年発刊の「DSM-5-TR」では、自閉スペクトラム症という診断名となりました。成人の方の中には、旧診断名【アスペルガー症候群】と診断された方もいらっしゃるため、今回はアスペルガー症候群の名称を使用しています。

今回は、アスペルガー症候群の特徴・仕事への工夫などを考えていきたいと思います。

アスペルガー症候群とは…

アスペルガー症候群とは以前の診断名に使われたもので、現在は【ASD(自閉症スペクトラム症)】と呼ばれています。

主な特徴は

・コミュニケーション及び対人関係における障害

他人との適切なコミュニケーションを取ることが苦手、対人関係を築くことが難しいなど

・反復的な行動、興味・同一性へのこだわり

特定の対象への強い没頭・反復的な行動や同一性へのこだわりがあり、柔軟に対応することが難しいなど

が挙げられます。

ASD(自閉症スペクトラム症)について

アスペルガー症候群という診断名は「広汎性発達障害(PDD)」の中の1つとして位置づけられていましたが、DSM-5に改訂後「アスペルガー症候群」「自閉症」「特定不能の広汎性発達障害」をまとめて【ASD(自閉症スペクトラム症)】と総称されることになりました。それに伴い「レット障害」「小児期崩壊性障害」は除外されています。

その背景は「自閉症」「アスペルガー症候群」「広汎性発達障害」においては共通の特性が見受けられることから集合体(スペクトラム)として考えるようになったことにあります。同じASD(自閉症スペクトラム症)でも、特性の中身はそれぞれ異なります。その人の特性を理解した上で、その人に合わせた治療・支援をしていこうということで【ASD(自閉症スペクトラム症)】に総称されています。

大人になってから初めて診断される〖アスペルガー症候群〗

アスペルガー症候群は知的障害(知的発達症)を伴わない発達障害になります。

子供の頃や学生時代では、生活においての問題や困りごとが目立ちにくいため受診に至らないまま過ごす場合があります。しかし、大人になり仕事を始めると、人との多様な関わり方や臨機応変な対応が求められることが多くなり、その場に合わせたコミュニケーションが難しく、対人関係の困りごとが出やすくなってしまいます。そのような出来事をきっかえに病院で受診される方もいます。

アスペルガー症候群に見受けられる特徴

アスペルガー症候群(ASD/自閉スペクトラム症)の主な特徴は「コミュニケーション及び対人関係における障害」と「反復的な行動、興味・同一性へのこだわり」の2つが挙げられます。では具体的にどのような特徴があるか、アスペルガー症候群(ASD/自閉スペクトラム症)における特徴の一例をご紹介します。

コミュニケーション及び対人関係における障害

・相手の気持ちや意図を想像するのが苦手

・その場の雰囲気に沿った発言や空気を読むことが難しい

・曖昧な説明や指示を理解することが苦手

・非言語コミュニケーション(視線・身振り・表情など)の理解が難しい

・相手の発言をそのまま受け取ってしまう(冗談なのか区別しにくい)

・人の話に共感しにくいことが多い

・他人への興味が薄く、1人で過ごすのが好き   など

反復性の行動と興味、同一性へのこだわり

・決められた手順やルールにへのこだわり

・急な変更や予定外があるとパニックになってしまう

・臨機応変な対応が苦手

・特定の対象への強い没頭

・感覚過敏もしくは感覚鈍麻

・同じような動作を繰り返す

・興味のないものは関心が持ちにくい    など

アスペルガー症候群の併存性

アスペルガー症候群(ASD/自閉スペクトラム症)以外の症状と併存することがあります。例えばADHD(注意欠如多動症)などが併存する場合があります。また、精神疾患であるうつ病や不安症が併存することもあります。

アスペルガー症候群の二次障害

対人関係における困りごとが続くことにより、外界との接触を怖がるようになり、その影響で不登校や引きこもりなどの二次障害が発症する場合があります。そのため、二次障害を防ぐために現在の困りごとを早期に解決することが大切になります。

アスペルガー症候群の原因

アスペルガー症候群(ASD/自閉スペクトラム症)は、器質的な脳機能障害とされていますが、まだその原因が解明されていません。少なくとも親の育て方や本人の性格が原因ではないことはわかっています。

治療法

そのものを完治する治療法はなく、アスペルガー症候群(ASD/自閉スペクトラム症)の特性によって生じる困りごとを少しでも軽減させるようにします。カウンセリングなどを通じて、自分の特性に対する理解や自分にあった対処法、環境調整などを中心に行うことが多いです。(生活に支障をきたしている場合には、薬物治療が検討されることもあります)

アスペルガー症候群かもと思った時…

アスペルガー症候群(ASD/自閉スペクトラム症)かもと思った時、この先の不安や戸惑いを感じるかもしれません。しかし、アスペルガー症候群(ASD/自閉スペクトラム症)における困りごとは対処法や環境調整によって解決できることもあります。自分の特性を理解すること、それから自分にあう環境を調整することで、より自分らしく生きるための大切な要素となります。

ではどのような点に気を付けて対応していけばいいのか考えていきます。

困りごとは特性と環境の相互作用によって起きる

アスペルガー症候群(ASD/自閉スペクトラム症)における困りごとは、本人の特性と環境の相互作用によって起きています。

本人の特性に合わない環境では、不適応が起こりやすくなり、生きづらさを感じやすくなりますが、一方で本人の特性にあう環境に身を置くと、不適応の部分が小さくなり、生きやすさにもつながっていきます。

例えば、決められた手順のこだわるという特性がある場合、その環境が「柔軟に対応が求められる仕事」の際、急な変更が起きる度、困りごとが起きるかもしれません。一方で「マニュアルがある仕事」であれば、安心して仕事に取組みやすくなる可能性が上がります。つまり、アスペルガー症候群(ASD/自閉スペクトラム症)の特性があるとしても、環境によって困りごとが大きくなってしまう場合もあれば、困りごとが小さくなる場合もあります。

そのため、自分の特性をしっかりと理解すること、そのうえで自分に合う環境とはどういったものなのかを見極めることが、自分らしい人生の第一歩に繋がります。

得意なことに目を向ける

アスペルガー症候群(ASD/自閉スペクトラム症)の特徴で不得意なものに目を向けてしまいがちですが、それは見方を変えると「強み」にもなります。

例えば、「集団に合わせた行動」や「柔軟に対応する 」ことは不得意ですが、そのことを言い換えると〖一人でいること〗や〖決められた手順を守る〗という強みになります。その場合、1人でコツコツと定例業務に取り組むような環境であれば、その人の得意を活かしやすくなります。

障害の有無に関わらず、どんな人にも得意・不得意を持っています。そのため、自分の得意なことに目を向けその得意なことが活かせること、不得意な部分はカバーできる環境を整えていくことで、より自分の特性を活かし、自分らしく働くことに繋がります。

アスペルガー症候群のある方の特徴を活かした仕事事例

*事例1*

〖特性〗

決められた手順で進めることは得意だが、柔軟に対応することが苦手

〖困りごと〗

飲食店のキッチンスタッフとして働いていたとき、店長から「店内の様子を見てホールに入ってほしい」と指示を受けたが、どのタイミングでホールに入ればよいか分からず困ってしまった。結局ホール・キッチンを並行しながら働くことが難しく、短期で離職することになった。

〖働くために〗

自分にあう対処法を見つけるために自己理解や企業実習などを就労移行支援を利用し行う。その結果「指示の仕方による工夫」「手順通りに進められるもの」であれば働きやすくなることがわかった。

〖結果〗

「細かい指示パターンやマニュアルが用意されている」会社を探しながら就職活動を行い、 「マニュアル通りに進める」ことが求められる工場へ就職し長く働き続けることができた。

*事例2*

〖特性〗

人と関わる仕事をしたいと考えているが、相手の気持ちを考えることが難しく悩んでいる状態。

〖困りごと〗

人と仲良くなりたい気持ちはあるが、なぜかコミュニケーションエラー(人を怒らせてしまうなど)が多くどうしたら良いのかわからない状態。

〖働くために〗

場面に応じた対応の仕方やコミュニケーション方法を身につけ実践してきた。

〖結果〗

事前に対処の仕方・事例を知ることでほぼカバーできる雑貨店の販売職に就職。以前よりも会話の流れや話している人の表情から言いたいことを読み取れるようになり、接客にやりがいを感じながら働くことができている。

まとめ

アスペルガー症候群(ASD/自閉スペクトラム症)は「コミュニケーション及び対人関係における障害」と「反復的な行動、興味・同一性へのこだわり」を特徴とした発達障害の1種になります。

アスペルガー症候群(ASD/自閉スペクトラム症)における困りごとは本人の特性と環境の相互作用によって起きています。環境によっては困りごとが大きくなることもあれば、小さくなることもあります。

そのため、自分の特性を理解し自分に合う環境を整えることが、より自分らしい人生になる可能性があります。一人で解決することが難しい場合は支援機関や病院などへ頼ってみましょう。

ネオワークス郡山では、「自分らしく社会に繋がる」「自分らしく働く」をサポートしています。「自分の合う仕事を見つけたい」「自分の特性を理解した上で働きたい」「特性からくる仕事の困りごとを減らしたい」などがあれば、ぜひご相談ください。

🌟ネオワークス郡山ではただいま利用者様を募集しております🌟

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お気軽にお問い合わせください🎈

【福島県郡山市】発達障害のグレーゾーンとは…【就労移行】【ネオワークス郡山】

 

みなさんこんにちは☺

生活支援員 國分です。

今回は、大人の発達障害や発達障害のグレーゾーンなどについてみなさんと学んでいきたいと思います🌟

発達障害の診断基準を満たしていないが、発達障害の傾向がみられる状態を〖発達障害のグレーゾーン〗と呼ばれています。このような状態にある人は、仕事をすることに困難さを感じつつも、発達障害の診断を受けていないことから、活用できる支援や制度が限られています。そのため、どう対処したらいいのか…相談先がわからない…といった悩みを抱えてしまう場合もあります。

仕事での困りごとを減らすためには、自分の特性を把握して対処法を考えること、また発達障害診断を受けていなくても利用できる就労支援機関を知ることが大切です。

発達障害のグレーゾーンとは…

発達障害のグレーゾーンとは、発達障害の傾向があるが診断基準を満たしていない状態の方に対して使われる言葉です。正式な医学用語ではありませんが、一般的に用いられることがあります。そもそも、発達障害には国際的に定められた診断基準があります。発達障害は精神科や心療内科などで問診や検査などを行い、その結果と診断基準を照らし合わせて診断されます。

診断基準には、「どのような特性が表れているのか」「何歳くらいから特性が表れているのか」「社会生活においてどれだけの困りごとがあるのか」などの観点からいくつかの項目が設定されています。また、発達障害は生まれつきの脳機能による障害になります。現在の困りごとだけではなく、子供の頃の様子も重要な情報になります。それらの情報を踏まえて医師が診断をしますが、診断に必要な基準を満たさない際に「発達障害のグレーゾーン」という場合があります。

発達障害と診断されずに〖グレーゾーン〗だった場合も、特性による困りごとを抱えていることもあります。大人の場合、「仕事での困りごとが続き、どのように対処したらいいかわからない…」などの悩みが多く見受けられるため、発達障害の診断を受けた場合と同様に環境調整などの工夫が必要になります。

発達障害とは…

発達障害は、大きく分けて3つの種類があります。

・ASD(自閉スペクトラム症)

「対人関係や社会的コミュニケーションの困難」と 「特定のものや行動における反復性やこだわり、感覚の過敏さまたは鈍麻さ」などの特性が幼少期から見受けられ、日常生活に困難を生じる発達障害の1つです。知的障害(知的発達症)を伴うこともあります。幼少期に気付かれることが多いと言われていますが、症状の表れ方には個人差があるため、就学期以降や成人期になってから社会生活において困難さを感じ、診断を受ける場合もあります。

「対人関係や社会的コミュニケーションの困難」では、相手の立場に立って物事を考えたり曖昧な表現を理解したりすることが苦手といった特徴が見受けられます。

「特定のものや行動における反復性やこだわり、感覚の過敏さまたは鈍麻さ」では、特定の物事に強く興味を持つことや特定の順番などに強いこだわりを持つことがあると言われています。

また、視覚過敏や聴覚過敏などの感覚過敏(またはその逆の感覚鈍麻)が見られることもあります。発達障害のグレーゾーンの方もこのようなASD(自閉症スペクトラム症)の特性によって、仕事での対人関係や指示理解の場面で困難が生じる傾向があります。

・ADHD(注意欠如多動症)

不注意、多動性、衝動性などの特性があり、日常生活に困難を生じる発達障害の1つになります。特性の表れ方によって多動・衝動性の傾向が強いタイプ、不注意の傾向が強いタイプ、多動・衝動性と不注意が混在しているタイプなど主に3つに分けられ、これらの症状が12歳になる前に出現します。特性の多くは幼い子どもに見受けられる特徴と重なり、それらと区別することが難しいため、幼少期にADHDであると診断することは難しく、就学期以降に診断されることが多いと言われています。また、個人差はありますが、年齢と共に多動背いが弱まるなど特性の表れ方が成長に伴って変化することもあります。

〖不注意〗の特性では、一つのことに注意を向け続けることが困難で、すぐに気が散ってしまうという特性があります。それにより、仕事に集中することが難しいなどの困りごとを感じる場面が多くなると考えられます。

〖多動・衝動性〗の特性では、じっとしているのが苦手で、思いついたことをすぐに行動に移すという特徴があります。静かな会議でじっとしていることができなかったり、相手が話している間に発言をしてしまったりという困りごとが考えられます。発達障害のグレーゾーンの方もADHD(注意欠如多動症)の傾向がある場合は、上記で挙げたような困りごとが生じている方もいます。

・LD,SLD(限局性学習症)

学習における技能に困難さが見受けられる発達障害の1つになります。読むことやその内容を理解することの困難さ、書くことの困難さ、数の理解や計算をすることの困難さなど大きく3つの分類があります。これらの困難が、知的障害(知的発達症)によるものではないこと、経済的・環境的な要因によるものではないこと、神経疾患や視覚・聴覚の障害によるものではないこと、学習における面のみでの困難であること、という場合に限り診断されます、学校教育が始まる就学期になって診断されることがほとんどですが、就学前の段階で言語の遅れや数えることの困難、書くことに必要である微細運動の困難などがあることでその兆候に気付かれることもあります。

読字障害(ディスクレシア)

読むことに困難さがあります。文字がぼやけたり歪んで見えたりする場合や、文字と読み方が紐づけにくい場合などがあります。そのため、読み飛ばしや拾い読み、読むスピードが遅いといったことなどが見受けられます。

書字障害(ディスグラフィア)

書くことに困難さがあります。文字の大きさや形、他の文字との識別などが苦手な傾向があります。そのため〖ぬ・め〗などの似た文字を書き間違えやすい〖お・を〗などの似た音の文字を書き間違えやすい、画数の多い漢字を書き間違えやすいといったことが見受けられます。

算数障害(ディスカリキュア)

計算や推論に困難さがあります。簡単な計算に時間がかかる、四捨五入などの概念の理解が難しい、数えることが難しいといったことが見受けられます。

大人になってからも、上記の特性によって仕事で困難が生じることがあります。例えば「メールや議事録を読むのに時間がかかる 」「手書きによる書類作成が非常に苦手」などで困ることが考えられます。

大人の発達障害とは…

発達障害は生まれつきの脳機能の障害であり、大人になってから生じるものではありません。ただ、子どもの頃は発達障害の特性による困りごとが目立たなかったものの、大人になって仕事を始めてから困りごとが顕在化する人もいます。そのことがきっかけで病院に受診してみたら発達障害と診断されることがあり、そういった場合を〖大人の発達障害〗と言われています。

大人の発達障害のグレーゾーンの特徴

大人の発達障害のグレーゾーンの方は、発達障害の診断がある方と同じように、特性によって仕事上での困りごとを抱える場合があります。仕事の場面を中心に大人発達障害のグレーゾーンの特徴を紹介させていただきます。

ASD(自閉スペクトラム症)の傾向がある場合

・普段はキッチンの仕事を担当しているが、「フロアが大変なときに接客を手伝って」など曖昧な指示をされると、【大変な時】の基準が分からず、どのタイミングで何をしたらいいかわからなくなって困ってしまう

・突然のスケジュール変更があるとどうすればよいのか分からず混乱してしまう

・「人の出入りが多い」「ざわざわしている」などの刺激の多い場所だと気になって目の前にある仕事に集中しづらい

ADHD(注意欠如多動症)の傾向がある場合

・集中力で続かず、一つの仕事に最後まで取り組むことが難しい

・時間通りに行動することが難しく、その結果として職場や取引先に遅刻してしまう

・スケジュール管理が苦手で、納期に遅れたり仕事が漏れたりすることがある

LD,SLD(限局性学習症)がある場合

・お釣りなどお金の計算することが難しい

・手書きの書類を書いたり、電話でメモをとったりするのが苦手

・メールや資料などを読むのに時間がかかってしまう

※上記は一例になります

発達障害のグレーゾーンは困りごとが軽いわけではない‼

発達障害のグレーゾーンの方は診断基準を満たさないため、「自分は大変だと感じているが、ほかの人にとっては大したことではないことかもいれない」「努力不足なのでは」と思ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。

しかし実際には診断されないだけで発達障害の傾向があり、努力しても仕事がうまくいかないなど、辛い思いをしていることが多くあります。また、自分でなんとかしないといけないと思い、1人で抱え込んでいる場合も考えられます。

そういった辛い思いが続くことで、二次障害としてうつ病や適応障害などの精神疾患や頭痛、腹痛などの心身の不調につながることもあります。心身の不調を防ぐためにも、そういった辛さを解消する対処法を知り、周囲の人に理解してもらいながら適切なサポートを受けること、就労支援機関を活用することが大切になります。

発達障害のグレーゾーンの方での対処法

発達障害のグレーゾーンの方が仕事をするときに、発達障害の傾向や特性によって必ず困りごとが起きるというものではありません。困りごとが起きるかどうかは、どのような職場環境なのかにも影響されます。例えば「あいまいな指示の内容を理解するのが苦手」という特性があっても、手順が細かく記載されたマニュアルの通りに進められる仕事だと困ることが少なくなると思います。

働きやすくするために大切なことを考えていきたいと思います。

自分の特性や困りごとを把握する

まず大切なことは、自分の特性や困りごとを把握することです。これまでの仕事経験を振り返って、どのようなことはうまくいったのか、どのような困りごとがあったのか、得意・苦手なことなどを紙に書き出してみましょう。また仕事の経験が少ない場合は、学生時代の経験も参考になります。紙に書き出す方法だけではなく、インターネットや書籍などのツールを活用する方法もあります。

職場での自己対処を考える

自分の特性や困りごとを把握できたら、次は自分でできる対処法を考えてみましょう。例えば、聴覚過敏で周りの音に反応して集中力が切れやすい場合には、「耳栓やノイズキャンセリングイヤホンを使用する」という対処法があります。他にも、タスクの抜け漏れが多い場合には、TODOリストやスマートフォンのリマインダーアプリを使用するという工夫もできます。

このように自分の特性や困りごとに合わせた自己対処を考えることで、働きづらさを軽減させていくことが可能になります。

周囲の方の協力やサポートを得る

自己対処だけで困りごとを減らすことが難しい場合には、周りの方に相談し、協力やサポートを得ることも大切になります。

例えば、あいまいな指示の内容を理解することが苦手な場合「具体的な指示にしてもらう」「作業手順を示す資料を作成・共有してもらう」などのサポートを周囲に相談してみましょう。また、優先順位をつけて仕事を進めることが難しい場合「その日のスケジュールを上司と一緒に確認してもらう」「指示を出す人を決めてもらい、優先順位を確認しやすくなる」などのサポートも有効です。

なお、耳栓やノイズキャンセリングイヤホン、スマートフォンでのリマインダーアプリの使用なども職場によって許可が必要になることもあります。事前に相談しておくといいでしょう。

自分でサポートの依頼をすることが難しい場合は、「困りごとの把握」「自己対処」「周囲の協力やサポート」などを1枚のシートにまとめた「合理的配慮に関する相互検討資料」を作成する方法もあります。

発達障害のグレーゾーンの方が適職を探すために活用できる支援機関

発達障害のグレーゾーンの方が適職を探すための方法は人によって異なります。自分の価値観に合う職場を選ぶ方もいれば、特性を活かせるような職場を選ぶ方もいます。また、働く上での困難さへの対処やサポートを同時に考えることで、より働きやすくなると思います。

1人で適職探しを行うこともできますが、もし適職探しにつまずいた場合、就労支援機関でスタッフと一緒に進める方法もあります。

地域若者サポートステーション

地域若者サポートステーションは、仕事についての悩みのある15歳から49歳までの方を対象とした支援機関になります。診断の有無を問わないため、発達障害のグレーゾーンの方も利用可能です。地域若者サポートステーションでは本人の困りごとに合わせて、就職に向けてコミュニケーションやビジネスマナー、パソコンスキルなどの向上、就活のサポートなどが受けられます。

ハローワーク

ハローワークには障害のある方専門の窓口(専門援助部門など)が設置されています。窓口では、障害への知識のあるスタッフから仕事に関する相談から求人紹介、応募書類添削・模擬面接などのサービスを受けられます。診断されなくても相談窓口を利用できるため、発達障害のグレーゾーンの方も相談できます。

障害者就業・生活支援センター

障害のある方の身近な地域において「働くこと」と「生活すること」の両面から、一体的にサポートをしている就労支援機関です。名称が長いことから「なかぽつ」「しゅうぽつ」と呼ばれることもあります。

働くサポートは就職準備から入社後い定着支援、生活のサポートは健康管理や金銭管理など、幅広く提供しているのが特徴になります。

発達障害などの診断がなくても事前に相談受け付けてもらえる場合がありますが、利用するには基本的に診断書や障害者手帳などが必要になります。事前に障害者就業・生活支援センターに問い合わせてみましょう。

就労移行支援事業所

一般企業などへの就職を目指す障害のある方に向けたサポートしている就労移行支援事業所があります。就労移行支援事業所は働くためのスキル習得のプログラムや面接練習など就職のサポートだけではなく、就職後のサポートも受けられる支援機関になります。発達障害のグレーゾーンの方も利用前に相談できますがm就労移行支援を利用するには障害福祉サービス受給者証を申請し、支給される必要があります。

ネオワークス郡山就労移行支援事業所になります。

ネオワークス郡山では、利用される方一人ひとりが自分らしく働くためのサポートを行っています。それぞれの仕事の悩みや今後の働き方の希望などを面談で聞き、その人の適職探しのサポートを行っていきます。特性や困りごとの把握はもちろん、コミュニケーションスキルの向上、ビジネスマナーやストレス対処法など、カリキュラムを通して長く働いていけるよう学んでいただきます。

ほかにも、企業体験や実習で実際の職場を体験して、どのような環境であれば働きやすいのを整理して自分らしく働ける環境を考えていきます。また、就職後も、働く上での困りごとが生じたときは、職員との面談で相談したり、職場との間に入って解決方法を見つけるサポートなどもしています。

ネオワークス郡山では、ただいま利用者様を募集しています🌟

お気軽にお問い合わせください!(^^)!

 

【福島県郡山市】イベント開催のご案内【就労移行】【ネオワークス郡山】

皆さんこんにちは☺

生活支援員 國分です🌟

6月に入りました‼今月は当事業所のイベントが開催されます‼

↓こちらになります↓

 

こちらのイベントは予約制となります。

ご予約は下記QRコードもしくはこちらをクリックしてお申し込みください。

またはお電話(024-973-8712)Mail(info-nw@neo-connect.co.jp)からも

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みなさんの悩み相談やたくさんのお題トークをご用意しております☺

また、日々の疲れを溜めないからだ労り講座では、有資格者による

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【福島県郡山市】感情コントロールができると…【就労移行】【ネオワークス郡山】

みなさんこんにちは☔

生活支援員 國分です。

本日は雨ですね…。雨だと気分が落ちてしまいがちですがみなさんいかがお過ごしでしょうか。私は明日明後日が土日でお休みなのでルンルンです♬

突然ですが、みなさんは感情コントロールはできていますか?怒りの感情や悲しみの感情、不満なときの感情などさまざまな感情が日々、毎分毎秒あると思います。

感情の変化が大きすぎたり、激しいと日常生活や社会生活を営む上で支障が出てしまい、辛い思いを経験したことある方も少なくないかと思います。

今回は、感情コントロールについてみなさんと学んでいきたいと思います🌟

なぜ感情コントロールが大切なのか…

感情のコントロールはどんな人にとっても大切なことになります。コントロールされた感情であれば、例えば怒りの感情を他者にぶつけることはありません。また自分の感情をコントロールすることで、あなた自身のモチベーションに繋がることや、働いていく上での対人関係にも深く関わっていきます。

人は感情で生きている生き物になります。感情をそのまま自分やモノ、他人にぶつけてしまうと人間関係に亀裂を生じてしまうこともあります。また、自分との関係性に亀裂を生じてしまうと感情コントロールどころか、心身のコントロールを失ってしまう場合も考えられます。その結果、働き続けることが困難になってしまうことや、精神的に病んでしまう…また身体的な病気の発生にもつながってしまいかねません。感情の悪いだけの話ではなく、感情の良い部分のコントロールができれば、

・あなたのモチベーションのコントロール

・会社やプライベートでの他者との人間関係が良好になる

・本音と建前の使い分けをすることができる

・他者や自分とぶつからなくて済むのでストレスが減る

というようなことができるようになります。後ほどご紹介するアンガーマネジメントのような怒りのコントロールだけではなく、ポジティブな感情にも影響していく部分になります。私たちは機械ではなく人間です。すべての感情を消し去るということがいいことではありません。あなた自身の感情とうまく付き合うことで、ポジティブにもネガティブにもなりうるのが感情というものになります。

発達障害をお持ちの方は感情コントロールが苦手?

発達障害のある方全員が感情コントロールが苦手というわけではありませんが、苦手な方が多い傾向にあると言われています。理由としては、脳機能の発達に問題があり、感情のコントロールを担う脳機能の発達に問題があることが挙げられています。

発達障害をお持ちの方が感情コントロールが苦手な理由の一つとして【ワーキングメモリ】が少ないことが挙げられています。ワーキングメモリとは、同時に物事を処理したり短期記憶するための能力を指し、このワーキングメモリが少ないと不安が大きくなったり、イライラが募りやすかったりする傾向にあります。決してわがままや自分勝手というわけではなく、冷静に物事を考えることができなくなることから「どうしたらいいのかわからない」「感情を上手く伝えられない」などが起こり、結果的に怒ってしまうなど感情をうまくコントロールできないということが見受けられる場合があります。

また、発達障害の方の中はこだわりが強いという特性をお持ちの方もいらっしゃいます。この特性から、行動や言動に対して改善を促されたり、指摘を受けたときの反発心が大きく、その結果怒りや悲しみなどの観桜の起伏が大きく表れてしまうことがあります。感情が敏感な方もおり、光や音の影響によりストレスが溜まりやすく、結果としてイライラしてしまう方も多くいらっしゃると言われています。

 

感情コントロールができるようになるためには…

様々な要因で、感情のコントロールに困難さを抱えている方々は多くいらっしゃると思います。日常生活や社会生活に影響が出て生きづらさを抱えてしまう方々も少なくありません。

感情のコントロールを行う場合には、まずは感情の状態を自身で理解する必要があります。セルフモニタリングやエモーショナルチェックなどを用いて理解を深めていきましょう。

もちろんすべての感情を完璧にコントロールすることは難しいと思います。しかしコントロールしやすくなる方法をいくつかご紹介させていただきたいと思います。

アンガーマネジメント

アンガーマネジメントとは、怒りをコントロールする方法になります。方法はいくつかありますが、今回は怒りを見える化する「アンガーログ(怒りのメモ)」という方法をお伝えさせていただきます。

アンガーログの方法

①怒りを感じたときにその場でメモをする

②怒りの強さを10段階で記載する(怒りMAXは10 怒りがない時は0とする)

③分析は原因などは記載せずに感情のままに記載する

④振り返りは冷静になってから行う

という流れで行います。このアンガーログを活用することによって、

・自分の怒りの傾向がわかる

・書くことでイライラが緩和されクールダウンにつながる

・自分の大事な信念に気付くことができる

などのメリットが挙げられます。自分自身の怒りの傾向を知ることで怒りが発生するような出来事から避けたり、予め対策を立てられたりします。また、怒りの感情が強くなった際もクールダウンする方法を知っていれば、感情を上手くコントロールすることができるようになります。

運動をする

運動も感情のコントロールに効果的だと言われています。運動するとセロトニンやエンドルフィンというホルモンが分泌され、精神の安定や安心感、平常心、頭の回転をよくする、気分を良くする効果があると言われています。もちろん怒りや悲しみの感情がピークの際に運動しても効果はあまりありませんが、日頃から取り入れることでストレスの緩和や情緒の安定に繋がります。ウォーキングや散歩、体操・ヨガ、室内運動器具を用いた運動などこれらの運動は取り組みやすく、自律神経を整えることができ、リラックス効果がある運動法となっています。

環境調整をする

障がいをお持ちの方はそうでない方に比べて仕事をしていく中でストレス負荷がかかることが多くその結果怒りや悲しみといった感情が大きく出てしまう方が多く見受けられます。そのため、ストレス負荷が強くなり感情コントロールができなくなる環境をそもそも作らないようにすることが効果的であり、環境調整を行うことが大切になってきます。一例としてワーキングメモリが少なくて、タスク処理においてストレス負荷が高く、感情コントロールが難しくなっている方の場合は、

・タスク管理をおこなってもらう

・優先順位をつけてもらう

・:指示内容をひとつずつにしてもらう

などの配慮が効果的だと思われます。

他にも拘りが強い特性をお持ちの方は

・指示内容を具体的にしてもらう

・マニュアルを作成してもらう

・伝え方を工夫してもらう(指示を区切って一つずつにしてもらう)

などの配慮が考えられます。大事な要素として、特性にあった配慮を依頼するということです。そうすることでストレスが軽減され、感情コントロールができなくなる環境を防止することができます。

怒りではなく悲しみという形で感情が出る人

「怒り」の感情ではなく、「悲しみ」の感情が強く出る方もいらっしゃいます。そういった時に無理に「悲しい」という感情を我慢する必要はなく、感情のままに涙を流してもいいと思います。涙を流すことで、

・ストレスが軽減される

・リラックス効果がある

・よく眠れるようになる

・感情を表に出すことで自分の気持ちに気付ける

などの効果があります。時には悲しくなること、人間だれしも一度や二度あると思います。我慢しすぎないということも頭の片隅に入れておいてもらえたらと思います。

身近な人に感情コントロールが苦手な人がいた場合

上記までは、感情コントロールが苦手な人に焦点を当てて説明してきました。ここでは、身近な人に感情コントロールが苦手な人がいて困っている…そんな方に向けてそういった方との関わり方について考えていこうと思います。

 

カサンドラ症候群とは、身近にいる人がASDであることで、関係性を築くことが難しく結果として心的ストレスから不安障害や抑うつ状態、PTSD(心的外傷後ストレス障害)などの心身症状がおきている状態を指す言葉です。カサンドラ症候群が起きる関係性として、ASDの方と親密な関係にある人に多く見受けられると言われています。

・恋人や夫婦などのパートナー関係

・兄弟や親子

・上司部下などの職場関係、日常的に接する関係

野中で起きることが多いとされています。具体的にどのように対策していけばいいのか考えていきたいと思います。

特性を理解する

相手の特性の理解を深めることでストレス負荷を軽減することができます。例えばこだわりが強い特性があり、感情コントロールが難しい方の場合は

・頼み事をするときは具体的にする

・相手が理解しやすい方法を模索して、ストレスがかからない方法で伝達する

・伝え方を工夫する(指示を区切って一つずつにしてもらう)

などが考えられます。また、相手のストレスが緩和されることによって感情の起伏が小さくなり結果として関わる側のストレスも軽減され、より良い関係性が築きやすくなると思われます。

ルールを決める

「お互いに無理のない範囲でルールを決める」ことも大切になってきます。関わる側だけが我慢し続けると、ストレス負荷が大きくなり不安障害やうつ病などの発症リスクが高くなるため、「お互いに譲歩できる点は譲歩する」という生活する上でのルールを決めておくことでお互いのストレス緩和に繋がります。

いかがでしたでしょうか。

少しでも参考にされば幸いです。大事なことは感情を完璧にコントロールしようとしすぎないことです。悲しくて泣いてしまう、悔しくておこってしまう、誰しも湧き出る自然な感情になります。そのため感情を完璧にコントロールしようとすると余計にストレス負荷が大きくなってしまう可能性もあります。過度に感情に起伏があり、生きづらさを抱えている方も多くいらっしゃると思います。わたしは「支障が出ない範囲でコントロールできたらいい」と思っています。

ネオワークス郡山では、感情コントロール法をはじめ就職に活かせるさまざまなカリキュラムを提供しています🌟

ただいま利用者様を募集しています‼

相談・見学・体験随時受付中です☺

お気軽にお問い合わせください✨

【福島県郡山市】認知行動療法の方法と効果…【就労移行】【ネオワークス郡山】

みなさんこんにちは☺

生活支援員 國分です🌟

今回は”認知行動療法”についてみなさんと学んでいきたいと思います‼

認知行動療法とは、物事の捉え方(認知)や行動に働きかけて、ストレスを軽減する心理療法のことです。元々「認知療法」と「行動療法」が別々に発展していましたが、近年では【認知行動療法】と合わせて呼ばれることが多くなりました。

認知がゆがむことで何でもないことでも大きなストレスとなり、行動にも影響が出ます。カウンセリングなどでその認知のゆがみを整えていくことで、同じ場面でもストレスを軽減し気持ちをコントロールできるようにすることが認知行動療法になります。うつ病などの精神疾患の治療において効果があると言われています。

今回は、認知行動療法の意味や効果の説明と、病院で受ける場合や自分で行う場合の方法などを学んでいきたいと思います🌟

認知行動療法とは…

物事の捉え方を認知と言います。認知は同じ出来事であっても人によって捉え方が変わります。この認知に偏りがあることで何でもないことでもストレスを大きく受けてしまうことになります。そして認知は行動にも影響を与えます。

例えば試験を受けていて、残り時間が10分となったとき「あと10分もある」と思うか「あと10分しかない」と思うのでは、感じるストレスに違いが出てきます。そして「あと10分しかない」と思った場合は焦って書き間違いをするなど行動にも影響が出てきます。

認知行動療法はその認知と行動に働きかけて、思考のバランスを整えて、ストレスを軽減していく精神療法のことを言います。うつ病・統合失調症・パニック障害・PTSD(心外外傷後ストレス症)などさまざまな精神疾患、障害の治療に用いられます。

認知療法とは…

認知療法とは偏った認知を整え、柔軟な考え方ができるようにする療法です。うつ病などの場合は物事を悲観的、否定的に捉えてしまうことが多くあります。そういった認知の癖に気づき、現実に沿ったものに整えていくことでストレスを軽減していきます。

行動療法とは…

行動療法とは行動上の問題に注目し、どういった行動が適切かを考え実行することで、問題を解消していく療法です。例えばパニック障害の方が「パニックになるかもしれない」という恐怖で電車に乗車できない場合は、誰かと一緒にまず駅に行く、各駅停車に乗る、など徐々に慣れていくことで最終的に「電車に乗っても大丈夫」と実感できるようにする方法などがあります。認知療法と行動療法は別々に発展してきましたが、相互に関係していることがわかってきたため、近年は「認知行動療法」と呼ばれるようになってきました。

自動思考について…

自動思考とは文字通り何か出来事があった際に「自動で浮かぶ考え」のことでwす。

例えば、朝の時間に普段よく会話をする同級生や同僚とすれ違った時、あなたは挨拶をしました。しかしその相手はあなたに挨拶は返さずにそのまま通りすぎていってしまいました。そんなときどのような気持ちになりますか?

・嫌われたのかな

・失礼な人だな

・体調不良なのかな

・聞こえなかったのかな

などが浮かんできますか?今浮かんだ気持ちが自動思考となります。ここに挙げた以外の考えが浮かんだ方もいらっしゃると思います。

自動思考自体に良い悪いがあるわけではありません。しかし、現実と自動思考のずれが大きいとさまざまな問題が起きてしまいます。この場合だと、相手はただあなたの挨拶に気づかなかっただけかもしれないのに、「嫌われた」と思い悩んでしまうと、ストレスになるだけではなくその後の相手とも関係もギクシャクしてしまうなど、精神・行動療法に影響がでてしまうことも考えられます。

認知行動療法とは、この自動思考と現実のズレを整えていく手法になります。

スキーマと自動思考の関係

自動思考は人それぞれ違っていて「スキーマ」というものが基となっています。スキーマとは無意識の価値観のことで、海に浮かぶ氷山によく例えられています。「嫌われた」「失礼な人だ」というのは海面(意識)に浮かぶ考え方で、その考えの根拠となっているのが海中(無意識)にあるスキーマということになります。

先ほどの例で言うと、挨拶が返ってこなかったときに「嫌われた」という自動思考が浮かんだ人は無意識化に「自分は人から好かれない」というスキーマがあるからかもしれません。そういう方は「会話している最中に相手が時計を見た」「既読がついたのに返信がこない」といった時も「嫌われた」という自動思考が浮かぶ傾向があります。

もちろんここに挙げた例だけではわかりません。スキーマを判断する際は、主治医などに相談しましょう。

認知行動療法のやり方・方法

認知行動療法は、医師やカウンセラーなどと一回30分以上の面談を16から20回ほど行うことが多く、以下の流れで進んでいきます。期間は3カ月程度かかると言われています。

・自身のストレスに気づいて問題を整理する

・その問題がどのような状況で起き、どのような感情を引き起こしてるか整理する

・自動思考が自身の感情や行動にどのように影響しているのか探っていく

・自動思考の特徴的な癖に気づく

・自動思考と現実とのずれに注目して、現実にそった見方に変える練習を行う

・問題を解決する方法や人間関係を改善する方法の練習を行う

実際には面談だけではなく、自身で取り組む「ホームワーク」なども並行して進めていくことが多いです。(ホームワークとは宿題という意味で、面談で話した内容を元に、次回の面談までに実践する課題のことを言います。)

認知行動療法の効果

認知行動療法は、認知の偏りを整えていくことで、今まで感じていた負の感情やストレスを軽減する効果があります。また、方法を身につけることで、治療を行っている時だけではなく日常生活でも些細な事に左右されなくなるという効果もあります。次に「コラム法」という方法を挙げて具体的に流れと効果を説明していきたいと思います。

コラム法

ここでは認知行動療法の1つコラム法を通して効果を見ていきたいと思います。

コラムとは枠という意味で、紙に引かれた枠線の項目に沿って「出来事」「自動思考」「感情の点数化」「適応的思考」「感情の再点数化」を記載していきます。書くことで客観的に見ることができるようになります。このことは「外在化」と言われており、外在化することで自分の認知の癖に気付き、現実とのバランスを整えていくことに役立ちます。

【コラム法で記載する項目】

・出来事

出来事をなるべく事実のみ書くようにしましょう

・出来事への自動思考

出来事が起こったときに感じたことをそのまま書きましょう

・感情の点数化

その時の感情とどのくらいの強さかを100点満点で書きましょう

(感情の例:悲しみ・不安・焦り・怒り・憎しみ・イライラ・恥など)

・適応的思考

自動思考以外にも別の考え方がないかを書いていきましょう

・感情の再点数化

適応的思考をした後に感情に再度点数をつけましょう

この取り組みを通して、感情を落ち着かせ多角的に物事を見ることができるようになり、同じ出来事があっても冷静に判断ができるようになる効果があります。

今回は「挨拶がかえってこなかった」時に「嫌われた」と自動思考が浮かんだ、という例で考えていきたいと思います。

5コラム法記入例

出来事:朝に職場で同僚とすれ違った時に私は挨拶をしたのに、相手から返事がなかった

自動思考:嫌われてしまった。無視されるなんて何かの相手の気に障ることをしたのかもしれない。私はいつもこうだ。

点数の点数化:悲しみ80 不安100 落ち込み90

適応的思考:聞こえてなかったり、考え事をしていたのかもしれない。体調が悪くて声が小さかっただけということもありうる。一度で嫌われたと結論付けるのは早い。

再点数化:悲しみ30 不安60 落ち込み10

このように「嫌われた」という自動思考で不安や悲しみなどの感情が強く出ていたのが、「聞こえていなかったのかも」など他の可能性も考えることで、感情が落ち着いていきました。数字を書くことで視覚的にも気持ちが楽になったという効果が実感できます。

コラム法は他にも「3コラム法」「7コラム法」などの種類があり、最初は時間がかかるかもしれませんが、繰り返し行うことで書き出さなくても頭の中で同様な処理ができるようになります。

認知行動療法を病院で受ける流れ

認知行動療法は精神疾患のある方にとって薬物療法と同じぐらい効果があると言われています。どちらが優れているというわけではなく、変容していくことで効果が期待できます。

認知行動療法は主に以下のような疾患のある方に行われることが多く見受けられます。

・うつ病

・双極性障害(双極症)

・統合失調症

・社交不安障害(社交不安症・対人恐怖症)

・パニック障害(パニック症)

・強迫性障害(強迫症)

・PTSD(心外的外傷ストレス障害) など

医師やカウンセラーに相談をする

認知行動療法にはたくさんの種類があります。自分の症状に合わせた方法をとることが大切になってきます。まずは、通院先の病院で認知行動療法をおこなっているか、主治医やカウンセラーに相談しましょう。

面談を通して治療を行う

認知行動療法は面談を通して行っていきます。人によって認知は違っていきます。まずは医師やカウンセラーとともに問題を整理し目標を立てていきます。そこからその方にあった各種療法を行っていきます。

面談は1回30分から1時間程度で、その中で一緒に療法を行い、ホームワークといって家でできる宿題を次の面談までに進めていくというリサイクルが一般的です。

認知行動療法は時間をかけて行われる

認知行動療法の期間は、その方の状態や実施期間の方針などで異なってきますが、面談でいうと16回から20回を3カ月かけて行われることが多くあります。

認知行動療法は一度おこなって終わりではなく、認知を変えていくためには時間をかけて繰り返しおこなっていくことが必要となるためです。

費用について

認知行動療法にかかる費用はさまざまなケースがあります。特定の疾患については厚生労働省のマニュアルに沿って行う場合があります。その際は健康保険が適用されます。全額自己負担の場合もありますので、事前に医師やカウンセラーに費用の確認をしましょう。

認知行動療法は自分で行うこともできる??

通院先で認知行動療法を行っていない、費用が掛かることに負担を感じるなどの理由で、自分ひとりで試したいと考えていらっしゃる方もいるのではないでしょうか。

認知行動療法は個人でおこなっても効果があると言われています。ただしやり方によっては逆効果になりこともあります。なので書類などに従って行うと良いと思います。現在は本以外にもWEBやアプリなどで手軽に認知行動療法を行うこともできます。

認知行動療法の種類

・コラム法

コラム法はワークシートに出来事とその時の感情、適応的な思考を書いていくことで、自分の認知の癖に気付きバランスを整えていく認知療法になります。

3コラム・5コラム・7コラムなど種類があり、カラム法と呼ぼれることもあります。

・暴露療法(エクスポージャー法)

不安を感じていることに対して、段階を作り徐々に慣れていくことを目指す行動療法になります。例えばパニック障害のある方が満員電車に乗ることに強い不安がある場合は「駅にいく」「各駅停車の電車に乗る」など不安が小さいものから順番に行うことで、無理なく慣れていくという方法を取ります。

・セルフモニタリング法

手帳やワークシートに自分のことを記録していく行動療法になります。記入するのは就寝・起床時間、行動したこと、体調や気分を点数化したものなどで、それを一定期間(1週間・1ヶ月など)続けて振り返ることで、客観的に自分の体調や気分の変化の傾向を知ることができます。自己理解ができることで対策ができるようになり、体調・精神の安定にもつながっていきます。手帳やアプリなどでもできるので、比較的個人でも取り組みやすいものになります。

・リラクゼーション法

人はストレスを受けると心身が緊張し、緊張が続くことで自律神経の不調など悪影響が出てきます。そういった緊張をゆるめてストレスの予防・緩和を行うのがリラクゼーション法になります。一度体に緊張を作手から緩める「漸進的筋弛緩法」や落ち着ける姿勢で公式に沿ってリラックスをする「自律訓練法」などがあります。

ほかにも様々な種類があり、状況によって活用していきます。

まとめ

認知行動療法は自分の認知の癖に気付き、バランスを整えていくことでストレスを軽減させる療法になります。うつ病などの精神疾患のある方にもストレスを溜めがちな方にも効果が期待できます。自分の考え方自体に良し悪しはありませんので、まずは自分の気持ちを受け止めて、生きやすくするために現実とのバランスをとるために活用することを検討してみるといいと思います。

ネオワークス郡山では一人ひとりの症状や得意不得意、希望の職種に向けて、計画をたて支援していきます🌟

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【福島県郡山市】解離性障害のある方が仕事を続けるために…【就労移行】【ネオワークス郡山】

皆さんこんにちは☺

生活支援員 國分です🌹

もう5月も終わってしまいますね…月日がすぎるのがとっても早くてびっくりです😲

今回は解離性障害についてみなさんと学んでいきたいと思います🌟

解離性障害は、大きなストレスやトラウマが引き起こすと言われている神経障害の一種になります。ストレスやトラウマの苦痛から避難するために、精神が記憶や意識などの機能を停止させた状態に陥ることが特徴です。

仕事における強いストレスによって生じることや、症状が強くなることがあり、それによってさまざまな困りごとが生じます。このブログでは、解離性障害の種類や症状、仕事を続けるために大切なことなどを考えていきたいと思います。

解離性障害の種類と症状

解離性障害とは、「自分が自分としてまとまっている感覚(自己同一性)」が弱くなったり、失われたりしてしまう障害のことです。私たちの意識や記憶、思考、感情などは一つに統合されています。しかし、何らかの原因で統合する機能が損なわれていて、意識が飛んだり記憶が抜け落ちたり、自分が自分でないような感覚に陥ったりして自己統制ができなくなる場合があります。

このように精神が記憶や意識などの機能を停止させ、自己同一性が弱くなったり失われたりした状態を【解離】と言います。

解離性障害の年齢的な傾向として、20代後半から30代の方が8割強を占めていると言われています。

解離性障害は大きく4つに分けられていて、解離の間に起きる症状が少しずつ異なります。

解離性同一性障害(解離性同一症)

解離の間に自己同一性が完全に失われ、別の人格(交代人格)が出現するもので、「多重人格障害」とも呼ばれています。

交代人格は2~10人前後が多いのですが、100人以上も存在するという症例もあります。多重人格障害は解離性障害全体の約3割を占めています。

多くの患者は交代人格が出ている間記憶を失っています。交代人格は、年齢や性別、言葉遣いのほか、洋服などの好み、利き腕や癖まで異なることがあります。自分の思い通りにいかない場面では粗暴な人格にスイッチングしてトラブルを起こしてしまうケースもあります。多重人格障害は、周囲の人からは「演技」「嘘つき」「関わりにくい 」などと思われてしまうこともあり、社会生活や仕事に影響が出ることがあります。

離人症性障害(離人感・現実感消失障害)

解離の間、離人感(自分が自分の身体から抜け出しているような感覚、現実感がなくなって世界との間に透明な膜が張っているような感覚など)を中心とした症状が出るものです。離人症性障害は解離性障害全体の約1割を占めています。自分の体が自分のものでないように感じられる、まるで自分を外から眺めているような気がするなど、現実感や実感が喪失する状態です。

本人は会話をしているつもりなのに、話しているのは頭の中だけで実際には声に出ていないということもあります。喜怒哀楽の感情も乏しくなり、何をやっても自分がやっているように感じることができなくなると言われています。

解離性健忘

解離性健忘は、強いストレスや心因ダメージのあった出来事の記憶が空白または喪失状態になるものです。記憶の空白または喪失状態は数日から長期に及ぶこともあります。解離性障害全体の約5%を占めています。いわゆる記憶喪失の状態で、記憶の失い方によってタイプが分けられます。またいくつかの症状が重なって表れることもあります。

・限局性健忘

解離性健忘の中で最も多く見受けられるタイプになります。限られた期間の出来事を思い出せなくなるという症状が表れます。犯罪被害などに遭った人は、恐怖心や身体感覚を忘れるだけではなく、当時の出来事がそっくり記憶から抜け落ちてしまうこともあります。

・選択制健忘

ある限られた期間の出来事の一部は記憶にあるものの、全部は思い出せない状態のことを言います。犯罪被害にあった記憶はないが、その場所だけは覚えていてなぜか近づけないといったことが起こります。

・系統的健忘

母親のことを覚えていないなど、その人にとって特別な存在の人に関する記憶を失ってしまう症状です。

・全般性健忘

自分がだれなのか、今どこにいて何をしているのかわからず、更に過去の経験んも忘れてしまう症状になります。記憶が一切ないまま遁走して、見知らぬ土地で別人として生活する人もいます。

・持続性健忘

解離性健忘を発症した後に、新たに起きた出来事を記憶できない症状です。

特定不能の解離性障害

上記のどの障害としても特定できない、様々な解離症状を示すものになります。実はこれが最も割合が大きく、解離性障害全体の半分強を占めていると言われています。

解離性障害の原因

解離性障害とは、刺激(ストレス)が強すぎて処理しきれない時にストレスを遮断しようとして自動的に生じる防衛反応とも言われています。一時的なものであれば正常な範囲内の解離現象で誰でも経験し得ることです。しかし、自分の限界を超えた重いストレスにさらされると意識や思考、記憶などを切り離して苦痛から逃れようとします。例えば、大切な人が突然亡くなったときなど、ショックのあまり意識を失うこともありますが、これも解離の一種です。

この状態が繰り返し長期間続くと解離現象(防衛反応)が習慣化します。そうなると解離現象は日常生活に支障をきたす障害となってしまいます。

解離性障害で就職、仕事を続けるために…

解離性障害の種類は様々であり、症状の程度にも違いがあるため、就職や仕事をつづけることは可能なのか…という問いには一概にお答えすることはできません。しかし、解離性障害は適切な治療でよくなる病気です。また、単に年齢と人生経験を重ねていくうちに自然と解離の世界から脱出していき、治っていく人もいると言われています。まずは、医師や専門家との信頼関係をしっかりつくることが重要ですが、実際に就職して仕事をする場合には様々な点に気を付ける必要があります。

ノルマのない仕事を選ぶ

解離性障害の症状はストレスに対する防衛反応なので、なるべく時間・仕事量・成果などのノルマがない仕事がオススメです。また、在宅勤務によって自分のペースで仕事を進められる環境を作るのもいいと思います。ただし在宅勤務の仕事は、周囲のサポートを得にくいというデメリットもあるため、自分に合った働き方であるであるかどうか事前に考えましょう。

会社と環境調整を相談する

解離性障害はストレスが原因であり、それが症状にも影響するため症状がつらい場合はストレス源から遠ざかるよう環境調整することも大切になります。自分の状態を会社や上司に伝え、協力を得ながら働きやすい環境を作っていきましょう。

飲酒を控える

飲酒は解離性障害の症状を悪化させることがあると言われています。そのため控えることが望ましいです。規則正しい食事と睡眠によって心身を健康な状態に保つことが大切です。

解離性障害での休職・退職

解離性障害の症状によっては、仕事を休んだ方が良い場合もあります。単純に仕事の継続が難しいという問題もありますが、心身が疲れ切っている場合は療養が最優先になります。短期の療養でも、長期にわたる療養が必要な場合もまずいいしに相談しましょう。

解離性障害で休職・退職時にも利用できる経済的な支援制度

自立支援医療制度(精神通院医療制度)

解離性障害の治療のために通院中の人や、治療により症状が安定し再発の予防目的で通院中の人の医療費の自己負担額を軽減する制度です。疾患の種類や所得に応じて1ヶ月当たりの負担の限度額が設定されます。

障害者手帳

解離性障害のある方は、精神障害者保健福祉手帳を取得することができる場合もあります。申請には各種条件があるため、まずは主治医へ相談しましょう。

障害者手帳を取得すると、疾患の種類や程度に応じて様々な福祉サービスや税金の控除、公共交通機関の運賃や公共施設利用料の割引などを受けることができます。また、障害者雇用という枠で、症状に対する理解や支援を得られやすい職場で働く選択肢も選ぶことができます。

障害年金

障害や疾患のために、生活や仕事に支障が出たときに支給される年金です。働いていた場合でも、症状により仕事が制限されていると判断された場合は、生活の一部を支援する額が支給されます。

生活保護

怪我や疾患などにより働くことが難しく、収入が不十分で生活に困った場合に、健康で文化的な最低限度の生活を保障するための費用が給付される制度になります。受給には各種条件がありますので、まずはお住まいの市町村に相談しましょう。

傷病手当金

疾患や怪我で仕事を長期間休むときに無収入になってしまうことを避け、生活を保障する目的で支給される手当金です。ただし、労災保険の給付対象とはならない、業務外の理由による休職に限られます。保険組合の加入期間によって、その人の平均収入額3分の2の額、または月額28~30万円のいずれかが最長1年6ヶ月まで支給されます。

解離性障害をお持ちの方の就職や職場復帰は専門機関の支援を利用する

解離性障害をきっかけに療養が必要となり、休職・退職に至った場合は、医師からの許可がでたのちに就職先を探すことになります。

前職で自分に適していなかった要素を分析し、それらの要素を含まない仕事を選ぶと良いでしょう。その際には、疾患や障害のある人の就職活動を支援する機関を利用することをおすすめします。

ハローワーク

ハローワークには、障害や疾患のある人の就労を支援する窓口「専門援助部門」があります。また、就職に関する相談やカウンセリングの実施のほか、障害や疾患のある人を対象にした求人の紹介などを行っています。

就労移行支援

解離性障害などで働くことにお悩みのある方への支援として、就労移行支援があります。就労移行支援とは障害のある方の就職をサポートする福祉機関の一つになります。ネオワークス郡山では、障害のある方が自分らしく働くためのサポートを行っています。

まとめ

解離性障害は、種類によって症状も大きく異なります。また症状が表れたことを本人が覚えていないこともあり、周囲の理解や適切な対応が大切になってきます。しかし、症状が改善すれば就職や仕事を続けることは可能です。もし、退職後に療養を経て復帰を目指す場合は、ぜひ専門の支援機関の利用を検討しましょう。

ネオワークス郡山では、一人ひとりにあわせたカリキュラム設定、提供をいたします。

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【福島県郡山市】心の病気の種類について…仕事を続ける上でのポイント‼【就労移行】【ネオワークス郡山】

 

みなさんこんにちは🌹

生活支援員 國分です☺

みなさんは【心の病気】と聞くとどのような病気が思いつきますか?職場や学校、家庭などでストレスがかかり心身に不調が出てくると「心の病気なのでは…」と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

よく知られている心の病気には、うつ病や双極性障害(双極症)、統合失調症などがあります。(一般に心の病気と呼ばれている病気は、実際には脳の伝達物質の異常などの症状で起きる「脳の病気」と言えますが、心に症状が出ることが多いため、ここでは「心の病気」という言葉で説明していきます。)

心の病気は早めに治療をすれば、重症化や慢性化を防ぐことが可能になります。

心の病気とは…

心の病気とは正式な診断名ではありません。よく知られている心の病気には、うつ病や双極性障害(双極症)、統合失調症などがありますが、それらを総称したものになります。

心の病気の中には、気分が沈む・何をするにも元気が出ない・周りに誰もいないのに人の声が聞こえてくる・何も食べたくないなどといった症状が出る人もいます。心の病気の明確な原因はわかっていません。一部の心の病気はストレスが原因になると言われています。

心の病気は誰もがかかりうる病気

心の病気で通院や入院をしている人たちは国内で約420万人(平成29年)にのぼり、これは日本人のおよそ30人に1人も割合になります。また、生涯を通じて5人に1人の割合で心の病気にかかるとも言われています。

心の病気にかかったとしても、多くの場合は早期に適切な治療をすれば回復することもあります。近年では効果が高く、副作用の少ない治療薬もあるので、心の病気は以前よりも回復しやすくなっていると言われています。

一方で早く治そうと焦って無理をしてしまうと逆に回復が遅れてしまうこともあります。心の病気は周囲からわかりにくいという特徴があるので、ついつい無理してしまうこともあるかもしれませんが、焦らずしっかりと治すという心持ちでいることが大切になります。

心の病気の種類

心の病気といっても種類はさまざまあります。ここでは主な心の病気について簡単に学んでいきたいと思います。

うつ病

うつ病は100人に約6人が発症していると言われています。うつ病は気分の落ち込みや不安といった精神症状や体がだるい・眠れない・食欲がないなどの身体症状が表れる特徴があります。うつ病が発症する明確な原因は未だ解明されていません。

双極性障害(双極症)

双極性障害(双極症)は躁状態(気分が高まり活動的な状態)と、抑うつ状態(気分が落ち込んだ状態)を行ったり来たり繰り返す特徴があります。かつては躁うつ病と呼ばれていましたが、現在は双極性障害(双極症)と呼ばれています。双極性障害(双極症)は主に20代から30代で発症することが多く、100人に1人が発症すると言われています。うつ病ほどの発症頻度ではありませんが、決して稀な病気ではありません。

統合失調症

統合失調症は、陽性症状(幻覚や妄想など)と陰性症状(意欲の低下や感情の起伏がなくなるなど)が表れる病気です。統合失調症でよく知られている症状が幻覚と妄想です。幻覚とは聞こえるはずのない声が聞こえる(幻聴)、ないはずのものが見える(幻視)といったもので、妄想とは誤った内容を信じてしまう、いやがらせをされているといった被害妄想などがあります。

統合失調症は、統合失調症になりやすい要因をいくつか持っている人がストレスをきっかけとして発症するのではないかと考えられていますが、発症の原因はよくわかっていません。統合失調症は主に20代、次いで10代30代40代で発症することが多く、100人に1人が発症すると言われています。

発達障害

発達障害とは、生まれつきの脳のタイプの違いにより物の捉え方や行動に特性があり、そのために社会生活で問題や不適応が起きている状態のことを言います。

心の病気に発達障害も含まれるのか…と思われるかもしれませんが、行政で使用する診断基準では精神障害(精神疾患)に分類されています。

発達障害にはASD(自閉スペクトラム症)・ADHD(注意欠如・多動症)・LD,SLD(限局性学習障害)などがあり、これらは生まれつき脳の違いがあるという点が共通しています。

適応障害

適応障害は、ストレスが原因で憂うつな気分になったり、不安を感じたりする症状が表れる特徴があります。適応障害の症状はうつ病と似ていますが、ストレスの原因と一定の距離を置くと症状が和らぐことがある点がうつ病との違いになります。

強迫性障害(強迫性)

強迫性障害(強迫症)は強い不安やこだわりによって日常生活に支障がでる病気です。症状には強迫観念(自分の意思に反してある考えやイメージが頭に浮かんできて離れない)や強迫行為(同じ行為を何度も繰り返してしまう)があります。

過剰に手洗いや入浴を繰り返す、火や戸締りを何度も確認せずにはいられないなど、自分でもやりすぎて無意味だとわかっていてもやめられないという点が特徴です。

不安障害

不安障害とは、強い不安や恐怖心によって日常生活に支障が出ている状態のことになります。

不安障害の主なものとして、全般不安障害(全般不安症)・社交不安障害・パニック障害(パニック症)・限局性恐怖症などがありそれぞれに症状が異なります。

摂食障害

食事に関連した行動に問題が続き、心身に深刻な影響を及ぼす病気をまとめて摂食障害と呼ばれます。具体的には食べ過ぎてしまう・食事をとらない・食後に自分で吐いてしまうなど、その人によって症状は異なります。

摂食障害は10代から20代の女性が発症することが多く、日本国内では医療機関を受診している摂食障害のある方は年間21万人いると言われています。

依存症

依存症は日常生活や健康、人間関係などに悪影響を及ぼしているにも関わらず、ある特定の物質や行動をやめられない状態になっている病気のことです。依存症にはアルコール、ニコチン、薬物などへの物質依存症とギャンブルなどへの行動嗜癖があります。日本国内ではアルコール依存症は約10万人、薬物依存症は約1万人、ギャンブルなどの依存症は約3,000人が医療機関で治療を受けています。

心の病気の治療方法

心の病気は、適切な治療を行えば多くの場合、症状をコントロールし安定した生活を送ることができます。心の病気の治療法は主に「薬物療法」と「精神療法」があります。一人ひとりの症状に合わせて治療を行います。

薬物療法

薬物療法とは、脳に直接作用する薬を使用し治療をすることです。心の病気の症状に合わせて抗うつ薬、抗精神病薬、抗不安薬などが使われます。

精神療法

精神療法(心理療法)には、認知行動療法・対人関係療法・支持的精神療法などが含まれます。

・認知行動療法

医師やカウンセラーとの面談により物事の捉え方や考え方などへアプローチします。

・対人関係療法

自分の身近にいる重要な人との関係性にフォーカスを当てて対策を考えることで、症状の改善を目指すものです。

・支持的精神療法

話しやすいような雰囲気づくりをし、本人自身の困りごとを解決する力を高めるアプローチをします。心の病気の治療は医師の指示に従い、継続することが大切です。心の病気の治療を進める上で不安を感じたり悩んだりした場合は、医師に相談するようにしましょう。

心の病気のある方が無理なく仕事を続ける上で大切なこと

心の病気のある方ができる限り心身に負担をかけずに無理なく仕事を続けるためには、医療機関を受診し医師と相談しながら心の病気の治療を進めていくことが大切です。気分の落ち込みや眠れない、食欲がないといった症状は治療によって和らぐことも多いです。また、心の病気の症状によって生じる働きづらさは、自身の特性だけではなく、それを取り巻く環境によって生じます。(ここでいう環境とは、バリアフリーなどの物理的な環境面だけではなく、仕事内容や仕事の進め方、人間関係や職場のルールなどさまざまな意味が含まれています)

症状の安定や心の病気の再発防止のためにも、自身の特性を理解することから始めてみるといいでしょう。人は誰しも苦手なこと・得意なこと・考え方や捉え方の癖といった特性があります。例えば「突発的な仕事の依頼が増えるとストレスに感じてしまう」「音や光に過剰に反応してしまい集中できない」というようなものです。自身の特性を理解できると、その特性に合わせた働き方の工夫や環境調整、周りへのお願いがしやすくなり、働きやすさに繋がります。

休職・退職を考えるときに大切なこと

仕事を続けることが辛くなったら、無理をせずに休養をとることも大切です。無理をしてしまうと心の病気の回復が遅れてしまうこともあります。

もし、休職するならまず医師に相談しましょう。休職する場合、多くの場合は医師の診断書が必要になるためです。また職場の休職制度についても調べましょう。休職制度があるかどうか、休職はどの程度の期間が可能か、休職中の給料は支払われるかどうかは職場によって異なるためです。

心の病気になると、生活や今後のことなど気になることもあるかと思います。医療費負担を軽減する自立支援医療、傷病手当などの制度も確認しておくといいでしょう。

心の病気についてまとめ

心の病気は、種類も症状もさまざまです。

心の病気はストレスやその他の原因による脳の働きの違いが原因と言われていますが、明確な原因はわかっていません。心の病気にかかったとしても、多くの場合は早期に適切な治療をすれば症状をコントロールし安定した生活を送ることができます。そのため、心身の辛い症状を我慢したり、1人で抱え込むのではなく、まずは医療機関に行き、早期に治療することが大切です。

ネオワークス郡山では、就労移行支援事業所として障害のある方の就職をサポートする福祉機関のひとつです。

ご自身の特性や働く上での困難さはどのようなものがあるかを理解し、そのうえで「自分でできること」や「周囲の配慮や理解を得ることで働きやすい環境」を整理するために、ストレス対処法や対人トレーニング、軽作業訓練・PC訓練、面接練習など一人ひとりに合わせたカリキュラムを提供しています。

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【福島県郡山市】障害をお持ちの方で就活や就職後の不安な時の対処法…【就労移行】【ネオワークス郡山

みなさん こんにちは☺

生活支援員 國分です。

私事ですが、18日(土)に子供の運動会を見に行きました🌟

暑い中、こどもたちみんなかんばっている姿がとても素敵でした!(^^)!

今回は、さまざまな病気や障害をお持ちの方が就職活動や就職後が不安な方の対処法について考えていきたいと思います✨少しでも解決の手助けになったら幸いです。

まず、どんな悩みがあるのかをまとめてみたいと思います。

就職活動の悩み

1.自分の希望や障害特性、適性にあった求人数が少ない

2.自分に合う仕事はあるのか、どんな仕事があっているのかわからない

3.障害の有無に関わらず対等に接してもらえるか

4.障害のことをどこまで伝えるべきか

5.一人で就職・転職活動ができるのか

就職後の不安

1.自分が希望するサポートや配慮が受けられるか

2.自分のスキルや障害特性に考慮した業務につけるか

3.人間関係で揉めないか、悩まないか

4.不安や困りごとを相談できるか、聞いてもらえるか

5.長期的に就労して安定した生活が送れるか

このようにたくさんの悩みや不安があげられます。ご自身に近い悩みや不安はありますか?

就職活動の悩みへの対処法

1.自分の希望や障害特性、適性にあった求人が少ない

当事業所では、希望の職種に近い企業様への働きかけや求人票に記載されていない情報などの問い合わせなどを積極的に行います。一般求人に比べて、障害者雇用枠の求人数が少ないことに変わりはありませんが、みなさんの希望に添えるよう支援していきます。

2.自分に合った仕事はあるのか、どんな仕事があっているのかわからない

ご自身にあった仕事を見つけることはとても難しいことだと思います。当事業所では職業適性検査や職業興味診断などを取り入れています。また訓練を通して経験や自己理解を深めて選択肢を広げ、ご希望の職種へ就職できるように支援していきます。

3.障害の有無に関わらず、対等に接してもらえるか

不安にさせてしまうかもしれませんが、企業や人により対応は異なります。

障害に対してどの程度の知識があるのか、どのような対応をしているのか個々に違いがあります。こうした点も踏まえて、障害者雇用や一般のオープンで就労される方にとっては理解者や支援者が重要になってくると思います。

4.障害のことをどこまで伝えるべきか

診断名はもちろんのこと、就労する上で理解や配慮が必要な障害については伝える必要があります。また伝えることによってサポートを得られるようになります。相互に理解し対処し、サポートを得られることが就労する上で大事なことになります。内容の取捨選択や伝え方を一緒に考えて対処することも当事業所では行っています。

5.一人で就職・転職活動ができるか

可能ですが、上記にある通り企業の選択や対処方法の確立など、1人で行える範囲には限りがあります。そして労力も必要になってきます。より備えをしっかりしておき、就労後に苦労をしにくくなるようにしていくとよいでしょう。

就職後の不安への対処法

1.自分が希望するサポートや配慮が受けられるか

就労先である企業は合理的配慮を行う義務があります。例えば指示理解が苦手な方に指示を一つずつに分けて伝えたり、イラストを駆使して説明するなどがあります。そのほかに疲労や緊張が大きい方に休憩スペースの設置や業務時間の調整などを行っている企業もあります。ただあくまで、事業に大きく影響が出ない範囲で行うという義務であるため、企業によって対応はまちまちになります。そのため、求めるサポートが全て受けられるかというとそうではありません。

2.自分のスキルや障害特性を考慮した業務につけるか

上記に記載した内容通り、いかに適職を判断した上で就職先を選ぶかによって変わってきます。向いているが興味がない…や興味があっても向いていない…などある程度取捨選択と見極めが必要になってきます。

3.人間関係で揉めないか、悩まないか

就労先にもさまざまな方がいらっしゃいます。そのため揉めたり悩んだりすることもあります。ただし就労定着支援という障害福祉サービスを受けることで対処できることもあります。就労定着支援では、就職した後に就労先とご本人様の間にたって業務面の調整や人間関係の構築や改善などを行い、長く就労定着できつよう支援していきます。当事業所では、6ヶ月以降も必要がある場合は応じさせていただきたいと考えております。

4.不安や困りごとを相談できるか、聞いてもらえるか

少し就職のハードルが高くなり、対策も必要となりますが、大手企業が障害者雇用のための子会社である特例子会社では、社内に産業カウンセラーや精神保健福祉士などが常駐している場合もあります。定期的に面談をおこなっている企業や社内で障害者雇用の担当者を決めて相談などを受け付けている企業もあります。不安や困りごとがある方はこのような企業を選ばれると良いかと思います。

5.長期的に就労して安定した生活が送れるか

職業や企業とのマッチング、医療や福祉のサポートなど、ご自身の状態に合わせて選択をされると無理なく安定して就労や生活が維持できるのではないでしょうか。

上記を踏まえ、簡単にまとめていきたいと思います🌟

不安や悩みの対処方法

①職業適性検査や障害の診断を受け自己理解を対処法を身につける

診断や検査はその時の心身の状態で左右され、情報の開示もご自身の意向で行うことができます。あくまで現状に理解と対処として行いましょう。ズレをなくすことで就職してからの困りごとを軽減することができます。

②支援者・サポーターをつける

障害に関する全般的な職業や生活の悩みについては、お住まいの地域の「障害者就業・生活支援センター」やご本人にあった支援先を考えてくれる「相談支援事業所」などがあります。また就労までや就労後のサポートを全般的に任せられる『就労移行支援事業所〗や〖就労定着支援事業所〗などを利用してご自身のサポーターを作りましょう。

以上になります。

就労移行支援事業所 ネオワークス郡山では、就労でお困りの方を全力でサポートいたします。

相談・見学・体験随時受付中です🌸

お気軽にお問い合わせください!(^^)!

【福島県郡山市】🌟ネオワークス郡山カリキュラム紹介🌟【就労移行】

皆さんこんにちは☺

生活支援員 國分です。

今回はネオワークス郡山のカリキュラムをご紹介させていただきます✨

その他に、グループワーク・職場体験や実習、模擬就労などを提供していきます✨

経験豊富な職員による支援で、ご希望の職種へ就職できるように訓練していただきます!(^^)!

現在、ネオワークス郡山は利用者様を募集しています‼

相談・見学・体験随時受付中です🌟

お気軽にお問合せください🌹

【福島県郡山市】うつ病の種類について…【就労移行】【ネオワークス郡山】

みなさんこんにちは☀

生活支援員 國分です☺

私事ですが、まもなく誕生日でまたひとつ年を取ってしまう…と複雑な気持ちな國分です😢

今回はうつ病の種類や特徴をみなさんと学んでいきたいと思います。

うつ病の種類・・・

うつ病にはいくつかの種類があります。多くの人がイメージする典型的な「うつ病」のほかにもさまざまなタイプのうつ病があります。

うつ病の種類により、症状の表れ方や治療法が異なります。また、うつ病と似た症状が現れる疾患もあるため自己判断することなく医療機関で診療を受けることが大切になります。

うつ病とは、「何もする気になれない」といった抑うつ気分や「今まで興味を持てたことが持てなくなる」「喜びを感じていたことが喜べなくなる」といった興味または喜びの喪失など、さまざまな症状が続き、それによって日常生活に著しい苦痛や機能障害を引き起こす精神疾患のことです。うつ病の症状の表れ方は人によって異なります。

うつ病の原因はまだ明確になっていませんが、脳内の神経細胞の情報伝達にトラブルが生じているのではないかと言われています。またそれだけではなく、ストレスとなるような出来事やうつ病になりやすい性格などと組み合わせて、うつ病の症状が発症するとも考えられています。

うつ病は、こころの健康について疫学調査に関する研究によると「日本人の約16人に1人が経験したことがある」という調査結果もありめずらしい病気ではありません。

うつ病にはいくつかの種類があります。種類の分け方いは重症度別や原因別などのさまざまな方法があります。ここでは原因や症状によって分類されたうつ病の種類について主な4つについて紹介いたします。

メランコリアの特徴を伴ううつ病(メランコリー型うつ病)

従来の「うつ病」と考えられてきたタイプの典型的なうつ病で、下記のような症状が表れます。

・ほぼすべての活動において喜びの感情が失われている

・何か良いことが起こった場合に、一時的であっても良い気分にならない

・抑うつ状態が朝に悪化しやすい

・有意の食欲不振や体重減少

・早朝に目が覚める

・過度な罪悪感 などが挙げられます。

非定型うつ病

非定型うつ病は、抑うつ気分があっても、楽しいことやうれしいことに反応して一時的に気分が良くなります。また他人の何気ない一言に深く傷つく【拒絶過敏症】も見受けられます。また有意の体重増加または食欲増加、過眠、体のだるさ・重さも伴います。

非定型うつ病は、従来のうつ病とは違い、対人関係や環境に反応して症状が変化しやすいのが特徴です。そのため、性格や能力の問題として誤解されやすく、病状から来ていることに気づかないことが多くあります。また非定型うつ病の症状は双極性障害に出現することもあります。このような理由から非定型うつ病については専門医による診察や治療を慎重に進めていく必要があります。

なお、非定型うつ病は『新型うつ病』と俗に呼ばれることもありますが、医学的な用語ではありません。

季節型うつ病

1年のうちの特定の季節になると抑うつ状態になり、その季節が終わると症状が消えるタイプのうつ病です。どの季節でも起こりえますが、特に多いのが秋から冬にかけてうつ状態となり、春から夏にかけては症状が消える『冬季うつ病』です。発症時には、気力の減退や過眠、過食、体重増加などの症状が見受けられます。季節型うつ病の原因はわかっていませんが、冬季季節型うつ病は高緯度地域で増加することから日照時間が関係しているのではないか、と考えられています。

周産期うつ病(産後うつ病)

出産後4週間以内に発症するうつ病のことです。妊娠や出産にともなうホルモンバランスの変化や出産や育児に対する不安などの要因が関係していると考えられています。抑うつ気分だけではなく、パニック発作や疲れやすさやだるさ、不眠などの身体症状をともなう場合もあります。

うつ病の治療方法

うつ病の治療では〖休養〗〖薬物療法〗〖精神療法〗の3つの方法が柱となります。また上記に加え〖運動療法〗が取り入れられることもあります。

しかし、うつ病の種類や症状の表れ方、医師の方針などにより、治療の進め方は異なります。このため「自分はうつ病かもしれない」と思っても自己判断することなく医療機関の診療を受けることが大切になります。

〖休養〗

うつ病はまず脳をしっかり休ませることが重要です。心身を共に休ませてエネルギーが再び蓄えられてくるのを待ちます。休養は個人の状況に合わせて「仕事量を軽減する」「家事や残業しない」「仕事を休む」などの休むレベルはさまざまです。

また、睡眠を十分にとることも重要です。とはいえ、仕事に調整や休職、家事などをお願いすることに心理的抵抗がある人もいるかもしれません。しかし〖休養が治療である〗と理解し、心身をしっかりと休めるように時間を確保しましょう。

〖薬物療法〗

うつ病の薬物療法では「抗うつ薬」と呼ばれる薬が主に用いられます。抗うつ薬にはいくつかの種類があります。医師は患者の状態に適した種類の抗うつ薬を選び処方します。抗うつ薬はすぐに効果が表れるのではなく、2週間程度の時間がかかるとされています。また、人によって効果が表れるより前に副作用が表れることがあります。副作用がつらい時は自己判断で服薬を中断するのではなく、医師に相談しましょう。服用量や抗うつ薬の種類の調整が可能な場合もあります。なお、軽症のうつ病であれば薬物療法は行わない場合もあります。

〖精神療法〗

うつ病はストレスをためやすい性格や環境要因などの複数の要因が関係して起こると考えられています。性格の傾向や環境要因は休養や薬物療法では改善が難しいため、精神療法がおこなわれます。精神療法とは、うつ病の原因となったストレスや環境、自分の性格の傾向や考え方などを見直し、新しい考え方や行動を身につけるための治療法です。精神療法にはさまざまな種類があります。うつ病に用いられることの多い精神療法には、カウンセリングや認知行動療法などがあります。

※カウンセリング

カウンセリングとは、医師やカウンセラーが患者の訴えを聞き、こころの専門家としての視点から指導や援助を行う治療のことです。医師やカウンセラーは患者の訴えに対して理解や共感を示し、具体的な助言を行うこともあります。患者は気持ちが楽になる、考え方を整理しやすくなるといった効果が期待できます。

※認知行動療法

認知行動療法とは、悲観的になりやすい考え方などのパターンに気づき、考え方を変えることで柔軟な物事の見方や対応ができるようになることを目的としています。

〖運動療法〗

薬物療法や精神療法との併用療法として〖運動療法〗が行われることがあります。運動療法は、中等度までのうつ病であれば有効であるという研究報告もあります。休養と矛盾する点もありますが、個人の状況を踏まえたうえで、休養するとともに身体を動かした方が効果が出る場合もあります。具体的には、週3日、1回30分程度のウォーキングで十分と言われています。うつ病の場合、夕方以降に意欲が若干回復する場合が多いため安全に注意しながら、夕食後に30分程度のウォーキングを行うとよいかもしれません。リズミカルなウォーキングはそれ自体が脳を適度に活性化させ、かつリラックス効果と身体の疲労により良質な睡眠が得られることに繋がります。

うつ病と双極性障害の違い

うつ病との鑑別が難しい疾患に、双極性障害があります。双極性障害には「双極性障害Ⅰ型」「双極性障害Ⅱ型」の2種類があります。Ⅰ型はハイテンションで活動的な「躁状態」と気分が落ち込みやる気になれない「うつ状態」が交互に現れることが特徴です。Ⅱ型の場合は「躁状態」の程度が低く(軽躁状態)、「うつ状態」が長いことが特徴です。

うつ病と双極性障害の違いは、躁状態の有無です。長い経過の中で1度でも躁状態が認められれば双極性障害として治療をする必要があります。

双極性障害のうつ状態はうつ病の抑うつ症状とほぼ同じであるため、見極めが重要となります。しかし、双極性障害は躁状態のときは調子が良いため、受信に至ることは少なくうつ状態のときに受診することが多いと言われています。

そのため、治療する医師側も双極性障害を単なるうつ病と誤診しやすいと言えます。双極性障害を見落としてうつ病の治療だけを行うとその症状が改善されにくくなったり、抗うつ薬によって躁状態が誘発されたりすることがあります。

うつ病と双極性障害では治療法が異なるため、現在の状態に加え、過去の経緯についてもメモを作って受診の際に持参すると医師が判断する際の参考になると思います。

うつ病の種類まとめ

うつ病には、いくつかの種類があります。抑うつ気分、有意の食欲低下や不眠などの症状がみられる「メランコリアの特徴を伴ううつ病(メランコリー型うつ病)」はいわゆる従来型の典型的なうつ病になります。

一方、楽しいことや嬉しいことがあると気分が良くなる「非定型うつ病」、特定の季節に発症する「季節性うつ病」や出産後に発症する「周産期うつ病(産後うつ病)」などの種類もあります。うつ病は、症状の程度や種類によって治療内容が異なります。「うつ病かもしれない」と思っても自己判断せず医療機関を受診して専門家の治療を受けることが大切です。

就労移行支援事業所 ネオワークス郡山ではうつ病の方の就職サポートも行っています。就労移行支援とは、障害者総合支援法に基づく福祉サービスのひとつです。一般企業への就職を目指す65歳未満の障害をお持ちの方を対象に、就職に必要なスキルの習得や就職活動のサポート、就職後の職場への定着支援までを一貫して行います。

ネオワークス郡山ではただいま利用者様を募集しています🌟

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【福島県郡山市】広汎性発達障害(PDD)とは…【就労移行】【ネオワークス郡山】

 

みなさんこんにちは☀

生活支援員 國分です。最近暑くなったり寒くなったり気温差が激しいですが、みなさん体調はいかがでしょうか。

私は、なんだかだるいなーと思ったり気のせいかなーなんて思ったりして過ごしています((´∀`))ケラケラ

さて今回は〖広汎性発達障害(PDD)〗についてみなさんと学んでいきたいと思います。

広汎性発達障害(こうはんせいはったつしょうがい)とは、行動や物事に強いこだわりがある、対人関係を上手く築くのが難しいなどの特徴がみられ、日常生活や仕事に影響を及ぼす障害です。

以前は対人関係の困難、パターン化した行動や強いこだわりの症状がみられる障害の総称として〖広汎性発達障害〗が用いられていました。しかし、アメリカ精神医学会発刊の〖DSM-5〗(【精神疾患の診断・統計マニュアル】第5版)では、自閉的特徴を持つ疾患は包括され2022年(日本語版は2023年)発刊の〖DSM-5-TR〗では〖自閉症スペクトラム症〗という診断名となりました。

現在は〖広汎性発達障害〗の名称で診断されることは少なくなりましたが、一善の診断名で情報を探さられる方もいらっしゃいますので、今回の記事では〖広汎性発達障害〗の名称を使用しながら説明させていただきます。

広汎性発達障害は生まれつきの障害であるため、大人になってから発症するものではありません。しかし、幼少期に気が付かず社会に出てから診断を受けて判明するケースもあります。今回は広汎性発達障害の症状や診断基準、仕事をする上で意識したいポイントなどを考えていきたいと思います。

広汎性発達障害とは・・・

以前の診断名である広汎性発達障害はPDD(Pervasive Developmental Disorders)とも呼ばれています。以下の5項目が広汎性発達障害として分類されていました。

・自閉症障害

・レット障害

・小児期崩壊性障害

・アスペルガー障害

・特定不能の広汎性発達障害

2013年に改訂された〖DSM-5〗では、広汎性発達障害の分類がなくなり、上記のうちレット障害以外の4つは〖ASD(自閉症スペクトラム症)〗という診断名に統合されました。

広汎性発達障害の原因・・・

以前の診断名で「広汎性発達障害」に分類されていたもののうち。レット障害(レット症候群)は遺伝的な原因で引き起こされる神経発達障害です。社会的技能とコミュニケーションの面での問題が見受けられるためASD(自閉スペクトラム症)と似ていますが、これらは別のものとして分類されています。

それ以外の4つが統合されたASD(自閉スペクトラム症)の原因はまだ明確になっていませんが、最近では「遺伝的な要素と環境要因が複雑に絡み合って発現するのではないか」と考えられています。

かつて言われていた保護者の育て方や愛情不足が原因という説は現在医学的に否定されています。

広汎性発達障害をお持ちの方が仕事を続けるうえで大切なこと

大切なポイントは一人で抱え込まず、医師や家族、支援機関や職場の人たちなど周囲の人に協力をしてもらうことです。

自分ひとりでどうすればいいのかわからないときは、まわりの人の力を借りたり、かかりつけの医師や支援機関などで相談してみましょう。

周囲の理解を協力を得る

できる範囲で自身の症状について、上司や同僚などに伝え、理解してもらうことは心身への負担を減らすことに繋がります。

仕事において、症状により困難が生じる場面について予め伝えておくことで、その状況になることを防いだり助けを求められる環境づくりを行うことが大切です。

仕事の指示は具体的にしてもらう

広汎性発達障害(ASD/自閉スペクトラム症)があると「曖昧な指示の理解が困難に感じる」ことが考えられます。

曖昧な言葉をそのままにしておくと、作業の認識にズレが生じ、ミスにつながる可能性があります。そのため数字で表してもらったり、見本を見せてもらうなど具体的な指示を受けるようにしましょう。

広汎性発達障害(ASD/自閉スペクトラム症)のある方が就職や職場復帰で利用できる支援・・・

広汎性発達障害(ASD/自閉スペクトラム症)をお持ちの方が就職や職場復帰を検討する場合は、専門機関の支援を利用することを検討してみましょう。どのような機関があるのか下記をご参照ください。

リワーク支援

リワークとは、うつ病などの精神の不調によって休職した方がスムーズに職場復帰できるようにするためのプログラムのことです。医療機関や公的機関、その他民間の事業所などで受けることができます。

生活リズムや模擬業務、ストレスコントロールなどのプログラムを通してスムーズな職場復帰を目指せます。リワーク支援・職場復帰プログラム・復帰支援プログラムなどの名称で呼ばれることがあります。

ハローワーク

ハローワークは職業紹介や就労の相談を受付している機関になります。正式名称は公共職業安定所です。ハローワーク内に、障害のある方へ向け専門の窓口が設置されています。仕事をするにあたって不安なことを話したり、障害の症状を把握したうえで仕事の紹介をしてくれたりします。

障害者手帳を持っていない場合も利用できますが、正しく症状を伝えるために、診断書があれば持参しましょう。

障害者就業・生活支援センター

障害のある方の仕事面、生活面での相談や他の関係機関との連絡調整などのサポートを行っている機関になります。生活面では健康管理、金銭管理、生活設計などの相談を行っており、仕事面では就職に向けての訓練や職場定着のサポートも行っています。

就労移行支援事業所

就労移行支援事業所は、障害のある方の就労を支援している機関になります。就労移行支援事業所では働くためのスキルを身につけたり、面接対策や応募書類の作成などの就職準備を支援していきます。ネオワークス郡山では、利用者の方の希望職種に合わせてカリキュラムを設定していきます。週1日からの通所も可能になります。

最後に・・・

広汎性発達障害(ASD/自閉スペクトラム症)は生まれつきの障害になります。特性の現れ方や程度は人によりさまざまです。そのため、生活の中で起こる困りごともさまざまです。困りごとでお悩みの場合は医療機関や専門機関に相談し早めにサポートを受けるようにしましょう。

ネオワークス郡山でも、相談することができます☺

一人ひとりに寄り添い、さまざまなサポートをいたします🌟

ただいま利用者様を募集しています‼

相談・見学・体験随時受付中です。

お気軽にお問合せください。

【福島県郡山市】🌟イベントのご案内🌟【就労移行】【ネオワークス郡山】

 

みなさんこんにちは🌸

生活支援員 國分です☺

今回は6月に予定しているイベントのご案内をさせていただきます✨

6月21日(金) 

就労移行インフォメーションミーティング

こちらのイベントは、郡山市・須賀川市の就労移行支援事業所が集まり、説明会や事業所ごとの個別面談などをおこなうイベントとなっております。

就労移行ってどんなところ?いろんな事業所があるけどどこの事業所が自分にあっているんだろう・・・などさまざまな疑問にお答えしていけるようなイベントとなっております‼

場所は、郡山市総合福祉センター 5階集会室にて開催されます。

当事業所も参加いたします🌟

予約不要‼参加費無料‼

10事業所が初めて集まり開催される説明会となっております☺

ぜひご興味がある方はお気軽におこしください♡

 

6月29日(土)

相談会and座談会 +日々の疲れを溜めないからだ労り講座

こちらのイベントはネオワークス郡山で開催いたします‼

相談会and座談会では、あなたの悩みごとや相談事についてお聞きしたり、お題をご用意しておりますので、くじ引き形式でいろんなことを話すという形でコミュニケーションをとったり、自己表現の仕方だったり、人のお話を聞く傾聴力などを身につけていただけるようなイベントとなっております✨

また、疲労回復インストラクターによる〖日々の疲れを溜めないからだ労り講座〗では、その日の疲れをその日のうちに取る習慣をつけるために必要なことや自分のからだの状態を知るきっかけになるような講義を予定しております☺

こちらのイベントに関しましてはご予約制となっております。

ご予約方法は、電話(024-973-8712または080-9635-7664)

メール(info-nw@neo-connect.co.jp)または下記QRコードの参加フォーム(URL)からご予約ください🌟

人数に限りがありますので、お早目のご予約をお願いいたします☺

以上が6月に予定しているイベントとなります🌸

みなさまにお会いできることを楽しみにしております🌟

【福島県郡山市】精神障害をお持ちの方が仕事をする上での悩み…【就労移行】【ネオワークス郡山】

 

みなさんこんにちは☺

生活支援員 國分です🌟

今回は精神障害をお持ちの方が仕事をする上での主な悩みや解決策を皆さんと一緒に考えていきたいと思います‼

精神障害(精神疾患)とは・・・

脳の障害や損傷などによる働きの変化のために感情や行動に著しい『偏り』が見られる状態のことで、様々な疾患の総称になります。

統合失調症やうつ病、双極性障害(躁うつ病)などの種類があり、治療には薬物療法や精神療法、心理社会的療法などが用いられます。

精神障害(精神疾患)をお持ちの方の仕事における悩み・困りごと

厚生労働省の調査によると精神障害者の1年後の定着率は49.3%となっています。これは身体障害者(77.8%)や知的障害者(85.3%)と比べると最も低い数値となっており5割以上の人が1年以内に退職する…ということを表しています。

では、なぜ精神障害をお持ちの方が仕事を続けるのに苦戦しているのかということを考えていきたいと思います。

精神障害はほかの障害と比べて、見た目からは困難を抱えていることがわかりづらい傾向があります。そのため、他の社員と能力を比べられることが多く『やる気がない』『手を抜いている』『さぼっている』と誤解された評価をされてしまうこともあります。

また診断名は同じでも、特性は一人ひとり異なります。天気や季節の変わり目で体調を崩したり、職場環境の不適応で二次障害を起こしてしまうこともあります。

障害があることを周囲に知ってもらえたとしても、特性までは理解してもらえず、根本的な解決にならないため、困りごとが減らないケースも多くあります。特に精神障害は、障害の種類も様々で感情や行動の偏りには個人差もあります。

・作業手順を覚えるのに時間がかかる

・朝にやる気がわかない

・電話に出るのが苦手

・疲れやすくてこなせる量が少ない

といったように人により特性は異なります。

そのため、障害名のみを提示するのではなく、自分自身が何を苦手としているのかを具体的に説明し職場の理解を得ることが重要になります。

そして心身の調子の波が大きいのも精神障害をお持ちの方がよく抱える悩みと言われています。

気分が安定している時や身体が元気な時は問題なく仕事ができるのですが、気分が落ち込んでいる時や症状が悪化している時は、いつも通り仕事ができなくなります。特に精神障害をお持ちの方は人より不安が大きくなる傾向があります。

いつも通り仕事ができないとその不安がさらなる不安を引き起こし、状態がどんどん悪化してしまう場合があります。また、精神障害をお持ちの方は環境の変化が大きなストレスとなり、体調を崩してしまう人が多い傾向にあります。そうした心身の調子の波も、職場への定着や仕事の継続を困難にしています。

精神障害とうまく付き合いながら仕事を続ける方法・・・

ここで挙げた精神障害の特性ゆえに抱える仕事での悩みや困りごとはほんの一部です。ほかにも様々な悩み等があげられますが、いくつかのポイントをおさえておけば、障害と上手く付き合いながら安心して長く働き続けることができます。

精神障害をお持ち方が障害と上手く付き合いながら働くポイントは大きく4つあります‼

・周囲の理解を得る

・通院や薬の服用を怠らない

・休む勇気を持つ

・自分の特性にあった仕事を探す

各ポイントについて説明していきます。

1.周囲の理解を得る

精神障害をお持ちの方が定着している企業は、職場が相談しやすい雰囲気であることや人事や上司との面談を定期的に実施している傾向が見受けられます。

それによって日々変化する自分の疾患の内容・特性・困り事を伝えることができ、周囲の協力によって職場が働きやすい環境となります。

障害者雇用や合理的配慮に力を入れている企業を選ぶことが重要になります。障害者雇用を始めていない会社に現在勤めているという方は、人事や上司・同僚に自身の特性や状態、業務上の得意・不得意なことを伝えることで障害の有無に関係なく『あなた自身の困り事』として理解してくれることもあります。

長く安心して働き続けることができる環境づくりの一歩としてご自身の情報を一緒に働く相手に伝えることから始めてみるのもいいかもしれません。

2.通院や薬の服用を怠らない

精神障害をお持ちの方は調子が良い時が長く続いたり、忙しくて生活リズムが崩れたりする時は、通院や服薬を怠りがちになってしまう場合もあります。

医師からの指示がある限りは必ず継続するようにしましょう。

またそのためには、自身の体調や通院・服薬のリズムい応じて出退勤時刻・休暇・休憩などを調整し、業務に支障をきたさないよう上司と相談することも大切です。

3.休む勇気を持つ

心身の調子が優れない時は、休むようにしましょう。

無理をしてしまい状態が悪化するほど、回復に時間がかかってしまいます。

安心して長く働き続けていくためにも調子が悪い時は勇気をもって休むようにしましょう。そのようないざという時の欠勤や休暇をスムーズに取得するためには、疾患や特性について上司や周囲に伝えておくと良いかもしれません。

4.自分の特性にあった仕事を探す

精神障害は、その人の精神障害が仕事に大きく影響を及ぼします。そのため、自身の精神障害の症状や疾病に応じた勤務時間や業務量、ストレスの程度を考えた仕事選びをするように心がけましょう。

統合失調症、うつ病、双極性障害(躁うつ病)の方は、マルチタスク能力が求められる仕事が避けられると良いと言われています。

その反面、1人で黙々とマイペースで続けられることができ、集団行動を必要としない仕事が向いているとも言われています。そういった方は「コツコツと続けられるルーティンワークが得意」「静かな環境で働きたい」など自身にとってより良く働く条件を明確にしておきましょう。

また、うつ病の方やうつ症状がある場合は、ノルマがない、あるいは締め切りが比較的緩やかな仕事のほうが良いと言われています。

仕事を探すときに大切なのは、自己理解と自己分析です。自身を客観的に見つめ、得意・不得意や自分の特性と照らし合わせながら自分に合った仕事・職場を見つけることが大切です。

精神障害で休職・退職をすること・・・

精神障害が原因で心身が疲れ切っている場合は療養が最優先になります。

短期の療養でも長期にわたる療養が必要な場合も、まず医師に相談しましょう。

服薬を守ったり、体調管理に気を付けていても何かの拍子に体調をコントロールできなくなることもあると思います。そうなってしまった時に備えて、日頃からその日の体調をメモで残しておくといいでしょう。医師は本人からよく話を聞いたうえで、養生や就労状況、職場や生活環境などを総合的に踏まえ、休職するべきかどうか判断します。

その内容を上司に伝え、医師が設定した療養期間について相談するといいと思います。

精神障害で休職・退職した際の支援制度

自立支援医療制度(精神通院医療制度)

精神疾患の治療のために通院中の人や、治療により症状が安定し再発の予防目的で通院中の方の医療費の自己負担額を軽減する制度になります。疾患の種類や所得に応じて、1ヶ月当たりの負担額が設定されます。

障害者手帳

精神障害のある方は、精神障害者保健福祉手帳を取得することができる場合もあります。申請には各種条件がありますのでまずは主治医にご相談しましょう。

障害者手帳を取得すると、疾患の種類や程度に応じて様々な福祉サービスや税金の控除、公共交通機関の運賃や公共施設利用料の割引などを受けることができます。また障害者雇用という枠で症状に対する理解や支援を得られやすい職場で働く選択肢も選ぶことができます。

生活保護

怪我や疾患で仕事を長期間休む時に無収入になってしまうことを避け、生活を保障する目的で支給される手当金です。ただし、労災保険の給付対象とはならない、業務外の理由による休職に限られます。

保険組合の加入期間によって、その人の平均収入額の3分の2の額、または月額28~30万円のいずれかが最長1年6ヶ月まで支給されます。

精神障害をお持ちの方の就職や職場復帰は専門機関の支援を利用しましょう

精神障害をきっかけに療養が必要となり、休職・退職に至った場合は医師から職場復帰の許可が出たのちに就職先を探すことになります。前職で自分に適していなかった要素を分析し、それらの要素を含まない仕事を選ぶと良いと思います。その際には、疾患や障害のある方の就職活動を支援する機関を利用することをおすすめします。

障害福祉や就労について幅広い知識と経験を持つスタッフのサポートを受けながら仕事探しを行う方法もあります。

ハローワーク

ハローワークには、障害や疾患のある方の就労を支援する窓口〖専門援助部門〗があります。また、就職に関する相談やカウンセリングの実施の他、障害や疾患のある方を対象にした求人の紹介などを行っています。

就労移行支援事業所

就労移行支援事業所とは、一般企業への就労を目指す障害や疾患のある方の就職をサポートする事業所です。利用されるかたは事業所に通い、職業訓練や面接、履歴書対策などの就職活動サポート、就職後の定着支援などを受けることができます。

ネオワークス郡山では、一人ひとりに寄り添い個別にカリキュラムを設定し、あなたにあった就職へ繋げられるように支援していきます。

ただいま利用者様を募集しています☺

お気軽にお問合せください🌟

【福島県郡山市】忘れっぽいを防ぐ‼発達障害がある方向けの自己対処法【就労移行】【ネオワークス郡山】

 

皆さんこんにちは🌸

生活支援員 國分です☺

早速ですが、忘れっぽいとどうなるでしょうか?

必要なものが用意できない…物事が予定通り進まない…結果的に約束を破ってしまう…など問題がでてくるでしょうか。

仕事でも私生活でも〖忘れ物〗や〖忘れごと〗はない方が望ましいと思います。誰もが準備物や約束を忘れたくて忘れているわけではないと思います。

自分が忘れっぽいということで悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか…

仕事で忘れ物・忘れ事をしてしまうと物事によっては重大な問題を引き起こす要因になってしまったり、信用を失ってしまう…ということがあるかもしれません。

 

これは障害者雇用枠でも同じで、正社員でもパート・アルバイトでも誰でも同じです。

障がいをお持ちの方の場合、仕事での〖忘れ〗をきっかけにうまくいかない自分に対しての自己嫌悪や責められたりすることでのストレスなどで二次障害の要因になることも考えられます。

【二次障害とは、障害特性による一時的な問題+後天的な要因(ストレスやトラウマなど)によって起こる二次的な障害のことでうつ病や不安障害などもその一つになります。】

忘れっぽいという自覚があれば対策することができますが、無自覚で過ごしてしまうと周りに迷惑をかけてしまったり、振り回してしまったりと段々人が離れていってしまうということになってしまうかもしれません。

このようなことは仕事を長く続けてくためにも避けたいところではあります。

大人の発達障害とは・・・

発達障害とは、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢に発現するものとされています。

発達障害の明確な原因は解明されていませんが、先天的な脳と神経系の障害で育て方や努力不足が原因ではないと言われています。

学生時代の忘れ物や忘れ事は『おっちょこちょい』や『抜けている』で済むことがあるかもしれません。しかし仕事をする上では『おっちょこちょい』や『抜けている』は『不注意』『確認不足』と捉えられることが多くなります。

そこからミス・事故・インシデントが発生し、場合によっては取引先や会社に大きな影響を与えることもあるため、特に仕事をする上では〖忘れっぽい〗で済まされない状況も多数あります。

発達障害は通常低年齢で発現しますが、上記の例のように成人になって初めて気付く場合があります。そのため【大人の発達障害】という表現が使用されることも多くなってきています。

大人の発達障害では特にASD(自閉症スペクトラム障害/アスペルガー障害なども含む)、ADHD(注意欠如・多動性障害)に触れていることが多く、それぞれ以下のような障害特性があります。

ASD(自閉症スペクトラム障害/アスペルガー障害なども含む)の障害特性の一例

・社会的コミュニケーションや対人コミュニケーションの苦手

・限定的な興味や拘りの強さ

・感覚的な刺激に対しての過敏や鈍感

ADHD(注意欠如・多動性障害)の障害特性の一例

・不注意(忘れっぽい、集中力の持続が難しいなど)

・衝動性(じっとしていられない、感情的になりやすいなど)

・多動性(しゃべりすぎる、考えるより先に行動してしまうなど)

発達障害のある方はなぜ〖忘れっぽい〗のか

ASD(自閉症スペクトラム障害/アスペルガー障害なども含む)の方の場合

・限定的な興味や強いこだわりによって、会話の内容に興味が持てない

・予想外の変化やできごとが苦手で混乱したり、パニックを起こしたりして思考停止になる

・聴覚が敏感で複数の情報が(音や言葉など)耳から入ってくると処理しきれない(聴覚過敏・感覚過敏などと言われます)

ADHD(注意欠如・多動症)の方の場合

・他のことや周囲の刺激に気を取られてしまい話を聞き逃してしまう

・その時はわかっていても集中力の欠如や他の刺激に気を取られてしまうことで後回しになり忘れてしまい、結果としてやらない

発達障害の特徴として、複数の発達障害が併存する場合があると言われています。

発達障害の併存の有無に関わらず、障害特性は人それぞれ症状の強弱、濃淡は異なります。単純に当てはめることはできません。物事の状況や周囲からの影響など、複数の視点から観察することが必要になります。

また、ワーキングメモリの弱さを感じている方の多くいらっしゃいます。

※ワーキングメモリ(作業記憶・作動記憶)とは…短い時間に心の中で情報を保持し同時に処理する能力のこと

極端な例ではありますが、1つから2つのことは覚えていても、3つ以上になると容量オーバーになり1つ忘れてしまうといったイメージになります。

発達障害のある方にマルチタスク(複数のことを同時進行で行うこと)が苦手な方が多いことや忘れっぽい、記憶力が良くないと言われることの要因の一つにワーキングメモリの弱さがあります。

発達障害をお持ちの方が、忘れ物・忘れ事を防ぐためにはこのような障害による特性を理解しつつ具体的な対策を実行していく必要があります。

忘れ物・忘れ事を防ぐために必要な対策

ここまでお読みいただいた方には、発達障害のある方がなぜ忘れ物・忘れ事が多いのかなんとなくわかっていただけたのではないでしょうか・

また、多くの方が「覚える気がない」「そもそも聞く気がない」ということではなく、物事を実行していくことについて障害特性上、難しいことがあるおいうこともご理解いただければと思います。

ではここから対策を考えていきたいと思います。

1.メモを取る

基本的な対策にはなりますが、書くことによって見る・聞くだけよりも記憶に残りやすくなります。学校や資格の勉強と同じ要領になります。

「メモは取っているのだけど…」という話もよく聞かれますが、「メモは書いたけどどこに書いたのかわからない…」という方もいます。そのような方はもしかしたら内容を整理できていないのかもしれません。

闇雲に書くのではなく、「何のために書いているのか」「どうすれば自分が確認しやすいか」ということなどを考えながら書く必要があります。

しかし、「話を聞きながら」「内容を整理しながら」「どうすれば自分が確認しやすいか」などを考えながらメモを書くということは難しいかもしれません。

そのマルチタスクを避けるためには、自分に合うツール・道具(手帳など)をあらかじめ用意して使い方を知っておく必要があります。

手で文字を書くことも大切ですが、スマートフォンやパソコンを利用してみる方法がやりやすい、という方もいらっしゃると思います。しかしシチュエーションによっては使えない場合もあります。

会話中の操作は話を聞いていないと思われてしまったり、別のことをしている、さぼっているように見えてしまう、といった可能性があります。(どうしてもデバイスを使う必要がある方は、相手に事前に相談・お願いしておくと良いでしょう)

中には「私は記憶力がいいので書かなくてもわかる、覚えてられる」という方もいらっしゃると思います。ですが、メモを書く姿が話し相手に安心感を与えることもあります。メモを書いている様子が見えることで「熱心に聞いてくれている」「安心して話せる」という印象に繋がります。記憶力が良い方も副次的な効果を狙ってメモを取ることをお勧めします。

2.ToDoリストを使う

ToDoリストを使用することも忘れないためにおこなう対策の一つです。ToDoリストはタスクリスト、やることリストなどと呼ばれることもあります。

ノートやメモ帳を使って、必要なこと・やること(ToDoやタスク)を書き出しておくことでやるべきことが管理しやすくなります。

済んだことをチェックしたり、二重線で消したりすることで、もう済んだことなのかまだ手をつけていないのか簡単に把握することができます。

1.メモを取るで書いたメモを整理しながらやるべきことをまとめておくとなお良いでしょう。メモした内容の振り返りにもなりますし、思考の整理にもなります。もしそこで疑問があれば確認をすることで、自分がすべきことがハッキリします。確認したことで不安なく行動できるのではないでしょうか。

ToDoとして書き出しておくことで忘れ物・忘れ事を減らすだけでなく、確認作業にも役立ちます。

また、グループやチームで共有することでお互いの進捗を把握することもできます。実際にプロジェクトの進行やイベントの準備などでは、ToDoリストを共有することはよくあることです。うまく使いこなすことはマネジメントや進行管理にも役立ちます。立派な仕事のスキルの一つと言えるのではないでしょうか。

3.リマインド

リマインドとは、「思い出させる」というような意味があります。

リマインドには大きく2種類あります。

1つは自分自身で行うリマインド、もう1つは他者にお願いするリマインドです。

自分自身でおこなうリマインドは、忘れないようにメモを貼っておく、読み返す・ToDoリストを確認する、スマートフォンやパソコンに通知を表示させるなどが自分自身でおこなうリマインドになります。

さらに具体的な方法として

・出掛ける前に確認できるように自宅の玄関にメモや小さいホワイトボードを貼っておく

・確認するという行動をあらかじめ手順のひとつにしておく

・カレンダーアプリなどの予定に通知の設定をしておく

などが挙げられます。

基本的には自分自身で管理ができる状態を目指す必要がありますが、場合によっては他者にリマインドをお願いすることもあります。例えば声をかけてもらう、リマインドメールをお願いするなどです。

リマインドをお願いする場合のポイントは、お願いが先行してしまわないように気を付けることです。自己対処よりお願いが先行してしまうことで「やるべきことをやってない」「できる努力をしていない」「ただのわがまま」というような悪い印象を与えてしまう可能性があります。

忘れ物・忘れ事を防ぐための対策+α

1.部屋やデスクを片付ける

人は目に入るものが気になってしまうことがあります。例えば手元にスマートフォンがあると、つい気になってSNSを見てしまったり、それがきっかけで本来やるべきことから離れてしまうということが発生しがちです。

必要なものは手元に用意しておく必要がありますが、そうでないものはバッグにしまう、ロッカーや引き出しにしまうなどして、目につかないようにしておくと、集中力を削ぐ要因を少なくすることができます。

モノを置いておく場所を決めておくことで探す時間も少なくできますし、忘れ物を減らすこともできると思います。片付けは面倒に感じることもありますが、メリットも多いのでできることから一つずつでも進めると良いのではないでしょうか。何より「片付けなくちゃ‼」というプレッシャーから自分を解放できることも大きなメリットになると思います。

2.ルーティンに組み込んで思い出すきっかけを増やす

例えばゴミの日に燃えるゴミを捨てるとします。ゴミ箱がいっぱいになったら捨てようと思っているとゴミを捨てるきっかけは一つです。しかし。燃えるゴミの日は必ず捨てるということにしておけばルーティンになります。

〖ゴミの日〗と〖いっぱいになったら〗というゴミをすてるきっかけを2つにすることができます。思い出す機会を増やす、確認する機会をふやす、行動のきっかけを増やすなど自分が忘れないためのきっかけを複数用意しておくことも忘れ物・忘れ事を減らすコツの一つになります。

障がいをお持ちの方が継続して働き続けるためには、ご自身の障害特性・得意・んが手などを知る〖自己理解〗→自分自身にできることは〖自己対処〗→自己対処だけでは難しいことについては〖合理的配慮〗を依頼するということが必要になります。

知識や資格も仕事をしていくうえで大切な要素にはなりますが、自分自身が持っている長所を活かしたり、短所が強く出過ぎないようにするためにネオワークス郡山では日々訓練や講義を行っています。

ただいまネオワークス郡山では、利用者様を募集しています🌟

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【福島県郡山市】大人の発達障害~苦手なことを頑張りすぎない方法~【就労移行】【ネオワークス郡山】

 

皆さんこんにちは☺

生活支援員の國分です🌟

みなさんゴールデンウィークはいかがでしたか??

私事ですが、我が家の子供たちが代わる代わる体調不良になり

看病の休暇でした…(´;ω;`)

今回は、大人の発達障害~苦手なことを頑張りすぎない方法~を皆さんと考えていきたいと思います。

『失敗するたび、自分にはやっぱりできない…と思ってしまう』『成功したとしても喜びよりもその過程で経験した無数の失敗による心の痛みの方が強い』など、過去の失敗体験から失敗することに対する恐怖心や嫌悪感を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。苦手なことを頑張りすぎず、でも苦手なことに取り組む必要がある場合、どうしたらストレスが最小限に抑えられるか…を考えていきます。

1.苦手について…

特性から生じている苦手、経験不足から生じる苦手、トラウマや苦手意識から生じている苦手…苦手にもいろいろな種類があります。どのような理由で苦手なのかについて自分で気づいたり、1人で考えるのは難しいことです。苦手の理由が特性から生じていることであれば頑張りすぎず、配慮事項や事前に相手に伝えておくなどの工夫を行うことでストレスが何もしない時よりも少なくなり生きやすくなるのではないでしょうか。苦手なことについて誰にどれくらい伝えるかなど、考える必要も出てきます。日々の訓練を通して、苦手の把握や検証を含めた自己理解の方法や生きやすさについて考えていきましょう。

2.スモールステップについて

スモールステップで進む理由…ゴールに向かって一気に駆け上がる方が「早いしいいな」と思うこともありますが、少しずつ自分の出来ることから取り組むことでモチベーションが維持でき、習慣化するまで継続できるようになります。できるだけ現実的に「今、自分ができること」から始めてみましょう。

3.たくさんの方法(型)から自分に合うものを見つける

訓練を通して【困り事】に対する対処法や工夫として、たくさんの【型】や考え方を提供していきます。グループワークなどを通して、訓練の中で自分に合うもの、合わないものを知っていきます。経験不足から苦手だと思っていたこともやってみることで〖できる〗〖できた〗に変わる可能性もあります。

4.できていることを見つける方法

出来ていることを見つける作業も自分ひとりでは難しい作業です。結果にだけ目が行きがちだからです。結果に至る過程を丁寧に振り返ることで『実はできていることがたくさんあった』ということもみつけることができます。それは段階的に振り返るという方法をとることでキャッチできます。できたことを見つけたら、それが〔なぜできたのか〕を把握することで自分の傾向や特性を知ることにもつながります

今回のブログでは、過去の失敗体験からなかなか前に踏み出せない原因やその対処法について考えてみました。

ネオワークス郡山では、現在利用者様を募集しています🌟

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【福島県郡山市】🌟第1回 職員紹介🌟【就労移行】【ネオワークス郡山】

 

皆さんこんにちは☺

生活支援員の國分です🌟

今回は職員紹介をしていきたいと思います。

第1回は職業指導員〖会田未樹〗さんにブログを書いていただきます🌸

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職業指導員 会田です。

ゴールデンウィークが終わり、次の大型連休を楽しみにしています。

趣味は『釣り・車中泊』です。

GWは20㎝から25㎝のメバルが爆釣しました‼しかもなんとアイナメも釣っちゃいました✨

こう見えて、穴子も捌けます‼

釣りを始めた当初は魚すら触れませんでしたが、今は平気になってしまいました…

慣れって恐ろしいですね( ^ω^)・・・

こんな会田ですが、真面目にやる時はやる

ふざける時はふざけます‼

一緒に楽しく訓練しましょう✌

全力でサポートさせていただきます。

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次回もお楽しみに☺

【福島県郡山市】発達障害あるある⁉忘れ物対策について…【就労移行】【ネオワークス郡山】

みなさん。こんにちは☺

生活支援員 國分です🌟

13日(土)余暇の時間に利用者さんとお花見に行ってきました‼

お弁当を一緒に詰めて公園まで行き、のんびり過ごしてきました🌸

とてもリフレッシュできました☺

詳細はInstagramに投稿予定です♬お楽しみに!(^^)!

今回のブログでは、発達障害のあるあるの1つでもある『忘れ物、紛失物の対策』についてみなさんと考えていきたいと思います。

ADHDの特性と忘れ物・紛失物の関係性

ADHDの特性の中に『不注意』と『多動性・衝動性』の特性があります。それぞれの特性によって困り事の出方に変わりがあります。

不注意

不注意の特性は、注意が必要なことを分かっていても、別なことに気を取られてしまったり、気が散ってしまうなど、注意の向け方に困り事を抱える特性になります。

気を取られることがあると、自分で気づかないうちに物を置いてしまい、その場所を忘れてしまうことも見受けられます。また、メモを書いて忘れないようにしていてもメモの存在を忘れてしまい、結局忘れ物をしてしまうことも…

このように注意の向け方に困難を抱えていることで、どこに物を置いたのか忘れてしまったり、そのまま紛失に繋がってしまうこと可能性もあります。

多動性・衝動性

多動性は落ち着きがなく、じっと何かを行うことが難しい特性、衝動性はしたい、やりたいと思ったことを優先してしまう特性です。

これらの特性によって、出掛ける準備中にしたいと思ったことを優先して準備が疎かになってしまったり、メモを用意して確認作業を行っても、頭の中では全く別のことを考えていて、確認が抜けてしまうといったことも考えられます。不注意の特性と合わさると、したい・やりたいと思ったことが終わったあとに元の出掛ける準備に戻るといった注意の切り替えが思うようにいかず、そのまま忘れてしまうことが頻発するようになってしまいます。

このようにADHDをお持ちの方は特性によって、定型発達の方よりも、より忘れ物や紛失物をしやすい状態にあります。そのため特性にあった対策を見つけ、実践していく必要があります。

忘れ物・紛失物をしないために…

忘れ物や紛失物の対策は、種類やその組み合わせによってたくさん考えられます。自分に合わせた対策を見つけられるようにいくつか活用できる対策を紹介します🌟

その①書き出してチェックをつける

1つ目の対策は持ち物を書き出すことです。ADHDの特性をお持ちの方はワーキングメモリーの弱さがあるため、一時的に頭の中に記憶しておくといった苦手になりやすい傾向にあります。

そのため、準備している内に忘れてしまうといったことを防ぐために書き出すことをお勧めします‼

ホワイトボートや付箋、スマートフォンのメモアプリなそ書き出す手段を決めましょう。指さしチェックや声出しをしながらチェックしていくとより効果的に対策をすることができます。また、準備途中や実際出掛けたあとに、『これも必要だった!』と気づくことがあるため、はじめから完璧に書き出すことを目指さずにいきましょう。実践して振り返り、必要に応じて追加して次回以降の対策としてみましょう。

その②忘れもの防止アプリの導入

2つ目の対策は忘れ物防止アプリの導入です。アプリに忘れたくない物事をメモにして通知を繰り返し行ってくれるものや付箋を貼るようにスマホのホーム画面でメモの閲覧と編集ができるもの、どこに置いたか写真を撮ることで管理のサポートをしてくれるアプリまで様々あります。ですが、共通しているのは、導入するのになにかしらの手間がかかることと定期的にチェックを行うための習慣づけが必要なことがあります。先延ばししやすい方にとってはすぐに効果を出すのには向きませんが、身につけることができれば強力な習慣になります。

他にもスマホの通知音と振動だけでは気付かないのであれば、スマートウォッチと連携するなど、直接的な刺激で注意を引き戻すことができるようになる場合があります。

その③場所を決める

3つ目の対策は、持ち物を入れる場所や置く場所を決めておくことです。家の鍵や眼鏡、財布など普段から使用頻度が高いものは予め置く場所を決めておくと忘れたり、なくすことを減らすことができます。

家の鍵であれば玄関扉にぶら下げるや玄関横の棚に置き場を作ることで、どこに置いたかわからなくなるということが減らせる可能性があります。

このように置く場所を決めて対策をとっておくと、探す手間と時間が短くなり効率よく動くことができるようになるかもしれません。また自分で決めることで意識付けも容易に行うことができるかもしれません!

その④スマートタグ

対策の4つ目はスマートタグを活用することです。スマートタグとは持ち物に装着してスマホと連携することで紛失物を防止することができるアイテムです。

また、紛失してしまった場合も光や音、ARといった機能を駆使しアイテムの発見をサポートしてくれます。スマートタグによって機能が違うため、自分が望む機能が搭載されているものを選択しましょう。形状もキーホルダー型、カード型、シール型の3種類があります。用途に合わせて選択しましょう。

ただしスマートタグが電池式のため、電池が切れると使えなくなってしまいます。アプリで電池残量が確認できるものや事前に電池交換の時期をお知らせしてくれる機能があるものもあります。

今回ご紹介した対策は一例になります。うまくいかない場合もあります。うまくいかなかった場合はなにがうまくいかなかったのか、分析しサポートを補うよな対策を組み合わせていくことで自分に合った対策をみつけていきましょう。

忘れ物や紛失物が発生するという出来事は同じでも、特性によって有効な対策は異なります。特性に応じて対策を追加して組み合わせたりすることで自分になった対策をとれるようにしてみましょう。

ネオワークス郡山では、このようなことも職員と一緒に考え解決していけるように支援いたします。一人ひとりに合わせたカリキュラムを提供いたします。

ただいま利用者の方を募集しています🌟

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【福島県郡山市】仕事の要領が悪いと指摘されてしまう方の特徴と対処法【就労移行】【ネオワークス郡山】

みなさんこんにちは☺

生活支援員 國分です。

前回、ADHDの特有の思考などを学んでいきました🌟

今回は、『仕事の要領が悪い』と指摘されてしまう方について、特徴と対処法をお伝えしたいと思います。

特徴

仕事や家事をしていて『同じミスを繰り返す』『仕事が遅いと言われる』ことはありませんか??

多くの方は、同じ作業を繰り返すと慣れて業務効率が上がったり、工夫するポイントがわかってきたりする思います。

しかし、どうしても苦手な作業や抽象的なタスクがあることも事実です。

仕事をする上で、自分の得意でない作業をすることになった際には、要領の悪さが目立ってしますこともあります。これはASD(自閉症スペクトラム障害)の特徴の1つである『物事が一定不変であることへのこだわりや同じ行動の反復』として説明できます。

わかりやすくすると『一度決まったやり方が身についてしまうと途中で変えることが苦手』と説明することができます。

効率の良し悪しに関わりなく、自分のやり方が身についてしまうと後から変えることが特性上困難とも言えるでしょう。

もちろん、すべての作業において「変更できない」わけではなく、一人ひとりの特性によって、作業の得意不得意は変わってきます。

また、1度の体調を崩したことがある方は、業務をする上で体力や思考力が低下し、なかなかもとのパフォーマンスを発揮できないということもあります。

疲れやすさやミスの多さ、判断能力の低下等で要領の悪さを実感することもあるようです。

対処法

①自分で手順書を作る

対処法の1つ目は『自分で』手順書を作ることです。

仕事をするときに、前任者から作業内容の説明があったり、マニュアルが渡されたりすることがあるでしょう。マニュアルを見てこなすことができれば、要領の悪さを感じることはないでしょう。

しかし、1度覚えた作業において手順の変更、効率化の見直しはよくあることです。この変化に対応できないと要領が悪いと指摘されるかもしれません。

手順の変更を指示された時には、自分で手順書を作ることに取り組んで一魔将。説明を受けて終わりではなく、手順書を作る工程でアウトプットとして手順の見直しすることができます。

そして、変更後に作業を行うときに、自分で作成した手順書を見ながら作業することに取り組んでみましょう。

②環境設定・準備する

特性検証とは、自分の得意、苦手を把握することです。

得意な作業と苦手な作業を理解しておくだけで、仕事のしやすさは変わっていきます。得意な作業は苦労しなくても意欲的に取り組みやすくなります。

苦手な作業に取り掛かる前に『準備をすること』ができると思います。要領の悪さはこの準備することで解消を目指します。

具体的な準備は、対処法①の手順書を用意することに加え、作業に取り組みやすい環境を作る(例:視界に余計なものが入らない、静かな場所、集中できる時間帯を設定する)などがあります。

仕事によっては、考えてみると今すぐ取り組まなくても良いこともあります。

必要でしたら業務の優先順位を上司と相談することも環境設定に繋がります。

③専門家に相談する

要領の悪さを指摘されたり、自分のできなさを痛感すると、傷ついたりモチベーションが下がったりしてしまいます。また、ネガティブ感情が続くと退職や転職を検討することもあるかもしれません。自分ひとりで悩み、解決まで至ることが難しい場合もあります。

上記対処法に取り組んで解決しない場合は『専門家への相談』を提案いたします。すでに心療内科・精神科に通院をされている方は主治医の先生に相談してみましょう。

またネオワークス郡山では、利用中も就職後もいつでも相談に乗ることができます。

お気軽にお問合せください☺

【福島県郡山市】ADHDの特有の思考・効率的な進め方…【就労移行】【ネオワークス郡山 】

みなさんこんにちは☺

生活支援員 國分です。

桜がそろそろ満開に近づいてきましたね🌸

みなさんはお花見に行かれましたか?私は13日の土曜日に行こうかなーと計画中です🌟

今回は発達障害のある方、特に注意欠如・多動性障害(ADHD)特有の思考方法と対処法について学んでいきたいと思います。

ADHDの特性

注意欠如・多動性障害(ADHD)の特性をご存じの方も多いと思います。

不注意多動衝動性の3つが主な特徴とされています。

不注意…考え事をしていても、目に入ったものについて考えてしまいもともとの考え事を忘れてします。

多動…考え事をしていても別のことが思い浮かんだり、複数のことが気になってしまう、目の前の作業に集中できない。

衝動性…考え事をしていても目の前のことに飛びついてしまう。

上記の3つについて記載いたしましたが、どれも起きていることは似ていますね。これらの特性が日常生活や仕事にどういった影響があるのか考えてみます‼

日常生活の中で・・・

生活の中でも、自立して考え行わなければならないことが多々あります。

家事1つをとってもそうです。よく聞くのは1人暮らしやご家族のために時短で効率的に家事を行いたい場合などです。

例えば、洗濯機を回す→炊飯器のスイッチを入れる→炒め物をする→お風呂のお湯を溜める。

いくつかの家事を並行して行うと特性により抜け漏れが起きることがあります。

洗濯機が終わったことに気づかない→炊飯器のスイッチを入れ忘れる→炒め物を焦がしてしまう→お風呂のお湯があふれる。

上記の問題への対処法、管理方法を考えてみましょう。

人によって「ワーキングメモリー:短期記憶の情報を一時的に溜めておく、溜めた情報を使いながら同時に作業を行う」の得手不得手があるので、同時に行える作業が1つの人もいれば中には4つ5つも取り組める方もいらっしゃいます。

自分のワーキングメモリーの容量を理解したうえで作業に取り組めるとADHDに起因するミスや失敗を避けることができるかもしれません。

同時に作業することは『マルチタスク』と呼ばれたりします。

同時作業が苦手な方は『シングルタスク』で1つずつ確実に行いましょう。

同時にいっぺんに作業をおこなうことができれば効率が良いですが、特性上、不得手な方もいらっしゃいます。『1つずつ順番に作業をこなす 』ことに取り組んでいきましょう。

ミスも減り、効率の実感をもてるようになれば、自分にあった対処法となります。まずは取り組んでみてコツをつかみましょう。

仕事での場面・・・

仕事の場面と言っても、いろいろな仕事があります。ここではよくある事例をもとに思考の確認と仕事の進め方を記載してみます。

皆さんは週に何日、1日何時間働いていますか?

ここでは週5日1日8時間勤務の場合で考えていきます。

週の前半は元気だけど木曜日金曜日になると疲れがたまり、パフォーマンス低下につながる。

また1日8時間の中で午前中は安定して働けるけど、昼食後、退勤間際になるとパフォーマンス低下する。

あてはまるという方も多いのではないでしょうか。

ADHDとの関連では、パフォーマンス低下の幅がとても大きかったり、うまく対処できずに毎日、毎週課題が浮き彫りになったり一般的な水準よりも顕著に目立ってしまうことがあります。

自分で感じているだけではなく、集中していないことを相手から指摘される、ミスや私的で周りに迷惑をかけてしまうことがある。なんてこともあるかもしれません。

このような問題への対処法、管理方法を考えていきましょう。

対処法・管理方法

まずは自己管理が挙げられます。日々の仕事の中で、疲労やストレスがたまりすぎないようにすることが基本的な対応となります。自分の感覚として、何が疲労のサインなのか、ストレスのサインなのか、実感しにくい人も中にはいらっしゃるかもしれません。

一般的には適度な運動やリラックスすることと言われておりますが、効果的かどうかは人によります。1人で考えても、なかなか解決しにくいこともあると思います。そんなときはぜひご相談ください。

疲労・ストレスを感じたらセルフケアとして休息をとりましょう。

この休憩の効果を再断言にあげること、リラックス効果がありストレスを解消させることが大切になります。

オンオフのスイッチを自ら取り入れることが大切です。業務上、休憩を取りにくい方もいると思います。そんな時はお昼休みや勤務時間後、休日の過ごし方を再検討してみましょう。

実務でパフォーマンスを管理することについては、業務にもよりますが『タイマーでの時間管理』が有効になります。

人間の集中力には限界があります。不注意や過集中というADHDの特性もありますが、体調によっても変わってきます。

タイマーにより体調関係なく、適切なタイミングで集中のスイッチを入れることで業務効率が工場するかもしれません。

また、効果的に休憩をとりリラックスして切り替えることも大事です。

取り組んでみて自分に合っているやり方を探し出すことが1番です🍁

自分に合わないものももちろんあります。安定、継続して取り組めるものを一緒に見つけていきましょう。また、周囲へのサポートを依頼し自分が安心して集中力を発揮できる、休める環境を調整していただくと安心して働いていけるでしょう。

ネオワークス郡山では、障がい特性に応じた対処法を職員と一緒に検討していきます。

気になる方はお気軽にお問合せください🌟

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相談・見学・体験随時受付中です♬

【福島県郡山市】就労定着支援とは…【就労移行】【ネオワークス郡山】

皆さんこんにちは☺

生活支援員 國分です🌟

私事ではございますが、我が娘が小学1年生になり本日入学式に出席しました🌸

もう小学生か…と感慨深い気持ちになりました。

さて、今回は就労移行支援事業所が行う『就労定着支援』についてご説明させていただきたいと思います‼

就労定着支援とは…

就労定着支援とは、2018年4月に施行された改正障害者総合支援法のサービスの一つになります。

就労定着支援を一言で表すと『一般企業や会社への就職後、障がいや病気を抱える方が長くその職場に勤めつづげられることができるように支援する』ことになります。

就労移行支援サービスを利用して、就職や転職を成功しても、その後サポートがなくなると長期間継続的に働き続けることができずに離職してしまうかもしれません。そういったことを避けるためにも、就労移行支援の後に行われる支援サービス『就労定着支援』はとても大事な支援になってきます。

就労移行支援の後に受けられる『就労定着支援』の内容

就労定着支援は2018年4月に施行された改正障害者総合支援法の1つとしてスタートしました。これまでも職場への定着支援は障がいや病気を持つ方の一般就職をサポートするために様々なサービスを就労移行支援事業所がおこなってきました。

しかし、就職の受け皿である企業や会社が増えてきたこと、そして障がいを持つ方が積極的に就職を行うことが増えてきたことを受け、就労定着支援として独立したサービスとして取り扱われることになりました。

これらの背景として障害者雇用促進法の存在があります。事業主に対して障がい者に対する差別の禁止や合理的配慮が義務となり、障害者雇用促進法が改正されたことにより、平成30年より精神障害者の雇用が課されるようになりました。

民間企業の雇用率は2024年4月から2.5%、2026年7月から2.7%に段階的に引き上げられていきます。雇用率の引き上げにより2024年4月以降は常時雇用する労働者が40人以上、2026年4月以降は37.5人以上の民間企業に障害者を雇い入れる義務が生じます。

就労定着支援の目的

就労定着支援制度の目的は障がいや病気を抱えながら一般企業への就職を果たされた方が、安定して仕事を行うことができること、特に就職後1年で80%の方が職場に定着していることを目的としています。

就労定着支援のメリット・デメリット

メリット

・一人で頑張るより精神的に楽に感じる

・仕事が長続きする可能性が高まる

・支援員が職場との橋渡しをするのでトラブルになりにくい

特に転職や退職を繰り返して仕事が長続きしなかった方にはメリットが大きく感じられる方もいらっしゃると思います。

デメリット

・定期的な連絡や面談が面倒に感じること

人によっては状況確認等の連絡や面談が面倒に感じられるかもしれません。

必要なら頻度を減らしてもらう、面談ではなく電話・メールにするなど調整することも可能です。

就労移行支援事業所で受けることができる就労定着支援の内容

就労定着支援は仕事面・生活面の両方に対して行われます。

支援員が就職者や企業担当者からそれぞれ相談を受けて、お互いに伝えたり、三者面談を行うなど調整をします。

就労移行支援事業所が行う支援内容は以下のようなものがあります。

・職場の人間関係の相談や調整

・給料管理や金銭管理などの課題解決

・職場や実生活でのストレスに関しての相談

・体調管理へのアドバイス

もちろん障がいや病気の有無、職種などにより悩みはさまざまですが、主なサポート内容は上記のようなものが多いと思われます。

★職場や実生活でのストレスに関しての相談★

障がいや病気を持ち、リハビリや通院をしながら仕事をすることは思ったよりも大変と思う方もいらっしゃるかもしれません。通勤や慣れない仕事環境でストレスを感じる方の多いかもしれません。

ストレスコントロールも大事ですが、まずは現在抱えている悩みやストレスを人に話すとかなり楽になることも多いのではないでしょうか。

就労移行支援事業所は利用者が就職したから終わりではなく、就職後も職場に定着できるように相談に乗ったり解決までのお手伝いをさせていただきます。

仮に職場環境にストレス原因がある場合は、職場での人間関係に悪影響がでないようにうまく間に入り調整を行ったりすることも可能です。

★体調管理へのアドバイス★

どのような仕事であっても、体調管理が全ての基本。もし、就業してから体調が悪くなることが繰り返しているようであれば、状況判断や分析を就労移行支援事業所の職員が本人と相談する中から把握に努めます。

それらの問題に対して長年の経験からアドバイスを送ることも可能です。まら対処法を実践できるようにサポートを行うこともできます。

また、服薬のタイミングや服薬管理、副作用などが原因であれば担当医と話し合いを行い、うまく体調と折り合いをつけながら働くことができる環境を構築することもあります。

★職場の人間関係の相談や調整も就労移行支援の職員が調整を行うことも可能★

仕事の進め方、タスクのこなし方、スケジュール管理など就職してからやらなければいけないことがたくさんあります。

それらをこなしながら新しい職場での人間関係を築いておくことはなかなか大変かと思います。

企業や会社のよって障がいや病気に対する理解が少ないところもあるでしょうし、うまく上司や同僚に自分の障がいや病気を伝えられていないケースも見受けられます。

その場合は定着支援制度の一環として就労移行支援事業所の職員がうまく仕事をこなすことができるように企業や上司とコミュニケーションを図りながら調整していきます。

また条件や仕事場の環境など本人からは言いづらいこともあるかもしれません。それらもうまく関係を壊さないように職員が第三者となって調整することも可能です。

★給料の管理や金銭管理などの課題解決★

就職するとこれまでにはなかった報酬や給料が毎月入ってきます。そのような中で以外に多い相談が、給料をすぐ使ってしまう、次の給料日までお金がもたないなどの金銭管理の問題です。このような悩みに対しても職員が親身に相談に乗ることもできます。

★直接言いにくいことも職員を介して伝える★

職員が企業と就職者の間に入って働きやすい環境づくりをサポートいたします

例えば・・・

人間関係の相談

上司や同僚とのコミュニケーションに困っている場合、職員が悩みを聞いたり、アドバイスをしたりします。本人の障害特性を職場に改めて周知するなど働きかけることもします。

業務内容や作業工程の相談

業務内容が自分にあっていなくてつらい…などの悩みがある場合、企業担当者と連携して作業固定の見直しをはかったり配属先の再検討など行ってくれたりします。

職場環境の相談

うるさいので耳栓を許可してもらう、エアコンの風が気になって集中できないので席を変えてもらうなど、職場で可能な合理的配慮を職員が代弁して促すことも可能です。

雇用条件の相談

体調が悪化して週5日通うのが難しくなった等の場合、出勤日数を可能な範囲で減らすよう働きかけるなど交渉をサポートすることも可能です。

その他にも今後のキャリア(転職等)の相談なども応じさせていただきます。

就労移行支援事業所の就労定着支援は原則6ヶ月となっておりますが、ネオワークス郡山では6ヶ月以降もご希望のある方の相談をお受けすることができます‼

気になる方はお気軽にお問合せください☺

【福島県郡山市】大人の発達障害とは【就労移行】【ネオワークス郡山】

2024年4月1日開所

就労移行支援事業所ネオワークス郡山 🌟ただいま利用者の方募集中です🌟

皆さんこんにちは☺

生活支援員の國分です✨

最近、『大人の発達障害』という言葉を様々なメディアで聞くようになりました。発達障害は、幼少期にその症状が出現するものですが、大人になるまで本人や周囲の人も症状の存在に気づかない場合もあります。大人になって初めて発達障害の症状が顕在化したものを『大人の発達障害』といいます。

大人になって初めて発達障害が診断させるきっかけの1つとして、うつ病になったときがあげられます。このブログをご覧になっている方の中にも「ほかの人と違ってなぜ自分だけうまくいかないのだろう」と社会に出た頃から悩んでるかた、気持ちがふさぎ込んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は『大人の発達障害』とうつ病の関係について考えていきたいと思います。

大人の発達障害とは・・・

実は、正確なことを言うと『発達障害』という診断名はありません。発達障害という言葉は、発達障害に分類される障害群の総称になります。発達障害には、『自閉スペクトラム症(ASD)』『注意欠如・多動症(ADHD)』『限局性学習症(所謂、学習障害)』『発達性強調運動障害(所謂、不器用)』などが含まれています。一人の方にいくつかの障害が互いに重なり合ってみられることもあります。

発達障害は、物の捉え方や行動において先天的な特性がある障害であり、親の育て方などの後天的要因によって発症する障害ではありません。発達障害の特性のために幼少期から人間関係や社会生活において一定以上の困難さがみられますので基本的に幼少期に発達障害であることが分かります。一方で発達障害特性が比較的に軽度で、大人になるまで目立った困り事がみられない場合は大人になるまで発達障害の診断がなされないこともあります。

大人になってから発達障害特性の影響により仕事でうまくいかなかったり、対人関係上のトラブルが続いたりすることで、精神面の不調が生じ、医師に相談して発達障害の診断をされる方もいらっしゃいます。このような経緯で発達障害の診断に至ったものを『大人の発達障害』と言われます。つまり、『大人の発達障害』とは、大人になってから発症したものではなく、幼少期から認められていた発達障害特性が大人になってから顕在化したものになります。

『大人の発達障害』として問題となりやすいASDとADHDの特徴

大人になって初めて発達障害と診断された場合には、ASDとADHDが代表的な診断になります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

ASDの特徴

社会的コミュニケーションの障害、限局された興味に基づく反復的、常同的な行動(拘り、想像力の障害)、感覚刺激に対する過敏または鈍感さ、といった特徴が幼少期早期に出現します。以下のような困り事が見受けられます。

・暗黙のルールがわからない

・その場の空気を読んで臨機応変な対応をすることが難しい

・相手との適切な距離感がわからず、近づきすぎて話してしまう

・皮肉や冗談、あいまいな表現の理解が難しい

・自分の考えや思いを相手に端的に伝えることが難しい

・イントネーションや言葉の使い方が独特である

・自身の中のルールに強くこだわり、周囲に合わせることが難しい

。興味関心の幅が狭く、特定のことに過度にこだわる

・急な予定変更に対して柔軟に対応できずに混乱してしまう

・特定の感覚刺激(聴覚、視覚、触覚、嗅覚など)に対し、極端に過敏または鈍感になる

ADHDの特徴

年齢に比して、落ち着きがなくそわそわしやすい(多動性)、待つことが難しい(衝動性)、注意を持続することが難しく作業にミスが多い(不注意)といった特徴が目立ちます。多動性や衝動性、不注意のすべてが認められる場合やどれかひとつが認められる場合もあります。以下のような困り事が見受けられます。

・気が散りやすく作業に集中できない

・忘れっぽい

・順序立てて物事を進めるのが苦手

・整理整頓が苦手

・時間や締め切りに間に合うように行動することが難しい

・落ち着いて行動できない

・熟慮せずに思いつきで行動してしまう

・人の話を最後まで聞けず途中で割り込んでしまう

『大人の発達障害』でなぜうつ病が発症しやすいのか

発達障害が背景にあるとうつ病を発症しやすいということは様々な研究で明らかにされています。例えばASDとうつ病の合併率は20%、ASDがない人のうつ病合併率は7%と言われています。

発達障害の方は、その障害特性ゆえのつまずきを子供のころから何度も経験し、そのつまづきを周囲に責められた経験も多いため、自己肯定感が低下しやすいです。特に発達障害であることを本人も周囲も気づいていない場合は周囲からの適切なサポートも得られないため、自分に対してもひたすら否定的な評価しかできず、常に漠然として不安を抱きながら過ごすことになりがちです。

大人になり社会へ出ると、発達障害特性によって、対人関係や仕事上で失敗を繰り返すことも多くなり、うつ症状が出現することがあります。このように発達障害特性への本人や周囲の気づきが不十分なまま悪循環が続いた結果生じるのが発達障害の合併症としてのうつ病です。

『大人の発達障害』を背景に持つうつ病の治療で大切なこと

『大人の発達障害』を背景にうつ病を発症した患者に対する治療と発達障害をもたないうつ病患者に対する治療とも間に大きな違いはありません。まずは、十分な休養をとることによりうつ病の開園を目指しましょう。

治療によってうつ症状がある程度改善したとしても、うつ病発症のきっかけとなった発達障害に起因した対人関係や仕事上でのストレスが大きく変わらない場合は、うつ病が再発したり長期化する可能性があります。

うつ病の治療と並行して、発達障害そのものに対する対応を周囲の人達の協力を得ながら進めていくことが大切です。医療機関などで相談しながら解決法を探っていくと良いでしょう。

発達障害の特徴を把握する

『大人の発達障害』を考慮したうえで、適切なうつ病の治療をしていくためには、まず自分自身の特徴を客観的に把握することが大事になります。しかし、自分が『大人の発達障害』かもしれないと感じた場合、どこに相談して診断を受ければいいのかわからない方もいらっしゃると思います。

診療科としては、精神科や心療内科が『大人の発達障害』の診断や治療に対応することが多いです。どの医療機関を受診したらよいかわからない場合は、地域の発達障がい者支援センターに相談するのもいいでしょう。

医療機関を受診すると、まずは医師の問診により現在抱えている悩みや問題などを明らかにします。子供時代の様子、これまでの仕事内容や職場での人間関係などについても聞かれる場合があります。また必要に応じて発達障害特性についての質問用紙検査などが行われる場合もあります。

問診や検査の結果をふまえて、発達障害であるかどうかの判断がなされます。発達障害特性がはっきりしている場合は初心で診断がなされる場合もありますが、診断に必要な情報収集に一定の時間がかかるため、多くの場合数回の診察を経て判断がなされます。

診断を受ける際は、単に診断名を聞くだけではなく、自身の発達障害特性が日常生活や職場でのつまづきにどう関係していたのかについて医師と話し合ってみましょう。自分の不得意なところが明確になると、自分でできる具体的な方法もみえてきます。困り事に対する実際の対応例として以下のようなものがあります。

困り事…時間や締め切りに間に合うように行動することが難しい

対応例…スマートフォンのアプリで予定のリマインドをする

困り事…気が散りやすく作業に集中できない

対応例…机に無駄なものを置かない、スマートフォンは手の届かない場所に置く

周囲から合理的配慮を得られるようにする

発達障害は、先天的な個性や特徴であり、根本的に治療することはできません。また、本人自身で対応できることにも限界があります。本人が感じている生活場面や職場での困り事がどう生じているのかを周囲の人に理解してもらい、発達障害特性を考えたうえで合理的配慮を得ることが必要になります。

合理的配慮は平成28年4月1日い施行された「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」で明記されています。困りごとに対する実際の合理的配慮の例を見ていきましょう。

困り事…曖昧な指示や表現の理解が難しい

配慮例…具体的にわかりやすい指示を出し、指示内容を確認しあう

困り事…急な予定変更に対して柔軟に対応できず混乱してしまう

配慮例…なるべく事前に予定変更を伝えてもらう

自身の発達障害特性について、本人だけでは家族や職場の人に伝えにくい場合もあります。発達障害特性を理解してくれている主治医や相談機関の職員に協力を依頼してもよいかもしれません。

薬物療法

『大人の発達障害』に併存したうつ病に対し、特に効果がある薬があるわけではありません。一般のうつ病治療ガイドラインに従い、必要に応じて薬物療法が検討されます。ASD、ADHDでは双極性障害の合併が高いことが報告されています。精神科専門医に相談しながら慎重に薬物療法を進める必要があります。

発達障害の方には、うつ病の治療以外にも薬物療法がおこなわれることがありますので、主治医とよく相談したうえで服用を検討しましょう。

『大人の発達障害』を背景にうつ病を発症したら・・・

うつ病は誰でもなりうる病気です。うつ病になる前から「ほかの人と違って、なぜ自分だけうまくいかないのだろう…」と感じている場合は、発達障害を併せ持っているもかもしれません。発達障害をきっかけに発症したうつ病では、個々の発達障害の特性に応じた治療が必要になります。得意なところ、不得意なところを立ち止まってじっくり考える良い機会になるかもしれません。

ネオワークス郡山では、障害特性を一緒に理解しながら一般就労へ向けてさまざまなちからを身につけていく障害福祉サービスになります。

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