【福島県郡山市】発達障害の方はストレスがたまりやすい⁉【就労移行】【ネオワークス郡山】

みなさんこんにちは!

生活支援員 國分です。

皆さんは、ストレスたまっていますか?

日々を過ごしている中で、様々なストレスがかかることがありますよね…

ストレスがたまると心身ともに辛くなってしまいます…

今回はそんなストレスを撃退する方法を少しご紹介させていただきたいと思います☆

そもそもストレスとは…

ストレスとは、様々なストレス要因による刺激を認知して、それに対してストレス反応が出ている状態のことになります!

少しわかりにくい表現になってしまいました…つまりストレスの要因が発生すると、それに対応しようとする身体が緊張状態になり、いろいろな反応として現れます。これがいわゆる「ストレス」の状態です。

ストレスの要因もさまざまあります。

例えば、仕事・人間関係・光・音・匂い・薬品・ウイルス・仕事・人間関係などが分かりやすいですね。でも実は、それ以外にもいろいろなことが要因になっている可能性があります。

発達障害の方に関して言うと、他者視点に立ちづらい・明文化されていない暗黙のルールを理解することが難しい、環境の変化に影響を受けやすい、感覚への過敏・鈍麻などが障害特性によりストレスを感じやすいと言われています。

ストレス反応としては、めまい・倦怠感などの身体反応、不安・気力低下などの心理的反応、人間関係のトラブルなど、様々な面で反応が現れます。これが続くと、身体に対し悪影響が出て最悪の場合精神疾患にもつながってきます。

誰しも必要なことではありますが、特に発達障害の方は二次障害を防止するためにも、ストレス発散は重要になってきます☆

ストレスが溜まりすぎて「もう嫌だ!だめだ!」となる前にストレス撃退しましょう!(^^)!

ストレス撃退って具体的に何をする…?

ストレスがかかったとき、皆さんはどのように発散しますか?誰しもいくつかは、ストレス発散方法をもっているのではないでしょうか。

ストレスの要因を完全になくすことはできません。しかし、ストレス要因に遭遇し、感じたときに撃退する方法を持っておくことが大事になります!

例えば・・・

・おいしいものを食べる!

・甘いものを食べる!

・好きな音楽を聴く!

・深呼吸をする

・旅行(お出掛け)をする

・本や漫画を読む

・好きなテレビやYouTubeを見る

・誰かに話す、相談する

など、さまざまな方法がありますね。

ここでストレスを発散方法を考えるときにぜひ押さえてほしいポイントがあります✨

1.どのくらいの時間が必要なのか

2.どのような状況でなら使えるのか

3.方法をたくさん持っているか

になります。1つずつ解説していきたいと思います。

1.どのくらいの時間が必要なのか

自分が持っているストレス発散方法が、どのくらいの所要時間なのか考えてみましょう。

例えば、旅行に行く・カラオケに行く・おいしいものを食べに行くという解決方法を持っている方は、ストレスを感じたとき、すぐに行くことがでぃるでしょうか。旅行だとせめて1-2日は時間が必要になるのではないでしょうか。カラオケや飲食店も30分から1時間はせめて時間が欲しいと思います。意外と時間はとりにくいもので、ストレスが溜まったからでかけよう!とは毎回なれないのではないでしょうか。その時間が取れなければストレスが溜まっていく一方になってしまいます。

もちろん、旅行やお出掛けが方法の1つになることはいいですが、時間が取れない時や仕事の合間の休憩でできるようなストレス発散方法を見つけておくといいですね☆30秒から1分でできる「深呼吸」や5分あればできる「コーヒーブレイク」など、探すと意外に見つかることがあります。

2.どのような状況でなら使えるか

どんな場面で使えるかというのも重要なポイントです!

先ほどの例にでてきた旅行やお出掛けはもちろんリフレッシュにはなりますが、仕事中や休憩時間ではこの方法は使えませんね。お休みの日はこの方法!これなら仕事中にもできる!と場面で使い分けれるように方法をいくつも持っていると良いと思います!(^^)!

3.方法をたくさん持っているか

1.2でも紹介してきた通り、1つまたは少ない方法の中では、状況によって方法を使い分けることが難しくなってきます。また、ストレスの要因や程度によっても限られた方法の中では解消できないストレスもあるでしょう。今日はこの方法ではうまくいかないかな…?というときに使えるような選択肢を持っておくと上手にストレス解消ができるのではないでしょうか☆

ネオワークス郡山では、自分自身にとってのストレス要因は何か、ストレスによっておこる反応はどんなものかなどを一緒に分析しながら、自分にあったストレス解消法を探していくことができます!

就労移行支援事業所 ネオワークス郡山は

2024年4月1日開所予定になります

相談・見学・体験随時受付中です☆

お気軽にお問合せください!(^^)!

【福島県郡山市】就労移行支援事業所ネオワークス郡山 3月9日イベント開催いたします!(^^)!

みなさま、こんにちは。

生活支援員 國分です。

この度、2024年4月1日開所に先立ちまして、3月9日にイベントの開催が決定いたしました!

2024年3月9日(土)

カリキュラム体験and福祉ネイリストによるネイル体験

を開催いたします!(^^)!

カリキュラム体験では、当事業所の職業指導員による【疲労回復インストラクターによるストレッチ講座】をご体験いただけます。

日々の肩こりや仕事などでかたまったからだを一緒にほぐしませんか?

こちらは先着順(無料)でご体験いただくことができます☆

ただし、人数制限のためご案内できない場合もございます。予めご了承ください。

福祉ネイリストによるネイル体験では、無料でカラーリング(アート1本付)やアロマハンドマッサージなどを体験することが可能です。

こちらは事前予約制になります。

ご予約はお電話(024-973-8712)またはチラシ内のQRコード、InstagramのDMから受付しております。

ご不明な点がありましたら、お気軽にお問合せください!!

みなさまのお越しを心よりお待ちしております!

チラシはこちらからご確認ください✨

 

【福島県郡山市】二次障害にならないためには…【就労移行】【ネオワークス郡山】

皆さん、こんにちは!

支援員 國分です。

今回は、前回の続き【二次障害】について皆さんと一緒に学んでいきたいと思います☆

二次障害を防ぐには…

前回のブログで、二次障害とはなにか。発達障害の特性をもっていると二次障害になりやすい理由。を学びました。

一度、二次障害に陥ってしまうと、自分の力で回復することはなかなか難しくなり、医療の力を借りる必要があります。時間もお金もかかってしまうので、できれば二次障害にならないように気を付けたいですね。

では、どうしたら二次障害を防ぐことができるのでしょうか。

簡単にまとめると

・自分のことをよく知ること

・自分の苦手なことに対してセルフケアをすること

・周囲に自分のことを適切に伝えること

この3つにまとめられます!

言葉にすると簡単に思えますが、これがなかなか難しいですよね。

事前とできる人はなかなかいらっしゃいません。それは障害の有無に関わらず言えることだと思います。

ただ、発達障害の特性をお持ちの方はなおさらこれらを自然に行うのは難しさを抱える可能性があります。なぜなら、客観的に自分を捉えることが難しかったり、特性が分かっていても適切なセルフケアの方法を選び出すのが難しかったり。他者とのコミュニケーションに難しさがあったりと、特性が上記をおこなう弊害になる可能性があるからです。

客観的に自分を捉えることが難しい方は…

・なぜこれはうまくいったのか

・なぜこれはうまくいかなかったのか

・そもそもこれはできているのか、できていないのか

など、自分の特性や強み、弱みを把握することや自己理解を進めることがなかなかうまくできません。それでは適切なセルフケアもできませんし、自分のことを周囲に伝えることも難しいですよね。

また、例えば拘りの強い方やシングルレイヤーの特性がある方、衝動性の強い方は自分の特性を理解できていても

・拘りが強く、新しいことを始めることや自分の方法を変えることが難しい

・様々な情報(自分の特性、周囲の状況、自分の状況など)を加味して行動することが難しい

・わかっていても衝動的に行動をおこしてしまう

などの適切なセルフケアを選んで行動におこすことが難しい場合もあります。

さらに適切なセルフケアを行おうとしても、他者に自分のことを説明したり、配慮を伝えたりすることがうまくできずに、相手に誤解されてしまったり、適切な配慮を受けることができないこともあります。

さまざまな部分で特性が弊害になることも発達障害の特性を持つ人が二次障害につながりやすい1つでしょう。

そのためより意識的に

・自分のことをよく知ること

・自分の苦手なことに対してセルフケアをすること

・周囲に自分のことを適切に伝えること

をできるようになれるといいですよね☆

具体的にはなにをすればいいのでしょうか…

まず1番大事なことは自分を知ることではないでしょうか。

まずはそこからはじめましょう!今までの経験を振り返ったり、家族や友人など周囲の人たちに自分のことを聞いてみるなど、自分自身の目線ももちろん大事ですが、他者からの視点も取りいれられると客観的に自分自身のことを知ることができます。

自分の年表をつくったり性格診断などのデータを参考にすることもいいと思います!

自分の特性や強み、弱みを知ったうえで次に行うのは、適切なセルフケアを考えて実践することです。

特性をなくすことはとても難しいことなので、特性があっても困らないように何かしらの工夫をしましょう。特性によって、また人によって、状況によって、うまくいく対応は違うと思います。いろいろ試していくうえで「これがうまくいく!」と結果が出たものを取りいれていきましょう。行動を変えることに難しさを感じる方は、まずできることから少しずつ始めてみましょう。1回でうまくいかないことも多いので、いろいろな方法を試してみてください!

さらに障害者雇用で働く上でも大切になるのが、周囲に適切な配慮を求めることです。

・自分はこういうことが苦手だけど、こうしてくれればできます!

・これは得意!これならできます!

このように自分のことを相手に伝え、理解してもらい必要な部分は配慮してもらうことが重要です。コミュニケーションが苦手な方は整理して何を伝えるかまとめてから話しましょう。

なかなか難しいかもしれませんが、まずはやってみることから始めましょう!

また、苦しんでいるのに自分だけで解決する必要はありません。

どうすればいいかわからない。助けてほしいと思った時は誰かに頼ってください。周囲の人でも医療の力でも福祉の職員でも構いません。二次障害になってしまうことはあなたのせいではありません。一人で抱え込まず、相談してくださいね☺

就労移行支援事業所 ネオワークス郡山では、利用者の方一人ひとりに寄り添い【自分らしく働く】を目標にみなさまを全力でサポートいたします。

カリキュラムの中で、自分自身を理解し、整理しながら自己理解を進めていきます。また、特性上苦手になりやすい問題解決力やコミュニケーションスキル、考え方の転換等、カリキュラムの中で知識を得ながら身につけていくことも可能です。

二次障害を防ぐためには、自分の特性を理解し、適切な対処ができること、必要な配慮を依頼することが重要です。そのためには必要なスキルを身につけ一般就労を目指していきましょう!(^^)!

ただいま2024年4月1日開所にむけ準備中です。

見学・体験・相談随時受付中です!

お気軽にお問合せください✨

【福島県郡山市】発達障害の人は二次障害に要注意…【就労移行】【ネオワークス郡山】

こんにちは!

生活支援員 國分です。

みなさんは二次障害という言葉は知っていますか?

今回は発達障害の人が陥りやすい二次障害について皆さんと一緒に学んでいきたいと思います!

自分の悩みはもしかしたらこれかも…?

発達障害の特性を持っている家族がいる方の参考になればと思います!

二次障害とは・・・

二次障害とは、何等かの一次障害(発達障害・身体障害・その他の障壁)をもっている方が一次障害が原因で自己肯定感が下がる・強いストレスに晒され続ける状態になり、うつ病・不安障害等の精神障害など、新たな困り事が起こってしまう状態です。

発達障害が原因で二次障害を発症するケースは多く、うつ病やその他精神障害で心療内科や精神科を受診して、実は発達障害だったというケースも多々あります。

二次障害として発症する可能性のある精神疾患は多岐にわたります。

例えば…

うつ病・双極性障害・統合失調症・社交性不安障害・強迫性障害・愛着障害・醜形恐怖症・依存症(アルコール・薬物・依存症など)

また、発生する可能性のある困り事も多くあります。

例えば…

ひきこもり・暴力・非行

一次障害を原因としてさまざまな新たな障害に発展してしまうことがあります。二次障害に発展してしまうと、働くことはもちろんですが日常生活にも影響が出てしまいます。その前にできれば対処できるといいですね。

発達障害が二次障害に発展しやすい原因とは…

なぜ、発達障害の特性を持っていると二次障害に発展してしまうことが多いのでしょうか。

原因の説明の前に少し発達障害について理解してみましょう!

発達障害は、自閉症スペクトラム障害(ASD)・注意欠如、多動性障害(ADHD)・限局性学習障害(SLD)の3種類あります。3種類をいっても、複数の障害特性を複合して持っていたり、知的障害と併発していることも多いです。

自閉症スペクトラム障害(ASD)の特性

・相手の気持ちや場の雰囲気を読み取ることが苦手

・自分の行動の不適切さを気付いて修正するのが苦手

・表情などの非言語情報を介したやり取りや抽象的な表現の読み取りの苦手

・人との適度な距離感を取ることの難しさ

・興味が限定的

などが挙げられます。

注意欠陥、多動性障害(ADHD)の特性

・不注意傾向が強い

・衝動的に行動してしまう

などが挙げられます。

限局性学習障害(SLD)の特性

・文字や文章を読むことの難しさ

・文字を書いたり、文章を作成したりすることの難しさ

・算数問題を解くことの難しさ

などが挙げられます。

それが知的水準で期待される能力とマッチしない、またはどこかの部分だけに限定してむずかしさがある場合SLDと診断されます。

上記に挙げた特性は一部です。持っている特性に個人差が大きいことも発達障害の特徴になります。

また、発達障害は脳の機能障害のため生まれつきの障害であり途中から特性が発現することはありません。自分の努力次第で改善されるものでもありません。それも1つの特徴になります。

発達障害は「社会性の障害」とも言われており、周囲との関係性や環境と自分の特性がマッチしない時に困り事が生じ”障害”となるのです。

ではなぜ、発達障害の特性を持っていると二次障害に発展してしまうことが多いのでしょうか。

知的の遅れがない場合は特にですが、発達障害は見た目では特性や困難さを持っているとは理解されにくく、障害特性が原因となった行動や失敗に対して周囲から誤解されてしまうことがあります。

例えば、甘えや努力不足、しつけの方法や教育不足などと思われ、叱責を受ける・否定的な態度を取られるなどの対応を周囲から受けてしまうことがあります。また、自分でも特性を持っている事に気付かずに、うまくいかないのは自分の努力不足だと自分を責めてしまったり、自身の不適切な行動に気付かず知らず知らずのうちに周囲との摩擦が生まれてしまうということもあります。

このような状態が続き、自己肯定感が低下していく・強いストレスに対処できなくなると、二次障害に発展してしまうことがあります。

仕事でミスが続き怒られることが多く、自分でもなぜミスしてしまうのか原因がわからない… 自分は周囲とうまくコミュニケーションを取っているつもりだったのに、知らないうちに周囲から距離を置かれてしまったことが何度もある…

上記のような状況になれば、誰しもストレスがたまりますよね。元々持っている特性が強く出ることも多くあります。そうすると「うまくいってたこともうまくいかない」など悪循環に陥ってしまうこともあります。

発達障害の特性上、問題を解決する力が低かったり、自分の状態を把握することが苦手だったり、ストレス対処がうまくいかなかったりすると、なおさらストレスによって疲弊していき、二次障害に繋がってしまうリスクが高まります。

二次障害は特性と周囲の環境がマッチしないことで、知らず知らずに進行し、悪化してから問題として顕在化することがあります。それは本人だけの問題ではなく、周囲の理解がない・配慮を得られない・自分の得意なこととマッチしていない業務が多いなど、周囲の影響も大きいです。

自分が悪い・環境が悪いとどちらかの責任にするのではなく、自己理解を進め、周囲に理解を求めていくことで悪循環を解消していくことができる可能性が高まります。

では、どうしたらこの状況を打破できるのでしょうか…

次回具体的な策を考えていきたいと思います。

就労移行支援事業所 ネオワークス郡山

☆2024年4月1日開所予定☆

開所に向け、ただいま準備中です!

【福島県郡山市】ASD特性による困り事…【就労移行】【ネオワークス郡山】

皆さん、こんにちは!

前回【ASD】の特性について、学習しました。

今回はその特性があるとどんなことが困り事が出やすいのか考えていこうと思います☆

【社会的コミュニケーションが苦手】

文字通り言葉を受け取ってしまう、裏の意味が分かりづらいことで他者とのコミュニケーションの苦手につながることがあります。

・冗談や嫌味が通じない

・相手を傷つけたり怒らせたりするようなストレートな発言をしてしまう

・他者との距離感、暗黙のルールがわからない

・会話のやりとりやタイミングがズレる

【対人相互反応が苦手】

場の空気や相手の気持ちがわからないことで、社会的コミュニケーションの苦手さが加速したり、空気の読めない人と思われる可能性が高まります。結果、自分では知らないうちに相手に悪い印象を与えていたり、相手を怒らせたりすることがあります。

・言葉が冷たいと言われる

・他者からの自分の見え方に無頓着

・集団行動からズレやすい

【強いこだわり、曖昧さの苦手】

予め決まっていたことの変更や少しでもルールを破ることに対して、強く反応してしまうことがあります。考え方のくせとして、思い込みに囚われやすく、ネガティブな出来事や考えを引きずり、不安感が強くなる、自分の考えに固執してしまうことで、他者とぶつかってしまう…という困り事が起こりやすいです。

・決まっていたルールから外れることに対して強く反応する(自他への怒りに繋がったり、もやもやした気持ちになるなど)

・予定の急な変更でパニックになる(急に会議の時間が変更になったり、業務指示が増えたりすると混乱する)

・一度思い込んだらその考えから抜け出せない

【限定された共感関心】

シングルフォーカス・ハイコントラストの影響で「興味関心の幅が非常に狭く、限定されやすい」こともあります。結果として、興味関心がないことには取り込みづらい、逆に関心があることには過剰な反応をしてしまう、といったことも考えられます。

・選択の幅が非常に狭くなる

・ある分野の知識は豊富だが、一般常識やトレンドなど関心がないことは知らないといったズレが発生しやすい

・結果、他人には興味のないことを延々と話してしまう(対人相互反応が苦手なので相手がつまらなそうにしていても気づきにくいことも影響している)

【感覚過敏・感覚鈍麻】

視覚や聴覚の過敏による、光がまぶしく感じられすぎることで視覚情報に制限がかかる、人の話し声や機械音が必要以上に気になってしまい、集中できない、休めない。

感覚鈍麻により、自分の疲労感・ストレス度合いがわかりづらい。気付かないうちに頑張りすぎて、倒れてしまう。

これらの特性や苦手さは個人によって異なるため、全てのASDがある方がこれに当てはまるわけではありません。すべて当てはまらない方もいらっしゃるかもしれません。

あくまで上記は一例です。個人で「苦手としやすいこと」が異なるため、発達障害は他者からわかりにくく、理解されにくい障害といえます。

だからこそ、自分自身はどのような困り事・苦手なことがあって、どんな配慮がほしいのか、課題に対して自分はどんな対策をしていけばいいのか、どんなサポートがあれば働きやすくなるのか。を自分自身で理解し、一緒に働く人に伝えていく努力が必要となります。

とはいえ、自分のズレや特性を自分で理解して、整理し、伝えることは非常に難しいです。

もしかしたら、自分ではできないと思っていることが他者から見たら出来ていたり、「できている!」と思っている事が他者からみたら出来ていなかったりするかもしれません。

【自己理解 】と言いながらも、自分のことを本当の意味で理解するためには【他者視点】や【フィードバック】が必要となってきます。

そんな【自己理解】や【他者からの視点】や【苦手を改善】するためにネオワークス郡山を利用してみませんか?

☆ネオワークス郡山は2024年4月1日に開所予定です☆

相談・見学・体験随時受付中です。

お気軽にお問合せください(^^♪

【福島県郡山市】ASDについて…どんな特性?【就労移行支援】【ネオワークス郡山】

皆さんこんにちは。

2月に入りましたね(^^♪

あと2か月で開所となります!みなさんを迎える準備を着々と進めております☆

今回は、ASDについて一緒に学んでいこうと思います。

【ASD(自閉症スペクトラム障害)とは】

対人関係や社会的コミュニケーション障がい、想像の困難や興味の偏りなどを特徴とする障がいのことを言います。

そもそも自閉とは…

言葉のイメージから「自身の内部の閉じこもる」といったイメージを持たれがちですが、「自分の中で自己完結的に行動してしまう」という意味あいがあります。

だからこそ、「自分本位」「自分勝手」「人の気持ちがわからない」「空気が読めない」などと言われてしまうことが多いと思います。

しかし、この特性は必ずしもデメリットばかりではありません。

「周りの空気を読めない」「相手の感情に流されない」ということは「周りの意見や感情、損得に流されず、自分の意見を尊重できる」という長所になります!

【ASDの判断基準】

DSM-5というアメリカ精神医学会が発行している精神疾患の基本的定義によると。診断基準は4つあります。

まず、第1段階の条件として

1.社会的コミュニケーションが苦手

2.対人相互反応が苦手

この2つの条件を満たしていないと、そもそも診断はつきません。

上記の2つを満たしたうえで第2段階の条件を2つ以上満たすと、診断がつくことがあります。

1.同じ行動を何度も繰り返す、強い拘りがある

2.興味関心が非常に限定されている

3.感覚鈍麻または感覚過敏がある。

これらの条件を満たしたうえで、

・幼少期から症状があらわれていること(気づかれるのは成人になってからの可能性あり)

・日常生活に重大な障害がしょうじていること

以上の条件を満たしたうえで、本人・家族からの聞き取りや心理検査の結果を総合的に判断し、診断がつくことになります。

【社会的コミュニケーションの苦手】

コミュニケーションには「言葉」以外にも「表情」「身振り手振り」などさまざまのことを使って行われます。

この言葉以外でのコミュニケーションが理解しにくいことを「社会的コミュニケーションの苦手」と呼び、発達の特性としてよく挙げられる「表情が読めない、出しにくい」が社会的コミュニケーションの苦手さに影響していると考えられます。

空気が読めない、人の気持ちがわからない、という苦手な部分に影響してきます。

【対人相互反応の苦手】

自然と他の人の気持ちになってしまう。という脳の機能=対人相互反応

例えば、泣いてる人がいれば自分自身も悲しい気持ちになったり、映画やドラマで自分が傷ついたわけではないのに、自分も痛みを覚えたりゾクッとしたりすることがありますよね?

対人相互反応が苦手ということは「他人の気持ちを自然に察することが難しい」つまり定型発達の人に比べて、他人の気持ちに鈍感であるということにつながります。

なぜ、このような苦手が発生するのか…

ASDの脳は「シングルフォーカス」「シングルレイヤー」「ハイコントラスト」の特性があるのではないか、と言われています。

シングルフォーカス=意識を向けられる範囲が極端に狭い

車を運転している時を想像してみてください。

一般道を走るときは、周りの景色や歩行者の動き、お店などの広い景色を見るのに対して、高速道路を走るときは、目の前の車や車線といった狭い範囲に集中することが多いと思います。

シングルフォーカスの特性を持っている方は、常に高速道路を走っているような見え方【狭い範囲に集中してしまう】イメージです。

シングルレイヤー=一度にひとつずつのことしか考えられない

例えば、皮肉や嫌味が通じないのはこの特性が影響しているのかもしれません。

皮肉や嫌味は言葉ではいいように伝えながら、表情や裏の意味を込めて、相手に攻撃的な伝え方をすることを指しますが、理解するためには①言葉の意味を理解する②相手の表情を理解する③裏の意味を推察するといった複数のことを瞬時に処理する必要があります。

シングルレイヤー傾向がある方は、①のみを処理し、②③までの処理ができないので、相手の行動のズレから非難されているということを理解しづらくなるということが分かります。

例)仕事が遅い相手に貶す意図で不機嫌そうな表情で「毎日遅くまでよく頑張っているね」という意味に対して、嫌そうな表情=言葉通りの意味ではない、がわからず言葉通りの意味だけを捉えて「褒められている!」と捉えてしまう。

ハイコントラスト=白黒思考・0か100でしか物事を考えられない

仕事が完璧にできていないと、自分はこの仕事ができないと考えたり、挨拶をしたのに返事がないと相手から嫌われていると考えるような捉え方です。

例えば、40キロ制限の道路を多数派の人は道路状況を見ながら。他の車の速度に合わせたり、少し速度をオーバーして走ることもあるかもしれませんが、ハイコントラスト傾向のある方は、40キロ制限と言われたら、40キロ以上は絶対に出してはいけない、と捉えてしまうことが多くあります。

明文化されたルールに厳格なのに対して、暗黙の了解にはルーズになってしまう…という方はこの特性が影響している可能性があると考えられます。

【特性があることで、どんな難しさが生まれるのか】

シングルレイヤーがある方・・・

言葉を聞きながら言葉以外の表現を同時に理解する「社会的コミュニケーション」が苦手となりやすく、コミュニケーションの苦手でもお話しした「相手がつまらなそうにしているのに自分の話をし続けてしまう」「場の空気に合わない発言や行動をしてしまう」といった空気の読めなさにつながっていくと考えられます。

シングルフォーカスがある方・・・

感覚過敏や感覚鈍麻につながり、一つの事・ものへの執着や同じ行動の繰り返しにつながります。他者から見て、同じ行動を繰り返しているように見えても、本人にとっては過敏な感覚により全く違った世界が見えている可能性があるそうです。

シングルフォーカスとハイコントラストが重なると、狭い興味関心につながります。興味があること・ものにしか目や認識が行かず、それが好き・面白いに100意識がいってしまうことで、強い関心や拘りにつながるそうです。

次回のブログでは、このような特性があることで、どんな生きづらさ・働きづらさが出てくるのか考えていきたいと思います(^^♪