【福島県郡山市】大人の発達障害とは【就労移行】【ネオワークス郡山】

2024年4月1日開所

就労移行支援事業所ネオワークス郡山 🌟ただいま利用者の方募集中です🌟

皆さんこんにちは☺

生活支援員の國分です✨

最近、『大人の発達障害』という言葉を様々なメディアで聞くようになりました。発達障害は、幼少期にその症状が出現するものですが、大人になるまで本人や周囲の人も症状の存在に気づかない場合もあります。大人になって初めて発達障害の症状が顕在化したものを『大人の発達障害』といいます。

大人になって初めて発達障害が診断させるきっかけの1つとして、うつ病になったときがあげられます。このブログをご覧になっている方の中にも「ほかの人と違ってなぜ自分だけうまくいかないのだろう」と社会に出た頃から悩んでるかた、気持ちがふさぎ込んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は『大人の発達障害』とうつ病の関係について考えていきたいと思います。

大人の発達障害とは・・・

実は、正確なことを言うと『発達障害』という診断名はありません。発達障害という言葉は、発達障害に分類される障害群の総称になります。発達障害には、『自閉スペクトラム症(ASD)』『注意欠如・多動症(ADHD)』『限局性学習症(所謂、学習障害)』『発達性強調運動障害(所謂、不器用)』などが含まれています。一人の方にいくつかの障害が互いに重なり合ってみられることもあります。

発達障害は、物の捉え方や行動において先天的な特性がある障害であり、親の育て方などの後天的要因によって発症する障害ではありません。発達障害の特性のために幼少期から人間関係や社会生活において一定以上の困難さがみられますので基本的に幼少期に発達障害であることが分かります。一方で発達障害特性が比較的に軽度で、大人になるまで目立った困り事がみられない場合は大人になるまで発達障害の診断がなされないこともあります。

大人になってから発達障害特性の影響により仕事でうまくいかなかったり、対人関係上のトラブルが続いたりすることで、精神面の不調が生じ、医師に相談して発達障害の診断をされる方もいらっしゃいます。このような経緯で発達障害の診断に至ったものを『大人の発達障害』と言われます。つまり、『大人の発達障害』とは、大人になってから発症したものではなく、幼少期から認められていた発達障害特性が大人になってから顕在化したものになります。

『大人の発達障害』として問題となりやすいASDとADHDの特徴

大人になって初めて発達障害と診断された場合には、ASDとADHDが代表的な診断になります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

ASDの特徴

社会的コミュニケーションの障害、限局された興味に基づく反復的、常同的な行動(拘り、想像力の障害)、感覚刺激に対する過敏または鈍感さ、といった特徴が幼少期早期に出現します。以下のような困り事が見受けられます。

・暗黙のルールがわからない

・その場の空気を読んで臨機応変な対応をすることが難しい

・相手との適切な距離感がわからず、近づきすぎて話してしまう

・皮肉や冗談、あいまいな表現の理解が難しい

・自分の考えや思いを相手に端的に伝えることが難しい

・イントネーションや言葉の使い方が独特である

・自身の中のルールに強くこだわり、周囲に合わせることが難しい

。興味関心の幅が狭く、特定のことに過度にこだわる

・急な予定変更に対して柔軟に対応できずに混乱してしまう

・特定の感覚刺激(聴覚、視覚、触覚、嗅覚など)に対し、極端に過敏または鈍感になる

ADHDの特徴

年齢に比して、落ち着きがなくそわそわしやすい(多動性)、待つことが難しい(衝動性)、注意を持続することが難しく作業にミスが多い(不注意)といった特徴が目立ちます。多動性や衝動性、不注意のすべてが認められる場合やどれかひとつが認められる場合もあります。以下のような困り事が見受けられます。

・気が散りやすく作業に集中できない

・忘れっぽい

・順序立てて物事を進めるのが苦手

・整理整頓が苦手

・時間や締め切りに間に合うように行動することが難しい

・落ち着いて行動できない

・熟慮せずに思いつきで行動してしまう

・人の話を最後まで聞けず途中で割り込んでしまう

『大人の発達障害』でなぜうつ病が発症しやすいのか

発達障害が背景にあるとうつ病を発症しやすいということは様々な研究で明らかにされています。例えばASDとうつ病の合併率は20%、ASDがない人のうつ病合併率は7%と言われています。

発達障害の方は、その障害特性ゆえのつまずきを子供のころから何度も経験し、そのつまづきを周囲に責められた経験も多いため、自己肯定感が低下しやすいです。特に発達障害であることを本人も周囲も気づいていない場合は周囲からの適切なサポートも得られないため、自分に対してもひたすら否定的な評価しかできず、常に漠然として不安を抱きながら過ごすことになりがちです。

大人になり社会へ出ると、発達障害特性によって、対人関係や仕事上で失敗を繰り返すことも多くなり、うつ症状が出現することがあります。このように発達障害特性への本人や周囲の気づきが不十分なまま悪循環が続いた結果生じるのが発達障害の合併症としてのうつ病です。

『大人の発達障害』を背景に持つうつ病の治療で大切なこと

『大人の発達障害』を背景にうつ病を発症した患者に対する治療と発達障害をもたないうつ病患者に対する治療とも間に大きな違いはありません。まずは、十分な休養をとることによりうつ病の開園を目指しましょう。

治療によってうつ症状がある程度改善したとしても、うつ病発症のきっかけとなった発達障害に起因した対人関係や仕事上でのストレスが大きく変わらない場合は、うつ病が再発したり長期化する可能性があります。

うつ病の治療と並行して、発達障害そのものに対する対応を周囲の人達の協力を得ながら進めていくことが大切です。医療機関などで相談しながら解決法を探っていくと良いでしょう。

発達障害の特徴を把握する

『大人の発達障害』を考慮したうえで、適切なうつ病の治療をしていくためには、まず自分自身の特徴を客観的に把握することが大事になります。しかし、自分が『大人の発達障害』かもしれないと感じた場合、どこに相談して診断を受ければいいのかわからない方もいらっしゃると思います。

診療科としては、精神科や心療内科が『大人の発達障害』の診断や治療に対応することが多いです。どの医療機関を受診したらよいかわからない場合は、地域の発達障がい者支援センターに相談するのもいいでしょう。

医療機関を受診すると、まずは医師の問診により現在抱えている悩みや問題などを明らかにします。子供時代の様子、これまでの仕事内容や職場での人間関係などについても聞かれる場合があります。また必要に応じて発達障害特性についての質問用紙検査などが行われる場合もあります。

問診や検査の結果をふまえて、発達障害であるかどうかの判断がなされます。発達障害特性がはっきりしている場合は初心で診断がなされる場合もありますが、診断に必要な情報収集に一定の時間がかかるため、多くの場合数回の診察を経て判断がなされます。

診断を受ける際は、単に診断名を聞くだけではなく、自身の発達障害特性が日常生活や職場でのつまづきにどう関係していたのかについて医師と話し合ってみましょう。自分の不得意なところが明確になると、自分でできる具体的な方法もみえてきます。困り事に対する実際の対応例として以下のようなものがあります。

困り事…時間や締め切りに間に合うように行動することが難しい

対応例…スマートフォンのアプリで予定のリマインドをする

困り事…気が散りやすく作業に集中できない

対応例…机に無駄なものを置かない、スマートフォンは手の届かない場所に置く

周囲から合理的配慮を得られるようにする

発達障害は、先天的な個性や特徴であり、根本的に治療することはできません。また、本人自身で対応できることにも限界があります。本人が感じている生活場面や職場での困り事がどう生じているのかを周囲の人に理解してもらい、発達障害特性を考えたうえで合理的配慮を得ることが必要になります。

合理的配慮は平成28年4月1日い施行された「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」で明記されています。困りごとに対する実際の合理的配慮の例を見ていきましょう。

困り事…曖昧な指示や表現の理解が難しい

配慮例…具体的にわかりやすい指示を出し、指示内容を確認しあう

困り事…急な予定変更に対して柔軟に対応できず混乱してしまう

配慮例…なるべく事前に予定変更を伝えてもらう

自身の発達障害特性について、本人だけでは家族や職場の人に伝えにくい場合もあります。発達障害特性を理解してくれている主治医や相談機関の職員に協力を依頼してもよいかもしれません。

薬物療法

『大人の発達障害』に併存したうつ病に対し、特に効果がある薬があるわけではありません。一般のうつ病治療ガイドラインに従い、必要に応じて薬物療法が検討されます。ASD、ADHDでは双極性障害の合併が高いことが報告されています。精神科専門医に相談しながら慎重に薬物療法を進める必要があります。

発達障害の方には、うつ病の治療以外にも薬物療法がおこなわれることがありますので、主治医とよく相談したうえで服用を検討しましょう。

『大人の発達障害』を背景にうつ病を発症したら・・・

うつ病は誰でもなりうる病気です。うつ病になる前から「ほかの人と違って、なぜ自分だけうまくいかないのだろう…」と感じている場合は、発達障害を併せ持っているもかもしれません。発達障害をきっかけに発症したうつ病では、個々の発達障害の特性に応じた治療が必要になります。得意なところ、不得意なところを立ち止まってじっくり考える良い機会になるかもしれません。

ネオワークス郡山では、障害特性を一緒に理解しながら一般就労へ向けてさまざまなちからを身につけていく障害福祉サービスになります。

働きたいけどなにからすればいいのかわからない…

自分にはどんな仕事が向いているのかな?

そんなときは就労移行支援を利用することがおすすめです‼

まずはお気軽にお問合せください☺

【福島県郡山市】不安障害・対人恐怖症の方に…【就労移行】【ネオワークス郡山】

皆さんこんにちは☺

生活支援員の國分です。

まもなく3月が終わりますね✨まもなく開所だと思うとなんだかドキドキわくわくしてきます!(^^)!

今回は、不安障害・対人恐怖症とななにか皆さんと一緒に学んでいきたいと思います。

不安障害・対人恐怖症とは…

まずは、不安障害における対人恐怖症とはどういった症状なのか、また原因や治療法などを見ていきたいと思います。

対人恐怖症とは、他人からの評価や言動を気にするあまり他人との交流や人前に出る行為を極端に避け、日常生活・社会生活に支障をきたしている状態のことになります。

対人恐怖症という疾患があるわけではなく、医学上では不安障害の一種である『社交不安障害』における症状の一つとして扱われています。

対人恐怖症を発症する原因は明らかになっていないものの。遺伝的要因や成育環境などの環境要因が関与していると考えられています。

また、過去に大きな失敗を経験した場合、それが発症のきっかけとなるケースもあると言われています。

対人恐怖症の主な症状

対人恐怖症の症状は、精神面および身体面の双方に以下のような形で現れてきます。

精神的な症状

他人との交流や人前に出る行為が必要な場面で、強い緊張や恐怖を感じます。

また、自分が緊張状態であったり、恐怖を感じていたりすることを相手に悟られることに対しても不安を感じやすいのが特徴です。

身体的な症状

上記のような場面で緊張・恐怖を感じたときに、手足が震えたり、顔が赤くなったりすることがあります。

また緊張から大量の汗をかいてしまい。ハンカチやタオルがないと落ち着けない状態になる場合もあります。

これらの症状は、扁桃体からの指令によって交感神経が優位になるために起こしている反応になります。一般の人でも起こる正常な反応ですが、対人恐怖症を患っている方は特に扁桃体の活動が過剰になっており、緊張や恐怖感を感じやすくなっていると考えられています。

対人恐怖症の一般的な治療方法

対人恐怖症を含む社交不安障害の治療法としては、主に薬物療法と精神(心理)療法が用いられます。

薬物療法

薬物療法は投薬によって不安症状との関わりが強いセロトニンなどの脳内神経伝達物質を調整する治療法になります。

一般的には「SSRI」や「SNRI」、「抗不安薬」などが処方されることが多く、これによって不安や落ち込み、不眠といった症状の軽減が期待されます。

精神(心理)療法

精神(心理)療法は、認知行動療法や曝露療法などの手法を用いることで、不安や恐怖の増幅に繋がる心理的問題を対処する治療法になります。

認知行動療法・・・現在生じている問題を具体的にし、認知(考え方)や行動などを少しずつ変えていくことで解決を目指す心理療法。

曝露療法・・・不安の原因となる刺激に段階的に触れることで、少しずつ不安を解消していく心理療法。エクスポージャー療法ともいわれています。

不安障害・対人恐怖症の方が直面しやすい課題と対処方法

対人恐怖症を含む社交不安障害の症状は、日常生活や社会生活に大きな支障をきたすケースがあります。

その中で、対人恐怖症を患う方が直面しやすい問題とその対処法として考えられるポイントを考えていきたいと思います‼

仕事における困り事

対人恐怖症の症状が仕事に与える影響として、以下のようなものがあげられます。

・人前で話すことに緊張、恐怖を感じる(面接、顧客へのプレゼンテーション、会議中の発言など)

・周囲の視線が気になってしまい業務に集中できない

・ほかの人が聞いている場所で電話応対をすることに緊張してしまい、電話をとれない、言葉がでない

などが考えられます。

治療を行うことで症状を抑えられる可能性があります。

対人恐怖症の症状は、前述した薬物療法・精神(心理)療法によって緩和できる場合があります。

面接や会議など、事前に予定がわかっているものについては、始まる前に抗不安薬などを服用することで身体症状を抑えることができます。

また服薬によって仕事をスムーズにこなせるようになれば、それ自体が1つの成功体験・自信となって不安の解消につながる可能性もあります。

日常生活で意識すると良いこと

対人恐怖症の症状を軽減させる手段として、日常生活の改善も効果的と感がられています。

規則正しい生活や十分な睡眠、また適度な運動を心がけることで、心身をリラックスさせ、セロトニンなどの物質量を整える効果が期待できます。

精神疾患を持つ方に適性のある仕事・環境とは・・・

対人恐怖症の症状が重く、現在ついている仕事を続けることが困難である場合は、症状があっても活躍しやすい仕事に転職してしまうことも1つです。

対人恐怖症を患う方が活躍できそうな仕事を考えていきたいと思います‼

・繁閑の差が少ない定型的な仕事

季節や日にちによって仕事の繁閑が大きく異なる業務では、生活リズムが乱れやすく病気にも悪影響になります。

そのため、なるべく年間を通してリズムが変わらない定型的な仕事を選ぶと良いと思います。

繁閑の差が住むない仕事の例としては、清掃業やメーター検針、またポスティングや新聞配達などもあります。

・在宅勤務が可能な仕事

人前に出たり、電話応対をしたりすることに強い抵抗を感じる場合は、メールやチャットでやり取りができる在宅勤務の可能な仕事を検討してみると良いかもしれません。

自宅でできる仕事としては、Web(ライター・デザイナー・プログラマーなど)やネットショップの運営などが挙げられます。

また事務業務では在宅勤務を認めてもらえるケースもあります。上司に相談してみるのも1つです。

国の医療制度・就労移行支援などについて・・・

精神疾患を持つ方が就職時に活用できる支援をご紹介いたします🌟

対人恐怖症を患う人が治療と並行して仕事を継続する場合は、国の医療制度や就労移行支援事業所などの機関を活用できる可能性があります。

ここからは対人恐怖症の方が対象となる医療制度、支援機関について詳しく見ていきたいと思います。

自立支援医療制度などの経済的な支援

・自立支援医療制度

心身の障害に対する医療費の自己負担額を軽減できる制度になります。通常3割負担となる医療費を1割負担まで減額できるほか、疾患の種類や収入によって月ごとの負担額上限が設けられ、それを超える負担が免除されます。

対人恐怖症などの精神疾患は治療が長期にわたる可能性が高いため、医療費の負担を減らすことで安心して治療に専念できるということは重要なポイントになりますね。

傷病手当金

病気やけがで働けなくなった期間に応じて、給与の一部支給を受けられる制度になります。1日あたりの支給額は標準報酬月額の2/3に相当する額で休職日から最長1年6ヶ月まで支給されます。

障害年金

病気やケガによる生活、仕事が制限される場合に受け取ることができる年金になります。

国民年金にあたる障害基礎年金と厚生年金にあたる障害厚生年金の2種類があります。

障害者就業、生活支援センターへの相談

障害者就業、生活支援センターとは、支援対象となる障害者に対して、雇用・保険・福祉・教育などの関連機関と連携して就業支援・指導を行う機関のことです。

2024年3月現在、全国で337か所指定されています。

就労移行支援事業所への相談

就労移行支援事業所とは、対人恐怖症などの精神疾患を持つ方が一般企業へ就職できるようにサポートを行う福祉サービスのことになります。全国に3,300か所以上の就労移行支援事業所があり、求職から就職後の定着支援までを幅広く行っています。

就職までの支援だけではなく、就職後の相談やサポートも希望したい場合は、就労移行支援事業所への通所をおすすめいたします‼

就労移行支援事業所のサービス内容

・就職したい企業に対応するための職業訓練(PC訓練や軽作業訓練、ビジネスマナーなどの講座など)

・履歴書の添削、模擬面接などの就職活動サポート

・就職、転職に関する相談

・職場実習の環境提供

・就職後の定着支援

など、上記のように就労移行支援では不安障害・対人恐怖症といった障害の特性を職員が十分に理解した上で、利用者の方一人ひとりに合わせた支援を行っていきます。

・どういう仕事が向いているのか

・どういうスキルを身につければいいのか

・就活はどのように行えばいいのか

・就職した後の不安はどうすればいいのか

就労移行支援を利用すれば、こういった様々な不安や疑問に対して職員とともに考え解消、解決していきながら日々の訓練を重ねて最適な就職へ向けて進んでいけると思います。

就労移行支援事業所の利用条件

・18歳以上65歳未満

・一般企業で働くことを希望している

・身体障害、知的障害、精神障害、発達障害、その他難病などがあり現在働くことが困難な方

障害手帳を持っていない場合でも、医師の診断や自治体の判断によって就労移行支援サービスを利用することができるので、一度相談してみると良いかもしれません。

ネオワークス郡山では、週1日から通所が可能で在宅での訓練もご希望のある方は可能になります。事業所のPCを貸し出しますのでお気軽にお問合せください。

さまざまなカリキュラムを通して、ご自身のペースでスキルUPしていただき就職を目指せるように徹底的にサポートをしていきます🌟

ハローワークや面接同行などの対応も可能になります。不安な方に寄り添い安心して活動できるように支援いたします。

2024年4月1日開所いたします!(^^)!

相談・見学・体験随時受付中です💛

お気軽にお問合せください。

【福島県郡山市】仕事選びでミスマッチを防ぐには…【就労移行】【ネオワークス郡山】

 

皆さんこんにちは☺

生活支援員の國分です☆

皆さんは仕事を選ぶときにどのようなことを基準にしていますか?

「コミュニケーションが得意だから営業かなー」「コツコツ一人で取り組むのが好きだから事務にしようかなー」「人とかかわる仕事がしてみたい‼」など様々な動機があると思います。

しかし、これがやりたい‼自分に合っている‼と思って選んだはずの仕事なのに、いざ働いてみると『なんか思っていたのと違う…』となることもありますよね?

今回は、なぜそういったミスマッチが起きるのか。ミスマッチを防ぐにはどうしたらよいのか。について考えていきたいと思います。

ミスマッチとは・・・

ミスマッチ(英語:mismatch)=不整合、不一致という意味になります。

では、仕事選びでのミスマッチとはどのようなことになるでしょうか。

それは個人の能力や適性と仕事内容や環境があっていない状態と言えます。

もっとわかりやすく表現すると、『自分自身が発揮できる能力やスキル』と『企業に求められていること』にズレが生じている状態と言い換えられます。

自分の能力と求められている仕事内容がマッチしているかどうかは、長く働き続けるための一つの要素にもなると考えられます。ですが、どうやってマッチさせればいいかわからず悩んでしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

次になぜミスマッチが起きるのか考えていきます‼

ミスマッチが起こる要因はどのようなもの?

一言にミスマッチと言ってもさまざまなものがあります。

例えば、上記でも言ったように「そもそも自分の能力と職場で求められていることがあっていない」という場合もあれば、「能力や経験はあっているが、発揮する方向性があっていない(自分のやりたいと思っていることと異なる)」といった場合もあります。

ではなぜ、このようなミスマッチが起こるのか考えてみましょう。

・自分の能力や経験の理解が十分ではなかった(強み、弱みの理解が不足している)

・企業から求められていること、その企業でできることが適切に把握できていない(企業研究不足)

・仕事を通してどのような経験をし、どんなことをできるようになっていきたいかが不明瞭

といった理由が考えられます。

【発達障害の特性がある場合】

さまざまな特性の影響からミスマッチが起こりやすいと言われています

・経験を振り返ること、苦手なことを認識することなどに難しさがある

・自分なりの基準で考えてしまう傾向がある(こだわり・他者視点の持ちづらさ)

・求人情報から具体的なイメージを持つことが難しい

などがあります。これらの影響から自分にあった適切な職業選択が行われず

ミスマッチを起こした状態を繰り返してしまうことが多いと言われています。

ミスマッチを防ぐにはどうすればいいの??

🌟自分の得意/不得意、配慮が必要なことを理解し、整理して具体的に伝えられるようになる(自己理解)

まずは、特性や自分の強み弱みを整理して自己理解を深めましょう。そのうえで相手にわかりやすく伝えられるように工夫しましょう。

就労移行支援事業所ネオワークスでは、カリキュラムの中で自己理解を深め、就職活動に必要な面接練習を通してわかりやすく伝える方法を学んでいきます。

🌟企業や求人情報から求められることを読み取り、自分のできることとマッチングさせる

企業のホームページや求人情報から求められる人物像やスキルを予測できるようにしましょう。例えば、求める人物像として【コミュニケーションがしっかりとれる人】と記載されていても、何ができればよいのかはもう少し具体的に予測する必要があります。仕事内容等と照らし合わせ、チームで取り組む業務の場合には 【周囲の方との報連相(報告・連絡・相談)を密に行いながら連携が取れる人】という風に読み取れるかもしれません。

ネオワークス郡山のカリキュラムの中では、就職活動の支援として企業研究を職員と一緒に考えたり、求人情報から求められていることを共に具体化するサポートを行っていきます。

🌟自分の価値観を考える

自分自身はどんなことをしていると満たされるのか、どんなことに価値を見出すのかを知る。仕事や企業を選ぶときに、その会社で働くことで自分自身を大切にしていることは満たされるのかを考えるましょう。

ネオワークス郡山では、過去の経験などから自己分析をとおして振り返り、自分自身がなにを大切にしたいと思っているか、そしてその先の価値観を大切にしながら、仕事に限らずどのように生きていきたいか一緒に考えていくことができます。

ここまであげてきたものはあくまで一例になりますが、具体的になにをすればよいか知っておくことで目標に近づくための行動がとりやすくなるのではないでしょうか。

まとめ

・自分が持っているものと相手が求めているもののずれが生じている=ミスマッチしている可能性がある

・ミスマッチを防ぐためには自分の能力や経験の分析が大切

・相手が求めていることを正しく把握して相手に伝わるように伝えられること

・職業を選んでいく際に自己理解や価値観、どんなところでどんなふうに働くかを合わせて考えていくこと

などが大切なことになるのではないでしょうか。

就労移行支援事業所ネオワークス郡山では、自己理解や自己分析はもちろん、就活へ向けてのフォローまで一人ひとりに寄り添い支援していきます。

2024年4月1日開所に向け職員一同準備中です‼

相談・見学・体験随時募集中です☺

お気軽にお問合せください✨

【福島県郡山市】特性を活かして強みにして働く‼【就労移行】【ネオワークス郡山】

みなさんこんにちは☺

生活支援員 國分です。

みなさんはご自身の特性は把握していますか?

長く働いていくために大切なことでもある特性を理解して仕事にどう活かせばよいか考えていきたいと思います🌟

特性が強みになる‼

発達障害やその他障害にはさまざまな特性があります。一人ひとり異なりその特性により仕事での悩みに繋がることも考えられます。しかし実はその特性は得意分野に活かした強みに変えることもできるのです✨

ADHDの特性を持っている方…

ADHDの特性は不注意傾向が強いためミスの繰り返しや多動衝動傾向が強く後先考えずに行動してしまうことが多いと思います。

仕事上で悩みになるのはこのような感じではないでしょうか

・優先順位がつけられない

・マルチタスクが苦手

・仕事の期限を忘れてしまう

・興味のない仕事を放置する

・ケアレスミスや忘れ物が多い(ワーキングメモリの弱み)

ADHDの方の仕事上での強みは…

・行動力があり思いついたことをすぐに実行できる

・いろいろなことに興味を持ちチャレンジする精神がある

・興味のあることに集中できる

・創造性があり新しいアイディアが生み出せる

このように特性を強みに変え仕事に活かせるのではないでしょうか。

ASDの特性を持っている方…

ASDの特性のある方は対人関係やコミュニケーションに問題を抱えることが多く、仕事上では人間関係につまづくことが多いのではないでしょうか。

仕事上で悩みになることはこのようなこと

・相手の気持ちが理解できない

・あいまいな指示の意味が理解できない

・一つのことに集中しすぎてしまう

・感覚が過敏になりすぎて集中力を失ってしまう

ASDの方の仕事上での強みは…

・決まった作業やマニュアル通りに進めることができる

・正確な作業ができる

・一つの作業へ集中すると生産性が高い

特性を活かせる仕事は・・・?

『ADHDの特性に向いている仕事』

ルーティン化された仕事

→マルチタスクを求められることではなく業務の流れが決まっているルーティン化された仕事で自分のペースが保てる仕事であれば実力を発揮することができます。

自分のペースで働ける仕事

→時間を忘れて集中してしまうことがあるので、決められた時間での区切りがある仕事よりも自分の判断で時間を自由に使える仕事が向いています。

『ASDの特性に向いている仕事』

軽作業やモノづくり

→興味がある仕事での一点集中型が活かせれば生産性の高い作業ができます。

デスクワーク

→得意分野であれば、仕事をおこなっているときには飽きずに長時間集中してデスクワークに取り組むことができます。

ASDの特性をお持ちの方は人間関係や上司に気に入られるという評価ではなく、成果に応じて評価される仕事を選ぶことがポイントです。業務のスペシャリストになれば貴重な人材となります。

しかしここでお伝えしておくことは、これらはあくまでも『ADHDの特性』『ASDの特性』を活かせる可能性がある職種ということになります。必ずしもこの職業に就けるというわけではありません。予めご了承ください。

🌟まとめ🌟

発達に凹凸があってもそれぞれの特性を活かすことで、向いている仕事や職種があります。

ADHDの特性がある方は、多動性の傾向を活かし、身体を動かす仕事(例えば営業)やフレックスタイム制などで自分で予定を決めて働ける比較的自由な仕事が向いているのではないでしょうか。

反対に不注意傾向がある方は入力作業や書類作成など正確性が求められる事務職は苦手な分野になる可能性があります。

ASDの特性がある方は、拘りが強く集中力が持続する傾向を活かし軽作業での生産性を高める仕事や長時間作業できるデスクワークが向いているかもしれません。チームとしてよりも個人の成果が評価される業務の方がより能力を発揮できると思います。

反対にコミュニケーションを重視し臨機応変な対応を求められる仕事は苦手な分野になる可能性があります。

発達障害の方は特性による得意不得意の分野がはっきり分かれるので、仕事選びに苦労することが多いかもしれません。

ネオワークス郡山では就職にむけて利用者の方の得意不得意や障害特性を一緒に把握し、一人ひとりに対して個別に支援していきます。

自分らしく働くこと、仕事に充実感や手応え、達成感をもって長く安定して働き続けられるようにさまざまなカリキュラムを提供いたします。

ただいま、4月1日の開所にむけ準備中です。

そしてプレオープン中になります‼

相談・見学・体験ご予約不要でいつでもお越しいただけます!(^^)!

みなさまのお越しを職員一同心よりお待ちしております🌟

【福島県郡山市】プレオープンします🌟【就労移行】【ネオワークス郡山】

皆さんこんにちは。

生活支援員の國分です☺

4月1日開所に先立ちまして、3月18日からプレオープンいたします✨

ご予約不要で、相談・見学・体験をしていただくことができます‼

ネオワークスってどんなところ?

どんな支援をしてくれるの?

どんな職員がいるの?

無料の昼食ってどんな感じ?

私は利用できるかな?

などなど

さまざまな疑問にもお答えいたします!(^^)!

昼食試食をご希望の場合のみ、準備の関係上ご連絡いただければと思います。

みなさまのお越しを心よりお待ちしております☆

【福島県郡山市】自己理解はなぜ必要なの?【就労移行】【ネオワークス郡山】

皆さんこんにちは!

お久しぶりです。生活支援委員の國分です☺

もう3月になって3週間経ちますね‼

4月開所に向け職員一同準備を頑張っています✨

さて、今回は自己理解の必要性について皆さんと学んでいきたいと思います!(^^)!

自己理解とは…

文字の通り自分を理解するという意味になります。自分のことなので理解できている!と思われる方も多いと思いますが自己理解はとても重要なこととなります。

発達障害のある方は自分の障害特性までも含めて自己理解をする必要があります。それは障害があることで社会での生きづらさにつながっていくからです。

自己理解ができないと自分にとっての有益な人生の選択が導き出せないからです。

自分を理解するためにも自分の性格や態度、価値観などを知り、それを自分自身が納得して受け止めていく必要があります。「これまでの自分の人生や経験を振り返り、客観的に自分をみつけなおしてみること」になります。大事なことは自分を客観視する作業ということです。振り返ると自分の歩んできた過去を思い出します。『楽しかったこと』『良いこと』『嫌なこと』などさまざまな場面が思い浮かぶのではないでしょうか。しかしこれを客観視する作業は難しいものです。

客観視できない方に多いことは

・自身の都合の悪いことは隠す

・良いことばかりの人生しか認識していない

・直視できないことに対して都合の良い内容を入れて上書きする

これは人間の防衛本能にも関係していることです。

このように自己理解が欠落してしまうことで働くときにやりづらさを感じたり、生きづらさを感じているのであれば自身の障害特性の自己理解を深めていくことが大切になります。

自己理解が大切なのか

発達障害の方にとって自己理解が大切な理由

・自分に合う仕事や働き方がわかる

自己理解を深めることで自身の弱みや強みを把握することができ、自分に合った仕事や働き方が実現しやすくなります。自分がやりたい仕事と自分のできる仕事は違います。好きな仕事に就くという点で考えれば自己実現ですが、自分自身の特性がその仕事をすることに対して無理がないかを知ることが大切です。例えばその仕事が好きでやりがいを持っていても、自分の体力がフルタイム勤務できる状態ではない時などです。無理して働くことでかえってストレスがでてしまい、好きな仕事なのに苦痛になるかもしれません。その結果、長続きしないのであれば意味がありません。

・周囲に理解してもらえる

自己理解をすることで周囲に自分自身のことを詳しく伝えることができ、どんな配慮が必要なのかを詳細に伝えることができます。自分だけが努力していても限界があります。社会参加は個人と社会が相互に歩み寄る努力が必要となります。相手に自分のことを知ってもらうことで初めて相手(企業)も必要な配慮がわかり、仕事をする上でスムーズに進めていくことができます。

自己理解を進めるために重要なこと

発達障害のある方が自己理解ができていないことで障害特性にあった進路選択や職業選択ができず不適応や二次障害が生じることになりますので、特性を理解して配慮を得られる環境を選択できることが重要になります。

そのためには

・障害の受容ができている

・手帳の取得、障害者雇用の選択で働きやすさを求める

・障害特性を理解した上で自身の強みや弱みを把握し合理的配慮を得る

・セルフモニタリングでの体調管理や感情抑制

などが必要になってきます。

自己理解を進めるためのステップとして

自己理解を行う上で次の視点から考えてみることで深く理解することができます。

・自分から見た自分→自己分析(成育歴、学歴、職務経歴、得意不得意など)や特性の理解

・他者から見た自分→他者からの意見を受ける

・データから見た自分→検査の結果

これらの視点から自己理解を多面的に見ていきます。

そこから導き出されることとして自分の強みと弱みを知ることができます。

自己理解を通して強みと弱みを知ることで自分の特性が生かせる職場や環境を見つけやすくなります。

・強みは企業に提供できる資質

これまでの仕事や生活で自分の得意であることが何か、うまくできたことなど強みを言葉にできれば企業側にどのようなメリットがあるかを想像そてもらいやすくなります。

・弱みを知ることで配慮に繋げる

弱みに関しては自分で理解し言葉にすることで企業側がどのような配慮が必要なのかを想像してもらいやすくなり、それにより働きやすくなるということに繋がります。

特性は強みにも弱みにもなります。たとえば過集中の特性がある方は、状況に応じた臨機応変な仕事をするという面ではマイナスなこともありますが、集中力の持続が必要な環境下の仕事であればその強みを活かすことができます。このようにどんな環境であれば自分の強みを活かすことができるのかを知ることもとても大切です。

障害や病気のどのような理由により困り事があるのかを知る

自分自身の障害や病気からどのような症状が起きてどのような困り事があるのかを知ることも重要なことです。仕事での経験や生活での困り事を書き出してみるとわかりやすいかもしれませんね。

環境での困り事を知る

環境の変化によっても体調が悪くなったり集中できないこともあります。どのような環境が自分にとって落ち着いて仕事ができるのかを理解しておくことも大事です。

自己理解は就活のときだけではなく、すべての人にとって必要なことです。

自分の強み、性格に気づくことで

→他人と比較することが減り自分が好きになる。自信がつき自分の強みを伸ばしたり得意なことに集中できる

やりたいことがみつかることで

→内発的なモチベーションで日々わくわくしながら過ごせる

価値観に気づくことで

→人生で大事にしたいこと、重要なことが優先できる

自分を知るために他者からの視点も必要ですが、他社からの視点だけではなく他人が持っている強みや弱み、理想や価値観を知ることで

『この私の特性は当たり前だと思っていたけど違うんだ』

『この部分は自身を持ってもいいのかもしれない』と気づくこともできます。

自己理解や自己分析は一人で黙々とするものというイメージが強いのではないでしょうか。

確かにそういった方法もありますが、他者から得られる気づきや学びは非常に多いです。

他者を通して自分を知ることができ、新たな気付きがあるかもしれません。

就労移行支援事業所ネオワークス郡山では、自己理解をはじめとするさまざまなカリキュラムを準備しております。

自己理解では、これまでの自分を振り返ったり、模擬就労やグループワークで他者との関わりの中で新たな自分を発見したりしながら自己理解を深めていくことができます。

一人ではなかなか気づくことができない自分の一面をカリキュラムを通して、支援員や利用者の方とともに考えることで気づくことができます。

少しでも気になる方はぜひお問合せください!

お待ちしております!(^^)!

【福島県郡山市】精神障害とは…【就労移行】【ネオワークス郡山】

みなさんこんにちは!

生活支援員 國分です。

今回は、精神障害についてみなさんと学んでいきたいと思います!(^^)!

精神障害の種類と特徴

精神障害とは、何らかの理由で脳の機能障害が起こり、脳内の伝達物質の分泌が狂ってしまったり、バランスを崩したりすることで心身に様々な症状が現れるものです。

2020年においては精神障害をお持ちの方が20歳未満では男性が約38.3万人、女性21.7万人。20歳以上では男性が225.9万人、女性328.6万人ということが厚生労働省の調査で分かっています。

たくさんの方が精神障害に苦しんでいることがわかります。

では主な精神障害の種類についてご紹介させていただきます。

うつ病

日本では、100人に3-7人がうつ病を経験しているという調査結果があります。

うつ病とは聞きなれた言葉ですが、精神障害の1種です。症状は一日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめない、食欲がない、眠れない、といった状態が長期間続き、物事の見方や考え方が否定的になってしまうことがあります。

また、身体にも強い倦怠感が生じ、行動も大きく制限されてしまうのがうつ病の特徴です。

精神的・身体的ストレスの積み重ねなどがきっかけでうつ病を発症することが多く、治療によって完全に回復することもありますが、治療が長期に及ぶ人もいます。

統合失調症

統合失調症とは、脳内の精神機能のネットワークがうまく働くなくなり、思考や感情、行動を一つにまとめられない(統合できない)症状です。自分の思考や感情をその場に合わせてコントロールしたり、勉強や仕事などのまとまった行動をとったりすることができなくなる精神障害です。

幻聴や幻覚が代表的な症状で、ほかには周囲に無関心になる、感情表現が乏しくなる、などがあげられます。

原因は正確にはわかっていませんが、発症しやすい要因を元から持っている人が強いストレスなどをきっかけに統合失調症につながると考えられています。

日本では100人に1人の確立で発症するといわれています。

双極性障害

双極性障害とは、躁状態とうつ状態という両極端な状態を行き来する精神障害です。(躁状態とは、気分が著しく高揚した状態)躁状態になると周囲から見ても行き過ぎたハイテンションで後先を考えない浪費などの行動に出ます。

一方でうつ状態に入ったり、躁・うつが混在していたりする時期もあります。

躁状態のときは治療を受けないことが多く、見逃したり、診断に年単位の時間がかかったりします。

日本では、100人に1人程度と言われています。

発達障害

発達障害とは、生まれつきの脳の特性によって脳の機能に問題が生じる精神障害です。

いくつかの種類があり、言葉の発達の遅れを特徴とした自閉症、興味や関心の偏り、不器用さを特徴とするアスペルガー症候群、注意散漫でじっとしていられない特徴がある注意欠陥多動性障害(ADHD)、読み・書き・計算が極端に苦手ば学習障害(SLD)などがあります。

生まれつき脳機能の一部に障害があるという点は共通していますが、複数の種類の発達障害を同時に持つ人も珍しいことではなく、個人差が非常に大きいのもまた特徴です。

てんかん

てんかんとは、脳の神経細胞が一時的に過剰な電気活動を起こすことで【てんかん発作】を繰り返す精神障害です。

脳のどの部分がきっかけかによって発作の症状は異なり、例えば突然意識を失って泡を吹いて倒れる、といった重大なものから体は痙攣しているが意識は保たれている状態などさまざまです。発作そのものは数十秒から数分でおさまります。

検査で異常が見つからない原因不明なものと、脳に何らかの障害が起きていたり、外傷や脳梗塞などで脳の一部が傷ついたりすることで起こるものがあります。

日本では100人に0.5人から1人が持っている症状になります。

その他

薬物やアルコールなどによる急性中毒や依存症、高次機能障害、強迫性障害なども精神障害に該当されます。

精神鍾愛のある方への接し方

精神障害は見た目ではわかりにくいことが多いため、周囲も症状をうまく理解することが難しいと言えます。また、精神障害は【こころの病】と呼ばれるため困惑を招き、「腫物に触るような」待遇を受けてしまうこともあります。本人は周囲からどのような目で見られているのか、浮いてはいないか、などを気にしてしまします。

精神障害は、脳の機能という実際には身体の一部の異常です。そのように捉えて偏見を排除し、遠慮しすぎず接することができるといいでしょう。

精神障害者保健福祉手帳について

精神障害によって、長期にわたって日常生活や社会生活が制限される場合、障害者手帳(精神障害者保健福祉手帳)の申請を行うことができます。

厚生労働省によると2017年度の精神障害福祉手帳の所持は約99万人となっております。

精神障害者福祉手帳の級別概要

精神障害福祉手帳は精神障害の症状などに応じて3つの等級に分かれています。等級に受けられる障害年金の額や福祉サービスが異なります。

ちなみに、障害者手帳と同等の基準で精神障害福祉手帳の級も区分されています。

『1級』

精神障害が原因で日常生活で必要な行為が不能ならしめる程度(支援がなければ自分の用がほぼできない)

『2級』

精神障害が原因で日常生活で大きな制限を受けるまたは大きな制限を加えることを必要とする程度(日常生活の用に必ずしも支援が必要ではないが日常生活が困難な程度)

『3級』

精神障害が原因で、日常生活や社会生活に支障をきたすまたは日常生活や社会生活に制限を加えることを必要とする程度

精神障害者福祉手帳の所持者内訳

障害者福祉手帳の所持者数は2級が最も多い状況です。なお精神障害福祉手帳の所持数は年々増加しており、特に2級と3級の所持者が大きく増加しています。

精神障害福祉手帳の年齢別割合は、65歳以上が62%と65歳以上よりも圧倒的に多く、働き盛りの世代に多くみられる障害でもあります。

精神障害者福祉手帳を申請するメリット

精神障害者福祉手帳を申請したのち、医師の診断書などに基づき審査が行われます。等級(1~3級)が決定すれば精神障害者保健福祉手帳が交付されます。手帳所持で得られるメリットは下記になります。

・所得税、住民税、自動車税などの控除

・NHK受信料の減免

・社会福祉資金の貸付

さらに大きなメリットとしては、障害者雇用での就職・転職活動ができるということもあります。

雇用・就労状況

障害者雇用促進法により、民間企業などには一定の割合で障害者を雇用することが義務付けられています。

厚生労働省の統計では、民間企業での障害者雇用の状況は下記のようになっています。(2023年統計)

障害者雇用総数 身体障害者 知的障害者 精神障害者
約64.2万人 約36.1万人 約15.1万人 約13.2万人

2018年4月に障害者雇用促進法が改正され、これまで身体障害者と知的障害者のみが対象であった雇用義務の対象に精神障害者が加わりました。制度設計そのものも短時間勤務での精神障害者雇用を意識した制度設計に変わっています。そのため、精神障害の方は障害者雇用枠を利用して就職活動ができるようになり、より仕事が得られやすくなりました。

就職や仕事探しの実態や方法

【統合失調症】

・寛解(症状が軽減または消失している状態)に至るまでに長期間を必要とし、社会的生活を問題なく営める人は半数程度と言われています。

・就労移行支援事業所を利用した障害者枠での就労、またはハローワーク、就労継続支援事業所などを利用した福祉的就労といった支援が必要

【うつ病】

・完治すれば一般枠での就労が可能

・長期化、重症化している場合は、一定数回復したのち、ハローワークや就労移行支援事業所などを通じ就労

・一定程度の回復ののち、職場に知らせず一般枠での就労も可能

【双極性障害】

・再発率が高く、長期(ほぼ生涯)にわたる治療が必要

・症状が安定し、コントロールできれば職場に病気を知らせず一般枠での就労も可能

・ハローワークや就労移行支援事業所などを利用した就労

【てんかん】

・日中の発作が続くうちは就労がかなり制限される

・発作の程度が少ない、あるいは生活や仕事上でそれほど障害にならなければ、職場に障害を知らせず就職できることもある

・ハローワークや就労移行支援事業所を通じた就労

・高所作業など発作時に危険な職業は不適切

いずれの障害も、通院や服薬といった治療の継続と生活の自己管理が前提になります。

クローズ就労で仕事を探すこと

精神障害など外見では判断できない症状の場合、オープン就労とクローズ就労の2種類で就職をしている方たちがいます。

オープン就労とは、精神障害という症状を企業に伝え、就職活動を行う方法です。

一方、クローズ就労とは就職活動の際に精神障害ということを隠して行うことです。

それぞれにメリットおよびデメリットが存在しているので、精神障害の方は見極めたうえで就職活動を行うことをおすすめします。

ネオワークスでは、本人に寄り添い一緒に考えながら就職ができるように支援いたします。

オープン就労のメリット・デメリット

オープン就労の場合は、書類や面接などで自分の精神障害のことを企業が理解してくれた上で雇用してくれるため、職場からの配慮やサポートが受けられやすく、長く仕事を続けられるメリットになります。

精神障害の場合は、定期的な通院が必要なことはもちろん、体調が急変することもあります。治療状況や症状に合わせて勤務形態や仕事内容を調整してもらえることが多いです。

また、オープン就労の場合は後から詳しくご紹介しますが、就労移行支援事業所などの就職サポートを受けることができるため、より自分に適した職種や勤務形態の仕事への就職につながります。

ただし、障害者雇用枠に精神障害が加わて以降、まだまだ一般の就職に比べると課題も多く、求人数も限られてしまうのが精神障害をオープンにして就活するデメリットと言えるかもしれません。

クローズ就労のメリット・デメリット

クローズ就労は、自分が精神障害であることを隠して就職活動を行うので、障害者雇用枠を使わず一般と就職と同じ求人募集に応募して面接等をうけることになります。

したがって、求人量は豊富で正社員登用や高い年収の仕事を探すことも可能です。

ただし、採用されても職場はあなたの精神障害の有無を知らないため、勤務体系や仕事内容で配慮を受けることはなく、症状が出て体調が悪くなっても、通院が必要な場合でも理解を得られることは難しいかもしれません。

また、「いつか精神障害がばれるかもしれない…」と気にして働いていくことになるため、これもストレスとなり症状悪化につながる可能性もあります。

以上のことから、クローズ就労で就職活動に成功したとしても思うように仕事ができない、または結果が残せないなどの要因で精神障害の症状が再発・悪化してしまい結果的に仕事が続けられなくなってしまう方もいらっしゃいます。

このように精神障害の方は、見た目では症状がわからないことも多いのでクローズ就労も可能ですが、デメリットや課題も多い点に留意し考えていましょう。

大手企業や正社員で働きたいと思って就職しても続かないと意味がありません。精神障害の症状が悪化すればまた働くことが困難になってしまうことも考えられます。

オープン就労もパートや派遣ばかりではなく、正社員として就職することも可能です。まずはどんな仕事に就きたいのか、どのようなことから始めたらいいのか、などを検討し、就労移行支援など障害者雇用のプロに相談することもおすすめです‼

精神障害の方が利用できる就労移行支援など

精神障害を抱えながら就職活動を目指す場合には、福祉系の就労サービスを利用することが可能です。

就職に向けてはいくつかのステップがあります。精神障害の方が利用できる主な就労サービスをご紹介いたします。

福祉的就労

具体的な就職を考える前に、体力の向上や生活リズムの改善を図るための就労サービスになります。

①就労継続支援事業所A型

民間企業と雇用契約を結ぶのと同じように、事業所と労働基準法の下での雇用契約を結びます。必要な支援を受けながら、事業所内の施設で働き、最低賃金が保証されます。

利用を続けるうちに準備が整えば、一般就労に向けた情報提供などの支援も受けることが可能です。

②就労継続支援事業所B型

体力面などで事業所との雇用契約を結ぶことが難しい場合に、自分のペースで軽作業などの仕事ができる事業所です。ただし、最低賃金の保証はなく作業量に応じて工賃という形で報酬が支払われます。

作業量が多く工賃の比較的高い作業所からゆった利した環境の事業所など様々です。

利用を続けていくうちに準備が整えば、こちらの一般就労に向けた情報提供などの支援を受けることが可能です。

一般就労への準備期間

就労移行支援事業所やハローワークを通じて就職に向けて具体的な職業訓練を実施することができます。

①就労移行支援事業所

就労移行支援は、一般就労等への移行に向け、精神障害の症状や個人の適正から目標設定し、仕事の継続に必要なスキルや資格を取得するための訓練や民間企業での職場実習などをすることが可能な事業所です。利用期間は2年と決まっているので、この間に病状のコントロールなどについても学んでいきます。

また就職した後も職場に定着するまで6カ月間は相談などの支援も受けられます。就労移行支援事業所精神障害者福祉手帳の所持がなくても医師の診断書等があれば利用することが可能になります。

②ハローワークを通じた職業訓練

ハローワークを通じた職業訓練には2種類あります。

ひとつは職業能力開発施設で行う職業訓練です。事例として東京障害者職業能力開発校では就職支援から、調理・清掃やモノづくりまで多岐にわたっており関連資格取得を目指しています。(2024年3月現在福島県には開発校はなし)

ただし応募資格として精神障害者福祉手帳が必要となります。

もうひとつは、民間企業あるいは社会福祉法人などの委託先で職業訓練を受けるもの(障害者委託職業訓練)です。製造やパソコンでの事務、介護などの様々なコースがあります。利用期間は原則3カ月です。

eラーニングを設けているところもあり、自宅で訓練を受けることも可能です。利用するには、精神障害福祉手帳または医師の診断書が必要となります。

一般就労への移行期

いきなり企業へ就職するのではなく、どんな仕事かを職場で体験、試すまたは周囲の環境に慣れるため実際に企業で短期間働いてみることが可能です。

①トライアル雇用

民間企業での3カ月の試行雇用になります。企業から給料が支払われ、期間終了後、双方の合意があれば正式な雇用契約を結び、就職することになります。

②ジョブコーチ支援

雇用前の就労移行期間から採用時、その後の一定期間、職場にジョブコーチが派遣され、職場に障害について説明をしたり困ったことや不安なことについてその場で相談を受けてくれたりする制度です。

上記の就労サービスについては自治体の担当窓口やハローワークの専門窓口で相談できます。ほかには障害者職業センター、障害者就業・生活支援センターなど就職に関する相談窓口があります。

ここまで、精神障害の特徴や就労の種類、就職方法などについてご紹介させていただきました。

精神障害に限らず、就職に関して本人は焦りや不安が多くあるかと思います。精神障害の場合、そのような不安やストレスで悪化につながることもあるため、周囲はゆったりした気持ちで見守ることができたらいいですね。

また、個人で就職活動を行うことは思うように進まないことも多いでしょう。精神障害をお持ちの方が利用している就労移行支援事業所を探してご利用することをお勧めいたします!(^^)!

就労移行支援事業所 ネオワークス郡山は

2024年4月1日開所予定です。

一人ひとりに寄り添い、みなさんが目指す就労に向けて支援いたします。

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【福島県郡山市】相談・見学・体験随時受付中です☆【就労移行】【ネオワークス郡山】

みなさんこんにちは!

3月になりましたね!(^^)!

今日は雪がちらほら降っていて寒い郡山ですが、みなさんがお住まいの地域はいかがでしょうか。

 

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【福島県郡山市】適応障害とは…【就労移行】【ネオワークス郡山

皆さん、こんにちは!

今日で2月が終わりますね(゜.゜)

今年がもう2か月も進んだなんて信じられません…

今回は皆さんと一緒に適応障害について学習していきたいと思います‼

適応障害とは・・・

ストレスが原因と言われている精神障害は複数あります。【適応障害】もその中の1つになります!

適応障害の定義はICD-10(世界保健機構の診断ガイドライン)によると、【ストレス因により引き起こされる情緒面や行動面の症状であり、社会的機能】が著しく障害されている状態という定義があります。

適応障害は環境や状態に「適応できないこと」にあり、うつ病や不安症といった特定の診断基準を満たしておらず、他の病気が悪化したものでもない「状態」につけられる病名とされています。

近年では、特に若い年齢層で多く発症していることもあり、学校や企業でも対応が求められ社会的にも注目され始めています。

適応障害の症状は・・・

適応障害は症状が引き起こされるストレス因がはっきりしていることが特徴になります。

診断基準では、ストレス因から3ヶ月以内に発症すると言われており、著しい苦痛や身体・精神的の機能の障害が発生します。

適応障害はストレスが取り除かれると速やかに軽快し、症状が治まるまで時間がかからないとされているため、障害者手帳を取得しても理解されにくいという背景があります。

適応障害が及ぼす影響

適応障害では情緒面の症状が多くみられ、漠然とした不安感、抑うつ気分、怒り、焦り、緊張、集中力、思考力、判断力の低下などが現れます。

抑うつ症状に関しては、精神面が不安定になることで感情のコントロールができず泣き叫ぶといったことも見られますが、家事など身の回りの生活は維持できることもあり、うつ病ほどではないといわれていることもあります。

本人は「早く慣れなければ」「できるようにならなくては」と焦る気持ちはあるものの、不安や抑うつ気分が強くあり、自分を情けなく感じて落ち込んでしまったり、後悔したりすることが見られます。

【行動面 】

自殺行為、無断欠席、欠勤、飲酒が増える、口論、危険運転、万引き、物を壊す、暴飲暴食、喧嘩、公共物への落書きや規則違反など攻撃的・衝動的、反社会的な行動が伴い、子供の場合は赤ちゃん返りが見受けられる場合もあります。

【体調面】

適応障害の代表的な症状として「不安症状」が体に現れます。

動悸や発汗、めまい、涙もろくなるなどの変化が見られ、胃腸の不調、倦怠感、不眠、声が出ない、話せない、耳鳴り、偏頭痛、足のしびれ、歩けない等、個人により異なりますが多岐に渡ります。

適応障害はストレス因から離れると症状が改善することが分かっていますが、ストレス因から離れられない状況下にある際は、症状が慢性化し、持続的な抑うつ気分、興味関心の喪失や食欲低下、不眠などの症状が現れることがあります。

発症するタイミング

適応障害の発症時期は、ライフイベントなどにある生活環境の変化やストレス因となる出来事が生じて1か月以内であるとされています。

就職や引っ越し、進学、結婚、転職などに多く、会社や学校、家庭といった社会生活に支障が出てきます。

環境の変化に順応することに時間がかかったりうまくいかなくても日常生活はなんとか続けられる人は多くいますが、環境の変化に対して苦痛を感じ、日常生活が難しい状態になると障害の領域になってしまいます。

治療法や対処法

休職と対処法

適応障害はストレスの対象となるものをなくす・離れることで改善されますが、一番深刻なことは「そうしたいけどできない」という環境を変えることができないということが多いと思います。

適応障害は適応できない環境のまま我慢し続けると、うつが長引いたり別の精神障害につながってしまうことがあるため、一時的でも健康な心身を取り戻すために医師から休職を指示される場合もあります。

しかし、休職だけでは根本的な解決になりません…

休職して体調が戻った際には、ストレス因となる適応できないことへの対処法を考えなければなりません。これは1人で行うべきではなく、主治医からのアドバイス・指導を参考にしながら行っていく必要があります。

適応できない環境にあるとき、2つの対処法が挙げられます。

①自分に対する環境を合わせる

仕事内容・役割・異動などでサポートを受ける、退職・転職・転校などストレス因となる環境を変える。

②環境に対して自分が合わせる

その環境に対して適応力を高める訓練や考え方等を工夫する。

理想的なやり方では①の方が合理的と言われています。②に関してはどのように行っていくかそれぞれの状態や性格にもよります。専門医の相談が欠かせません。

薬物療法

適応障害の治療法の1つとして、薬物療法が有効とされています。使用される薬は抗不安薬・抗うつ薬・睡眠薬など体に出る症状に合わせて処方されるのが一般的です。

しかし、薬物療法はあくまでも原因を断つものでなく、症状を緩和させるためのものなので、薬を飲むことで改善する病気ではありません。

発達障害との関係性

発達障害は知的な遅れが現れないケースもあります。大人になって社会に出るまで障害があることに気が付かない場合があります。

周りからは「落ち着きがない」「空気が読めない」「人の話を聞かない」「漢字が読めない」などの指摘を受け、日常で暮らしていく中で共同作業や人間関係で悩み、仕事が続けられないといった壁に直面します。

周りに理解してくれる人や相談できる人がいない場合はさらに大きなストレスとなり、自信を失い落ち込んだ気分になります。

これが深刻になると、精神的な余裕を失い、二次障害として適応障害を引き起こすこともあります。

適応障害のみの診断を受けている人の中には、感情のコントロールが難しく、強いこだわり、落ち着きのなさから同じ質問を繰り返す人もいます。

このように適応障害が社会適応力の低さから発達障害がベースだと考えられる一面もあります。

何かしらの生きづらさを抱えている場合、できないことや環境の辛さに焦点が絞られてしまいがちですが、本来はもっとベースの部分での気付きが必要となってきます。

物事に適応していく力は「なぜそう感じるのか」や自分の性格、自分と他人との考え方など、自分自身に目を向けて自己理解していくことが重要なのです。

適応障害の方の中には、就職や社会復帰を希望している人も多いのではないでしょうか。

しかし、適応障害が原因で仕事を辞めたことがトラウマとなって、なかなか再就職へ進めないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方におすすめしたいのが就労移行支援です!

就労移行支援では、障害などがある方が事業所に通いながら一般企業への就職を目指して、必要なスキルやマナーを身に着けるためのサポートを受けられます。

就労移行支援事業所の対象者

就労移行支援事業所が利用できるのは下記の条件に該当する方となりますが、適応障害は精神障害に該当するため利用可能となります。

・身体障害者、知的障害者、発達障害者、精神障害者、難病の方

・18歳から65歳未満までの方

・一般企業への就職を希望する方

就労移行支援事業所の利用料金

就労移行支援事業所を利用する場合、前年度の世帯所得によって月額最大37,200円の負担が生じますが、世帯所得は本人と配偶者を合計した金額になるので多くの方は無料で利用しています。

適応障害の方で就労移行支援事業所を利用したいけど、自分は料金負担があるのか知りたい場合は、希望する就労移行支援事業所や行政に相談してみてください。

就労移行支援事業所の利用期間

就労移行支援事業所の利用期間は原則2年となっています。延長申請も可能ですが、その場合は自治体の判断に委ねられます。

適応障害の方はうまく症状をコントロールできれば、一般企業への就職も実現できますので、まずは2年間訓練を行いましょう。

就労移行支援事業所の利用者の中には半年程度で一般企業に就職する方もいます。

就労移行支援事業所のサポート内容

適応障害の方でも就職できるように様々なサポートをしています。

当事業所 ネオワークス郡山では、

希望する職種に応じた訓練や自己理解をはじめ、体力向上のためのウォーキングや経験職員による長く働くために必要なことやノウハウを伝授いたします。また、就職活動に関する手厚いサポートや就職後の定着サポートまで1人ひとりにあった支援をしていきます。

 

就労移行支援事業所 ネオワークス郡山は

2024年4月1日開所予定です!(^^)!

相談・見学・体験随時受付中です☆

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