【福島県郡山市】認知行動療法の方法と効果…【就労移行】【ネオワークス郡山】

みなさんこんにちは☺

生活支援員 國分です🌟

今回は”認知行動療法”についてみなさんと学んでいきたいと思います‼

認知行動療法とは、物事の捉え方(認知)や行動に働きかけて、ストレスを軽減する心理療法のことです。元々「認知療法」と「行動療法」が別々に発展していましたが、近年では【認知行動療法】と合わせて呼ばれることが多くなりました。

認知がゆがむことで何でもないことでも大きなストレスとなり、行動にも影響が出ます。カウンセリングなどでその認知のゆがみを整えていくことで、同じ場面でもストレスを軽減し気持ちをコントロールできるようにすることが認知行動療法になります。うつ病などの精神疾患の治療において効果があると言われています。

今回は、認知行動療法の意味や効果の説明と、病院で受ける場合や自分で行う場合の方法などを学んでいきたいと思います🌟

認知行動療法とは…

物事の捉え方を認知と言います。認知は同じ出来事であっても人によって捉え方が変わります。この認知に偏りがあることで何でもないことでもストレスを大きく受けてしまうことになります。そして認知は行動にも影響を与えます。

例えば試験を受けていて、残り時間が10分となったとき「あと10分もある」と思うか「あと10分しかない」と思うのでは、感じるストレスに違いが出てきます。そして「あと10分しかない」と思った場合は焦って書き間違いをするなど行動にも影響が出てきます。

認知行動療法はその認知と行動に働きかけて、思考のバランスを整えて、ストレスを軽減していく精神療法のことを言います。うつ病・統合失調症・パニック障害・PTSD(心外外傷後ストレス症)などさまざまな精神疾患、障害の治療に用いられます。

認知療法とは…

認知療法とは偏った認知を整え、柔軟な考え方ができるようにする療法です。うつ病などの場合は物事を悲観的、否定的に捉えてしまうことが多くあります。そういった認知の癖に気づき、現実に沿ったものに整えていくことでストレスを軽減していきます。

行動療法とは…

行動療法とは行動上の問題に注目し、どういった行動が適切かを考え実行することで、問題を解消していく療法です。例えばパニック障害の方が「パニックになるかもしれない」という恐怖で電車に乗車できない場合は、誰かと一緒にまず駅に行く、各駅停車に乗る、など徐々に慣れていくことで最終的に「電車に乗っても大丈夫」と実感できるようにする方法などがあります。認知療法と行動療法は別々に発展してきましたが、相互に関係していることがわかってきたため、近年は「認知行動療法」と呼ばれるようになってきました。

自動思考について…

自動思考とは文字通り何か出来事があった際に「自動で浮かぶ考え」のことでwす。

例えば、朝の時間に普段よく会話をする同級生や同僚とすれ違った時、あなたは挨拶をしました。しかしその相手はあなたに挨拶は返さずにそのまま通りすぎていってしまいました。そんなときどのような気持ちになりますか?

・嫌われたのかな

・失礼な人だな

・体調不良なのかな

・聞こえなかったのかな

などが浮かんできますか?今浮かんだ気持ちが自動思考となります。ここに挙げた以外の考えが浮かんだ方もいらっしゃると思います。

自動思考自体に良い悪いがあるわけではありません。しかし、現実と自動思考のずれが大きいとさまざまな問題が起きてしまいます。この場合だと、相手はただあなたの挨拶に気づかなかっただけかもしれないのに、「嫌われた」と思い悩んでしまうと、ストレスになるだけではなくその後の相手とも関係もギクシャクしてしまうなど、精神・行動療法に影響がでてしまうことも考えられます。

認知行動療法とは、この自動思考と現実のズレを整えていく手法になります。

スキーマと自動思考の関係

自動思考は人それぞれ違っていて「スキーマ」というものが基となっています。スキーマとは無意識の価値観のことで、海に浮かぶ氷山によく例えられています。「嫌われた」「失礼な人だ」というのは海面(意識)に浮かぶ考え方で、その考えの根拠となっているのが海中(無意識)にあるスキーマということになります。

先ほどの例で言うと、挨拶が返ってこなかったときに「嫌われた」という自動思考が浮かんだ人は無意識化に「自分は人から好かれない」というスキーマがあるからかもしれません。そういう方は「会話している最中に相手が時計を見た」「既読がついたのに返信がこない」といった時も「嫌われた」という自動思考が浮かぶ傾向があります。

もちろんここに挙げた例だけではわかりません。スキーマを判断する際は、主治医などに相談しましょう。

認知行動療法のやり方・方法

認知行動療法は、医師やカウンセラーなどと一回30分以上の面談を16から20回ほど行うことが多く、以下の流れで進んでいきます。期間は3カ月程度かかると言われています。

・自身のストレスに気づいて問題を整理する

・その問題がどのような状況で起き、どのような感情を引き起こしてるか整理する

・自動思考が自身の感情や行動にどのように影響しているのか探っていく

・自動思考の特徴的な癖に気づく

・自動思考と現実とのずれに注目して、現実にそった見方に変える練習を行う

・問題を解決する方法や人間関係を改善する方法の練習を行う

実際には面談だけではなく、自身で取り組む「ホームワーク」なども並行して進めていくことが多いです。(ホームワークとは宿題という意味で、面談で話した内容を元に、次回の面談までに実践する課題のことを言います。)

認知行動療法の効果

認知行動療法は、認知の偏りを整えていくことで、今まで感じていた負の感情やストレスを軽減する効果があります。また、方法を身につけることで、治療を行っている時だけではなく日常生活でも些細な事に左右されなくなるという効果もあります。次に「コラム法」という方法を挙げて具体的に流れと効果を説明していきたいと思います。

コラム法

ここでは認知行動療法の1つコラム法を通して効果を見ていきたいと思います。

コラムとは枠という意味で、紙に引かれた枠線の項目に沿って「出来事」「自動思考」「感情の点数化」「適応的思考」「感情の再点数化」を記載していきます。書くことで客観的に見ることができるようになります。このことは「外在化」と言われており、外在化することで自分の認知の癖に気付き、現実とのバランスを整えていくことに役立ちます。

【コラム法で記載する項目】

・出来事

出来事をなるべく事実のみ書くようにしましょう

・出来事への自動思考

出来事が起こったときに感じたことをそのまま書きましょう

・感情の点数化

その時の感情とどのくらいの強さかを100点満点で書きましょう

(感情の例:悲しみ・不安・焦り・怒り・憎しみ・イライラ・恥など)

・適応的思考

自動思考以外にも別の考え方がないかを書いていきましょう

・感情の再点数化

適応的思考をした後に感情に再度点数をつけましょう

この取り組みを通して、感情を落ち着かせ多角的に物事を見ることができるようになり、同じ出来事があっても冷静に判断ができるようになる効果があります。

今回は「挨拶がかえってこなかった」時に「嫌われた」と自動思考が浮かんだ、という例で考えていきたいと思います。

5コラム法記入例

出来事:朝に職場で同僚とすれ違った時に私は挨拶をしたのに、相手から返事がなかった

自動思考:嫌われてしまった。無視されるなんて何かの相手の気に障ることをしたのかもしれない。私はいつもこうだ。

点数の点数化:悲しみ80 不安100 落ち込み90

適応的思考:聞こえてなかったり、考え事をしていたのかもしれない。体調が悪くて声が小さかっただけということもありうる。一度で嫌われたと結論付けるのは早い。

再点数化:悲しみ30 不安60 落ち込み10

このように「嫌われた」という自動思考で不安や悲しみなどの感情が強く出ていたのが、「聞こえていなかったのかも」など他の可能性も考えることで、感情が落ち着いていきました。数字を書くことで視覚的にも気持ちが楽になったという効果が実感できます。

コラム法は他にも「3コラム法」「7コラム法」などの種類があり、最初は時間がかかるかもしれませんが、繰り返し行うことで書き出さなくても頭の中で同様な処理ができるようになります。

認知行動療法を病院で受ける流れ

認知行動療法は精神疾患のある方にとって薬物療法と同じぐらい効果があると言われています。どちらが優れているというわけではなく、変容していくことで効果が期待できます。

認知行動療法は主に以下のような疾患のある方に行われることが多く見受けられます。

・うつ病

・双極性障害(双極症)

・統合失調症

・社交不安障害(社交不安症・対人恐怖症)

・パニック障害(パニック症)

・強迫性障害(強迫症)

・PTSD(心外的外傷ストレス障害) など

医師やカウンセラーに相談をする

認知行動療法にはたくさんの種類があります。自分の症状に合わせた方法をとることが大切になってきます。まずは、通院先の病院で認知行動療法をおこなっているか、主治医やカウンセラーに相談しましょう。

面談を通して治療を行う

認知行動療法は面談を通して行っていきます。人によって認知は違っていきます。まずは医師やカウンセラーとともに問題を整理し目標を立てていきます。そこからその方にあった各種療法を行っていきます。

面談は1回30分から1時間程度で、その中で一緒に療法を行い、ホームワークといって家でできる宿題を次の面談までに進めていくというリサイクルが一般的です。

認知行動療法は時間をかけて行われる

認知行動療法の期間は、その方の状態や実施期間の方針などで異なってきますが、面談でいうと16回から20回を3カ月かけて行われることが多くあります。

認知行動療法は一度おこなって終わりではなく、認知を変えていくためには時間をかけて繰り返しおこなっていくことが必要となるためです。

費用について

認知行動療法にかかる費用はさまざまなケースがあります。特定の疾患については厚生労働省のマニュアルに沿って行う場合があります。その際は健康保険が適用されます。全額自己負担の場合もありますので、事前に医師やカウンセラーに費用の確認をしましょう。

認知行動療法は自分で行うこともできる??

通院先で認知行動療法を行っていない、費用が掛かることに負担を感じるなどの理由で、自分ひとりで試したいと考えていらっしゃる方もいるのではないでしょうか。

認知行動療法は個人でおこなっても効果があると言われています。ただしやり方によっては逆効果になりこともあります。なので書類などに従って行うと良いと思います。現在は本以外にもWEBやアプリなどで手軽に認知行動療法を行うこともできます。

認知行動療法の種類

・コラム法

コラム法はワークシートに出来事とその時の感情、適応的な思考を書いていくことで、自分の認知の癖に気付きバランスを整えていく認知療法になります。

3コラム・5コラム・7コラムなど種類があり、カラム法と呼ぼれることもあります。

・暴露療法(エクスポージャー法)

不安を感じていることに対して、段階を作り徐々に慣れていくことを目指す行動療法になります。例えばパニック障害のある方が満員電車に乗ることに強い不安がある場合は「駅にいく」「各駅停車の電車に乗る」など不安が小さいものから順番に行うことで、無理なく慣れていくという方法を取ります。

・セルフモニタリング法

手帳やワークシートに自分のことを記録していく行動療法になります。記入するのは就寝・起床時間、行動したこと、体調や気分を点数化したものなどで、それを一定期間(1週間・1ヶ月など)続けて振り返ることで、客観的に自分の体調や気分の変化の傾向を知ることができます。自己理解ができることで対策ができるようになり、体調・精神の安定にもつながっていきます。手帳やアプリなどでもできるので、比較的個人でも取り組みやすいものになります。

・リラクゼーション法

人はストレスを受けると心身が緊張し、緊張が続くことで自律神経の不調など悪影響が出てきます。そういった緊張をゆるめてストレスの予防・緩和を行うのがリラクゼーション法になります。一度体に緊張を作手から緩める「漸進的筋弛緩法」や落ち着ける姿勢で公式に沿ってリラックスをする「自律訓練法」などがあります。

ほかにも様々な種類があり、状況によって活用していきます。

まとめ

認知行動療法は自分の認知の癖に気付き、バランスを整えていくことでストレスを軽減させる療法になります。うつ病などの精神疾患のある方にもストレスを溜めがちな方にも効果が期待できます。自分の考え方自体に良し悪しはありませんので、まずは自分の気持ちを受け止めて、生きやすくするために現実とのバランスをとるために活用することを検討してみるといいと思います。

ネオワークス郡山では一人ひとりの症状や得意不得意、希望の職種に向けて、計画をたて支援していきます🌟

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【福島県郡山市】解離性障害のある方が仕事を続けるために…【就労移行】【ネオワークス郡山】

皆さんこんにちは☺

生活支援員 國分です🌹

もう5月も終わってしまいますね…月日がすぎるのがとっても早くてびっくりです😲

今回は解離性障害についてみなさんと学んでいきたいと思います🌟

解離性障害は、大きなストレスやトラウマが引き起こすと言われている神経障害の一種になります。ストレスやトラウマの苦痛から避難するために、精神が記憶や意識などの機能を停止させた状態に陥ることが特徴です。

仕事における強いストレスによって生じることや、症状が強くなることがあり、それによってさまざまな困りごとが生じます。このブログでは、解離性障害の種類や症状、仕事を続けるために大切なことなどを考えていきたいと思います。

解離性障害の種類と症状

解離性障害とは、「自分が自分としてまとまっている感覚(自己同一性)」が弱くなったり、失われたりしてしまう障害のことです。私たちの意識や記憶、思考、感情などは一つに統合されています。しかし、何らかの原因で統合する機能が損なわれていて、意識が飛んだり記憶が抜け落ちたり、自分が自分でないような感覚に陥ったりして自己統制ができなくなる場合があります。

このように精神が記憶や意識などの機能を停止させ、自己同一性が弱くなったり失われたりした状態を【解離】と言います。

解離性障害の年齢的な傾向として、20代後半から30代の方が8割強を占めていると言われています。

解離性障害は大きく4つに分けられていて、解離の間に起きる症状が少しずつ異なります。

解離性同一性障害(解離性同一症)

解離の間に自己同一性が完全に失われ、別の人格(交代人格)が出現するもので、「多重人格障害」とも呼ばれています。

交代人格は2~10人前後が多いのですが、100人以上も存在するという症例もあります。多重人格障害は解離性障害全体の約3割を占めています。

多くの患者は交代人格が出ている間記憶を失っています。交代人格は、年齢や性別、言葉遣いのほか、洋服などの好み、利き腕や癖まで異なることがあります。自分の思い通りにいかない場面では粗暴な人格にスイッチングしてトラブルを起こしてしまうケースもあります。多重人格障害は、周囲の人からは「演技」「嘘つき」「関わりにくい 」などと思われてしまうこともあり、社会生活や仕事に影響が出ることがあります。

離人症性障害(離人感・現実感消失障害)

解離の間、離人感(自分が自分の身体から抜け出しているような感覚、現実感がなくなって世界との間に透明な膜が張っているような感覚など)を中心とした症状が出るものです。離人症性障害は解離性障害全体の約1割を占めています。自分の体が自分のものでないように感じられる、まるで自分を外から眺めているような気がするなど、現実感や実感が喪失する状態です。

本人は会話をしているつもりなのに、話しているのは頭の中だけで実際には声に出ていないということもあります。喜怒哀楽の感情も乏しくなり、何をやっても自分がやっているように感じることができなくなると言われています。

解離性健忘

解離性健忘は、強いストレスや心因ダメージのあった出来事の記憶が空白または喪失状態になるものです。記憶の空白または喪失状態は数日から長期に及ぶこともあります。解離性障害全体の約5%を占めています。いわゆる記憶喪失の状態で、記憶の失い方によってタイプが分けられます。またいくつかの症状が重なって表れることもあります。

・限局性健忘

解離性健忘の中で最も多く見受けられるタイプになります。限られた期間の出来事を思い出せなくなるという症状が表れます。犯罪被害などに遭った人は、恐怖心や身体感覚を忘れるだけではなく、当時の出来事がそっくり記憶から抜け落ちてしまうこともあります。

・選択制健忘

ある限られた期間の出来事の一部は記憶にあるものの、全部は思い出せない状態のことを言います。犯罪被害にあった記憶はないが、その場所だけは覚えていてなぜか近づけないといったことが起こります。

・系統的健忘

母親のことを覚えていないなど、その人にとって特別な存在の人に関する記憶を失ってしまう症状です。

・全般性健忘

自分がだれなのか、今どこにいて何をしているのかわからず、更に過去の経験んも忘れてしまう症状になります。記憶が一切ないまま遁走して、見知らぬ土地で別人として生活する人もいます。

・持続性健忘

解離性健忘を発症した後に、新たに起きた出来事を記憶できない症状です。

特定不能の解離性障害

上記のどの障害としても特定できない、様々な解離症状を示すものになります。実はこれが最も割合が大きく、解離性障害全体の半分強を占めていると言われています。

解離性障害の原因

解離性障害とは、刺激(ストレス)が強すぎて処理しきれない時にストレスを遮断しようとして自動的に生じる防衛反応とも言われています。一時的なものであれば正常な範囲内の解離現象で誰でも経験し得ることです。しかし、自分の限界を超えた重いストレスにさらされると意識や思考、記憶などを切り離して苦痛から逃れようとします。例えば、大切な人が突然亡くなったときなど、ショックのあまり意識を失うこともありますが、これも解離の一種です。

この状態が繰り返し長期間続くと解離現象(防衛反応)が習慣化します。そうなると解離現象は日常生活に支障をきたす障害となってしまいます。

解離性障害で就職、仕事を続けるために…

解離性障害の種類は様々であり、症状の程度にも違いがあるため、就職や仕事をつづけることは可能なのか…という問いには一概にお答えすることはできません。しかし、解離性障害は適切な治療でよくなる病気です。また、単に年齢と人生経験を重ねていくうちに自然と解離の世界から脱出していき、治っていく人もいると言われています。まずは、医師や専門家との信頼関係をしっかりつくることが重要ですが、実際に就職して仕事をする場合には様々な点に気を付ける必要があります。

ノルマのない仕事を選ぶ

解離性障害の症状はストレスに対する防衛反応なので、なるべく時間・仕事量・成果などのノルマがない仕事がオススメです。また、在宅勤務によって自分のペースで仕事を進められる環境を作るのもいいと思います。ただし在宅勤務の仕事は、周囲のサポートを得にくいというデメリットもあるため、自分に合った働き方であるであるかどうか事前に考えましょう。

会社と環境調整を相談する

解離性障害はストレスが原因であり、それが症状にも影響するため症状がつらい場合はストレス源から遠ざかるよう環境調整することも大切になります。自分の状態を会社や上司に伝え、協力を得ながら働きやすい環境を作っていきましょう。

飲酒を控える

飲酒は解離性障害の症状を悪化させることがあると言われています。そのため控えることが望ましいです。規則正しい食事と睡眠によって心身を健康な状態に保つことが大切です。

解離性障害での休職・退職

解離性障害の症状によっては、仕事を休んだ方が良い場合もあります。単純に仕事の継続が難しいという問題もありますが、心身が疲れ切っている場合は療養が最優先になります。短期の療養でも、長期にわたる療養が必要な場合もまずいいしに相談しましょう。

解離性障害で休職・退職時にも利用できる経済的な支援制度

自立支援医療制度(精神通院医療制度)

解離性障害の治療のために通院中の人や、治療により症状が安定し再発の予防目的で通院中の人の医療費の自己負担額を軽減する制度です。疾患の種類や所得に応じて1ヶ月当たりの負担の限度額が設定されます。

障害者手帳

解離性障害のある方は、精神障害者保健福祉手帳を取得することができる場合もあります。申請には各種条件があるため、まずは主治医へ相談しましょう。

障害者手帳を取得すると、疾患の種類や程度に応じて様々な福祉サービスや税金の控除、公共交通機関の運賃や公共施設利用料の割引などを受けることができます。また、障害者雇用という枠で、症状に対する理解や支援を得られやすい職場で働く選択肢も選ぶことができます。

障害年金

障害や疾患のために、生活や仕事に支障が出たときに支給される年金です。働いていた場合でも、症状により仕事が制限されていると判断された場合は、生活の一部を支援する額が支給されます。

生活保護

怪我や疾患などにより働くことが難しく、収入が不十分で生活に困った場合に、健康で文化的な最低限度の生活を保障するための費用が給付される制度になります。受給には各種条件がありますので、まずはお住まいの市町村に相談しましょう。

傷病手当金

疾患や怪我で仕事を長期間休むときに無収入になってしまうことを避け、生活を保障する目的で支給される手当金です。ただし、労災保険の給付対象とはならない、業務外の理由による休職に限られます。保険組合の加入期間によって、その人の平均収入額3分の2の額、または月額28~30万円のいずれかが最長1年6ヶ月まで支給されます。

解離性障害をお持ちの方の就職や職場復帰は専門機関の支援を利用する

解離性障害をきっかけに療養が必要となり、休職・退職に至った場合は、医師からの許可がでたのちに就職先を探すことになります。

前職で自分に適していなかった要素を分析し、それらの要素を含まない仕事を選ぶと良いでしょう。その際には、疾患や障害のある人の就職活動を支援する機関を利用することをおすすめします。

ハローワーク

ハローワークには、障害や疾患のある人の就労を支援する窓口「専門援助部門」があります。また、就職に関する相談やカウンセリングの実施のほか、障害や疾患のある人を対象にした求人の紹介などを行っています。

就労移行支援

解離性障害などで働くことにお悩みのある方への支援として、就労移行支援があります。就労移行支援とは障害のある方の就職をサポートする福祉機関の一つになります。ネオワークス郡山では、障害のある方が自分らしく働くためのサポートを行っています。

まとめ

解離性障害は、種類によって症状も大きく異なります。また症状が表れたことを本人が覚えていないこともあり、周囲の理解や適切な対応が大切になってきます。しかし、症状が改善すれば就職や仕事を続けることは可能です。もし、退職後に療養を経て復帰を目指す場合は、ぜひ専門の支援機関の利用を検討しましょう。

ネオワークス郡山では、一人ひとりにあわせたカリキュラム設定、提供をいたします。

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【福島県郡山市】心の病気の種類について…仕事を続ける上でのポイント‼【就労移行】【ネオワークス郡山】

 

みなさんこんにちは🌹

生活支援員 國分です☺

みなさんは【心の病気】と聞くとどのような病気が思いつきますか?職場や学校、家庭などでストレスがかかり心身に不調が出てくると「心の病気なのでは…」と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

よく知られている心の病気には、うつ病や双極性障害(双極症)、統合失調症などがあります。(一般に心の病気と呼ばれている病気は、実際には脳の伝達物質の異常などの症状で起きる「脳の病気」と言えますが、心に症状が出ることが多いため、ここでは「心の病気」という言葉で説明していきます。)

心の病気は早めに治療をすれば、重症化や慢性化を防ぐことが可能になります。

心の病気とは…

心の病気とは正式な診断名ではありません。よく知られている心の病気には、うつ病や双極性障害(双極症)、統合失調症などがありますが、それらを総称したものになります。

心の病気の中には、気分が沈む・何をするにも元気が出ない・周りに誰もいないのに人の声が聞こえてくる・何も食べたくないなどといった症状が出る人もいます。心の病気の明確な原因はわかっていません。一部の心の病気はストレスが原因になると言われています。

心の病気は誰もがかかりうる病気

心の病気で通院や入院をしている人たちは国内で約420万人(平成29年)にのぼり、これは日本人のおよそ30人に1人も割合になります。また、生涯を通じて5人に1人の割合で心の病気にかかるとも言われています。

心の病気にかかったとしても、多くの場合は早期に適切な治療をすれば回復することもあります。近年では効果が高く、副作用の少ない治療薬もあるので、心の病気は以前よりも回復しやすくなっていると言われています。

一方で早く治そうと焦って無理をしてしまうと逆に回復が遅れてしまうこともあります。心の病気は周囲からわかりにくいという特徴があるので、ついつい無理してしまうこともあるかもしれませんが、焦らずしっかりと治すという心持ちでいることが大切になります。

心の病気の種類

心の病気といっても種類はさまざまあります。ここでは主な心の病気について簡単に学んでいきたいと思います。

うつ病

うつ病は100人に約6人が発症していると言われています。うつ病は気分の落ち込みや不安といった精神症状や体がだるい・眠れない・食欲がないなどの身体症状が表れる特徴があります。うつ病が発症する明確な原因は未だ解明されていません。

双極性障害(双極症)

双極性障害(双極症)は躁状態(気分が高まり活動的な状態)と、抑うつ状態(気分が落ち込んだ状態)を行ったり来たり繰り返す特徴があります。かつては躁うつ病と呼ばれていましたが、現在は双極性障害(双極症)と呼ばれています。双極性障害(双極症)は主に20代から30代で発症することが多く、100人に1人が発症すると言われています。うつ病ほどの発症頻度ではありませんが、決して稀な病気ではありません。

統合失調症

統合失調症は、陽性症状(幻覚や妄想など)と陰性症状(意欲の低下や感情の起伏がなくなるなど)が表れる病気です。統合失調症でよく知られている症状が幻覚と妄想です。幻覚とは聞こえるはずのない声が聞こえる(幻聴)、ないはずのものが見える(幻視)といったもので、妄想とは誤った内容を信じてしまう、いやがらせをされているといった被害妄想などがあります。

統合失調症は、統合失調症になりやすい要因をいくつか持っている人がストレスをきっかけとして発症するのではないかと考えられていますが、発症の原因はよくわかっていません。統合失調症は主に20代、次いで10代30代40代で発症することが多く、100人に1人が発症すると言われています。

発達障害

発達障害とは、生まれつきの脳のタイプの違いにより物の捉え方や行動に特性があり、そのために社会生活で問題や不適応が起きている状態のことを言います。

心の病気に発達障害も含まれるのか…と思われるかもしれませんが、行政で使用する診断基準では精神障害(精神疾患)に分類されています。

発達障害にはASD(自閉スペクトラム症)・ADHD(注意欠如・多動症)・LD,SLD(限局性学習障害)などがあり、これらは生まれつき脳の違いがあるという点が共通しています。

適応障害

適応障害は、ストレスが原因で憂うつな気分になったり、不安を感じたりする症状が表れる特徴があります。適応障害の症状はうつ病と似ていますが、ストレスの原因と一定の距離を置くと症状が和らぐことがある点がうつ病との違いになります。

強迫性障害(強迫性)

強迫性障害(強迫症)は強い不安やこだわりによって日常生活に支障がでる病気です。症状には強迫観念(自分の意思に反してある考えやイメージが頭に浮かんできて離れない)や強迫行為(同じ行為を何度も繰り返してしまう)があります。

過剰に手洗いや入浴を繰り返す、火や戸締りを何度も確認せずにはいられないなど、自分でもやりすぎて無意味だとわかっていてもやめられないという点が特徴です。

不安障害

不安障害とは、強い不安や恐怖心によって日常生活に支障が出ている状態のことになります。

不安障害の主なものとして、全般不安障害(全般不安症)・社交不安障害・パニック障害(パニック症)・限局性恐怖症などがありそれぞれに症状が異なります。

摂食障害

食事に関連した行動に問題が続き、心身に深刻な影響を及ぼす病気をまとめて摂食障害と呼ばれます。具体的には食べ過ぎてしまう・食事をとらない・食後に自分で吐いてしまうなど、その人によって症状は異なります。

摂食障害は10代から20代の女性が発症することが多く、日本国内では医療機関を受診している摂食障害のある方は年間21万人いると言われています。

依存症

依存症は日常生活や健康、人間関係などに悪影響を及ぼしているにも関わらず、ある特定の物質や行動をやめられない状態になっている病気のことです。依存症にはアルコール、ニコチン、薬物などへの物質依存症とギャンブルなどへの行動嗜癖があります。日本国内ではアルコール依存症は約10万人、薬物依存症は約1万人、ギャンブルなどの依存症は約3,000人が医療機関で治療を受けています。

心の病気の治療方法

心の病気は、適切な治療を行えば多くの場合、症状をコントロールし安定した生活を送ることができます。心の病気の治療法は主に「薬物療法」と「精神療法」があります。一人ひとりの症状に合わせて治療を行います。

薬物療法

薬物療法とは、脳に直接作用する薬を使用し治療をすることです。心の病気の症状に合わせて抗うつ薬、抗精神病薬、抗不安薬などが使われます。

精神療法

精神療法(心理療法)には、認知行動療法・対人関係療法・支持的精神療法などが含まれます。

・認知行動療法

医師やカウンセラーとの面談により物事の捉え方や考え方などへアプローチします。

・対人関係療法

自分の身近にいる重要な人との関係性にフォーカスを当てて対策を考えることで、症状の改善を目指すものです。

・支持的精神療法

話しやすいような雰囲気づくりをし、本人自身の困りごとを解決する力を高めるアプローチをします。心の病気の治療は医師の指示に従い、継続することが大切です。心の病気の治療を進める上で不安を感じたり悩んだりした場合は、医師に相談するようにしましょう。

心の病気のある方が無理なく仕事を続ける上で大切なこと

心の病気のある方ができる限り心身に負担をかけずに無理なく仕事を続けるためには、医療機関を受診し医師と相談しながら心の病気の治療を進めていくことが大切です。気分の落ち込みや眠れない、食欲がないといった症状は治療によって和らぐことも多いです。また、心の病気の症状によって生じる働きづらさは、自身の特性だけではなく、それを取り巻く環境によって生じます。(ここでいう環境とは、バリアフリーなどの物理的な環境面だけではなく、仕事内容や仕事の進め方、人間関係や職場のルールなどさまざまな意味が含まれています)

症状の安定や心の病気の再発防止のためにも、自身の特性を理解することから始めてみるといいでしょう。人は誰しも苦手なこと・得意なこと・考え方や捉え方の癖といった特性があります。例えば「突発的な仕事の依頼が増えるとストレスに感じてしまう」「音や光に過剰に反応してしまい集中できない」というようなものです。自身の特性を理解できると、その特性に合わせた働き方の工夫や環境調整、周りへのお願いがしやすくなり、働きやすさに繋がります。

休職・退職を考えるときに大切なこと

仕事を続けることが辛くなったら、無理をせずに休養をとることも大切です。無理をしてしまうと心の病気の回復が遅れてしまうこともあります。

もし、休職するならまず医師に相談しましょう。休職する場合、多くの場合は医師の診断書が必要になるためです。また職場の休職制度についても調べましょう。休職制度があるかどうか、休職はどの程度の期間が可能か、休職中の給料は支払われるかどうかは職場によって異なるためです。

心の病気になると、生活や今後のことなど気になることもあるかと思います。医療費負担を軽減する自立支援医療、傷病手当などの制度も確認しておくといいでしょう。

心の病気についてまとめ

心の病気は、種類も症状もさまざまです。

心の病気はストレスやその他の原因による脳の働きの違いが原因と言われていますが、明確な原因はわかっていません。心の病気にかかったとしても、多くの場合は早期に適切な治療をすれば症状をコントロールし安定した生活を送ることができます。そのため、心身の辛い症状を我慢したり、1人で抱え込むのではなく、まずは医療機関に行き、早期に治療することが大切です。

ネオワークス郡山では、就労移行支援事業所として障害のある方の就職をサポートする福祉機関のひとつです。

ご自身の特性や働く上での困難さはどのようなものがあるかを理解し、そのうえで「自分でできること」や「周囲の配慮や理解を得ることで働きやすい環境」を整理するために、ストレス対処法や対人トレーニング、軽作業訓練・PC訓練、面接練習など一人ひとりに合わせたカリキュラムを提供しています。

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【福島県郡山市】障害をお持ちの方で就活や就職後の不安な時の対処法…【就労移行】【ネオワークス郡山

みなさん こんにちは☺

生活支援員 國分です。

私事ですが、18日(土)に子供の運動会を見に行きました🌟

暑い中、こどもたちみんなかんばっている姿がとても素敵でした!(^^)!

今回は、さまざまな病気や障害をお持ちの方が就職活動や就職後が不安な方の対処法について考えていきたいと思います✨少しでも解決の手助けになったら幸いです。

まず、どんな悩みがあるのかをまとめてみたいと思います。

就職活動の悩み

1.自分の希望や障害特性、適性にあった求人数が少ない

2.自分に合う仕事はあるのか、どんな仕事があっているのかわからない

3.障害の有無に関わらず対等に接してもらえるか

4.障害のことをどこまで伝えるべきか

5.一人で就職・転職活動ができるのか

就職後の不安

1.自分が希望するサポートや配慮が受けられるか

2.自分のスキルや障害特性に考慮した業務につけるか

3.人間関係で揉めないか、悩まないか

4.不安や困りごとを相談できるか、聞いてもらえるか

5.長期的に就労して安定した生活が送れるか

このようにたくさんの悩みや不安があげられます。ご自身に近い悩みや不安はありますか?

就職活動の悩みへの対処法

1.自分の希望や障害特性、適性にあった求人が少ない

当事業所では、希望の職種に近い企業様への働きかけや求人票に記載されていない情報などの問い合わせなどを積極的に行います。一般求人に比べて、障害者雇用枠の求人数が少ないことに変わりはありませんが、みなさんの希望に添えるよう支援していきます。

2.自分に合った仕事はあるのか、どんな仕事があっているのかわからない

ご自身にあった仕事を見つけることはとても難しいことだと思います。当事業所では職業適性検査や職業興味診断などを取り入れています。また訓練を通して経験や自己理解を深めて選択肢を広げ、ご希望の職種へ就職できるように支援していきます。

3.障害の有無に関わらず、対等に接してもらえるか

不安にさせてしまうかもしれませんが、企業や人により対応は異なります。

障害に対してどの程度の知識があるのか、どのような対応をしているのか個々に違いがあります。こうした点も踏まえて、障害者雇用や一般のオープンで就労される方にとっては理解者や支援者が重要になってくると思います。

4.障害のことをどこまで伝えるべきか

診断名はもちろんのこと、就労する上で理解や配慮が必要な障害については伝える必要があります。また伝えることによってサポートを得られるようになります。相互に理解し対処し、サポートを得られることが就労する上で大事なことになります。内容の取捨選択や伝え方を一緒に考えて対処することも当事業所では行っています。

5.一人で就職・転職活動ができるか

可能ですが、上記にある通り企業の選択や対処方法の確立など、1人で行える範囲には限りがあります。そして労力も必要になってきます。より備えをしっかりしておき、就労後に苦労をしにくくなるようにしていくとよいでしょう。

就職後の不安への対処法

1.自分が希望するサポートや配慮が受けられるか

就労先である企業は合理的配慮を行う義務があります。例えば指示理解が苦手な方に指示を一つずつに分けて伝えたり、イラストを駆使して説明するなどがあります。そのほかに疲労や緊張が大きい方に休憩スペースの設置や業務時間の調整などを行っている企業もあります。ただあくまで、事業に大きく影響が出ない範囲で行うという義務であるため、企業によって対応はまちまちになります。そのため、求めるサポートが全て受けられるかというとそうではありません。

2.自分のスキルや障害特性を考慮した業務につけるか

上記に記載した内容通り、いかに適職を判断した上で就職先を選ぶかによって変わってきます。向いているが興味がない…や興味があっても向いていない…などある程度取捨選択と見極めが必要になってきます。

3.人間関係で揉めないか、悩まないか

就労先にもさまざまな方がいらっしゃいます。そのため揉めたり悩んだりすることもあります。ただし就労定着支援という障害福祉サービスを受けることで対処できることもあります。就労定着支援では、就職した後に就労先とご本人様の間にたって業務面の調整や人間関係の構築や改善などを行い、長く就労定着できつよう支援していきます。当事業所では、6ヶ月以降も必要がある場合は応じさせていただきたいと考えております。

4.不安や困りごとを相談できるか、聞いてもらえるか

少し就職のハードルが高くなり、対策も必要となりますが、大手企業が障害者雇用のための子会社である特例子会社では、社内に産業カウンセラーや精神保健福祉士などが常駐している場合もあります。定期的に面談をおこなっている企業や社内で障害者雇用の担当者を決めて相談などを受け付けている企業もあります。不安や困りごとがある方はこのような企業を選ばれると良いかと思います。

5.長期的に就労して安定した生活が送れるか

職業や企業とのマッチング、医療や福祉のサポートなど、ご自身の状態に合わせて選択をされると無理なく安定して就労や生活が維持できるのではないでしょうか。

上記を踏まえ、簡単にまとめていきたいと思います🌟

不安や悩みの対処方法

①職業適性検査や障害の診断を受け自己理解を対処法を身につける

診断や検査はその時の心身の状態で左右され、情報の開示もご自身の意向で行うことができます。あくまで現状に理解と対処として行いましょう。ズレをなくすことで就職してからの困りごとを軽減することができます。

②支援者・サポーターをつける

障害に関する全般的な職業や生活の悩みについては、お住まいの地域の「障害者就業・生活支援センター」やご本人にあった支援先を考えてくれる「相談支援事業所」などがあります。また就労までや就労後のサポートを全般的に任せられる『就労移行支援事業所〗や〖就労定着支援事業所〗などを利用してご自身のサポーターを作りましょう。

以上になります。

就労移行支援事業所 ネオワークス郡山では、就労でお困りの方を全力でサポートいたします。

相談・見学・体験随時受付中です🌸

お気軽にお問い合わせください!(^^)!

【福島県郡山市】🌟ネオワークス郡山カリキュラム紹介🌟【就労移行】

皆さんこんにちは☺

生活支援員 國分です。

今回はネオワークス郡山のカリキュラムをご紹介させていただきます✨

その他に、グループワーク・職場体験や実習、模擬就労などを提供していきます✨

経験豊富な職員による支援で、ご希望の職種へ就職できるように訓練していただきます!(^^)!

現在、ネオワークス郡山は利用者様を募集しています‼

相談・見学・体験随時受付中です🌟

お気軽にお問合せください🌹

【福島県郡山市】うつ病の種類について…【就労移行】【ネオワークス郡山】

みなさんこんにちは☀

生活支援員 國分です☺

私事ですが、まもなく誕生日でまたひとつ年を取ってしまう…と複雑な気持ちな國分です😢

今回はうつ病の種類や特徴をみなさんと学んでいきたいと思います。

うつ病の種類・・・

うつ病にはいくつかの種類があります。多くの人がイメージする典型的な「うつ病」のほかにもさまざまなタイプのうつ病があります。

うつ病の種類により、症状の表れ方や治療法が異なります。また、うつ病と似た症状が現れる疾患もあるため自己判断することなく医療機関で診療を受けることが大切になります。

うつ病とは、「何もする気になれない」といった抑うつ気分や「今まで興味を持てたことが持てなくなる」「喜びを感じていたことが喜べなくなる」といった興味または喜びの喪失など、さまざまな症状が続き、それによって日常生活に著しい苦痛や機能障害を引き起こす精神疾患のことです。うつ病の症状の表れ方は人によって異なります。

うつ病の原因はまだ明確になっていませんが、脳内の神経細胞の情報伝達にトラブルが生じているのではないかと言われています。またそれだけではなく、ストレスとなるような出来事やうつ病になりやすい性格などと組み合わせて、うつ病の症状が発症するとも考えられています。

うつ病は、こころの健康について疫学調査に関する研究によると「日本人の約16人に1人が経験したことがある」という調査結果もありめずらしい病気ではありません。

うつ病にはいくつかの種類があります。種類の分け方いは重症度別や原因別などのさまざまな方法があります。ここでは原因や症状によって分類されたうつ病の種類について主な4つについて紹介いたします。

メランコリアの特徴を伴ううつ病(メランコリー型うつ病)

従来の「うつ病」と考えられてきたタイプの典型的なうつ病で、下記のような症状が表れます。

・ほぼすべての活動において喜びの感情が失われている

・何か良いことが起こった場合に、一時的であっても良い気分にならない

・抑うつ状態が朝に悪化しやすい

・有意の食欲不振や体重減少

・早朝に目が覚める

・過度な罪悪感 などが挙げられます。

非定型うつ病

非定型うつ病は、抑うつ気分があっても、楽しいことやうれしいことに反応して一時的に気分が良くなります。また他人の何気ない一言に深く傷つく【拒絶過敏症】も見受けられます。また有意の体重増加または食欲増加、過眠、体のだるさ・重さも伴います。

非定型うつ病は、従来のうつ病とは違い、対人関係や環境に反応して症状が変化しやすいのが特徴です。そのため、性格や能力の問題として誤解されやすく、病状から来ていることに気づかないことが多くあります。また非定型うつ病の症状は双極性障害に出現することもあります。このような理由から非定型うつ病については専門医による診察や治療を慎重に進めていく必要があります。

なお、非定型うつ病は『新型うつ病』と俗に呼ばれることもありますが、医学的な用語ではありません。

季節型うつ病

1年のうちの特定の季節になると抑うつ状態になり、その季節が終わると症状が消えるタイプのうつ病です。どの季節でも起こりえますが、特に多いのが秋から冬にかけてうつ状態となり、春から夏にかけては症状が消える『冬季うつ病』です。発症時には、気力の減退や過眠、過食、体重増加などの症状が見受けられます。季節型うつ病の原因はわかっていませんが、冬季季節型うつ病は高緯度地域で増加することから日照時間が関係しているのではないか、と考えられています。

周産期うつ病(産後うつ病)

出産後4週間以内に発症するうつ病のことです。妊娠や出産にともなうホルモンバランスの変化や出産や育児に対する不安などの要因が関係していると考えられています。抑うつ気分だけではなく、パニック発作や疲れやすさやだるさ、不眠などの身体症状をともなう場合もあります。

うつ病の治療方法

うつ病の治療では〖休養〗〖薬物療法〗〖精神療法〗の3つの方法が柱となります。また上記に加え〖運動療法〗が取り入れられることもあります。

しかし、うつ病の種類や症状の表れ方、医師の方針などにより、治療の進め方は異なります。このため「自分はうつ病かもしれない」と思っても自己判断することなく医療機関の診療を受けることが大切になります。

〖休養〗

うつ病はまず脳をしっかり休ませることが重要です。心身を共に休ませてエネルギーが再び蓄えられてくるのを待ちます。休養は個人の状況に合わせて「仕事量を軽減する」「家事や残業しない」「仕事を休む」などの休むレベルはさまざまです。

また、睡眠を十分にとることも重要です。とはいえ、仕事に調整や休職、家事などをお願いすることに心理的抵抗がある人もいるかもしれません。しかし〖休養が治療である〗と理解し、心身をしっかりと休めるように時間を確保しましょう。

〖薬物療法〗

うつ病の薬物療法では「抗うつ薬」と呼ばれる薬が主に用いられます。抗うつ薬にはいくつかの種類があります。医師は患者の状態に適した種類の抗うつ薬を選び処方します。抗うつ薬はすぐに効果が表れるのではなく、2週間程度の時間がかかるとされています。また、人によって効果が表れるより前に副作用が表れることがあります。副作用がつらい時は自己判断で服薬を中断するのではなく、医師に相談しましょう。服用量や抗うつ薬の種類の調整が可能な場合もあります。なお、軽症のうつ病であれば薬物療法は行わない場合もあります。

〖精神療法〗

うつ病はストレスをためやすい性格や環境要因などの複数の要因が関係して起こると考えられています。性格の傾向や環境要因は休養や薬物療法では改善が難しいため、精神療法がおこなわれます。精神療法とは、うつ病の原因となったストレスや環境、自分の性格の傾向や考え方などを見直し、新しい考え方や行動を身につけるための治療法です。精神療法にはさまざまな種類があります。うつ病に用いられることの多い精神療法には、カウンセリングや認知行動療法などがあります。

※カウンセリング

カウンセリングとは、医師やカウンセラーが患者の訴えを聞き、こころの専門家としての視点から指導や援助を行う治療のことです。医師やカウンセラーは患者の訴えに対して理解や共感を示し、具体的な助言を行うこともあります。患者は気持ちが楽になる、考え方を整理しやすくなるといった効果が期待できます。

※認知行動療法

認知行動療法とは、悲観的になりやすい考え方などのパターンに気づき、考え方を変えることで柔軟な物事の見方や対応ができるようになることを目的としています。

〖運動療法〗

薬物療法や精神療法との併用療法として〖運動療法〗が行われることがあります。運動療法は、中等度までのうつ病であれば有効であるという研究報告もあります。休養と矛盾する点もありますが、個人の状況を踏まえたうえで、休養するとともに身体を動かした方が効果が出る場合もあります。具体的には、週3日、1回30分程度のウォーキングで十分と言われています。うつ病の場合、夕方以降に意欲が若干回復する場合が多いため安全に注意しながら、夕食後に30分程度のウォーキングを行うとよいかもしれません。リズミカルなウォーキングはそれ自体が脳を適度に活性化させ、かつリラックス効果と身体の疲労により良質な睡眠が得られることに繋がります。

うつ病と双極性障害の違い

うつ病との鑑別が難しい疾患に、双極性障害があります。双極性障害には「双極性障害Ⅰ型」「双極性障害Ⅱ型」の2種類があります。Ⅰ型はハイテンションで活動的な「躁状態」と気分が落ち込みやる気になれない「うつ状態」が交互に現れることが特徴です。Ⅱ型の場合は「躁状態」の程度が低く(軽躁状態)、「うつ状態」が長いことが特徴です。

うつ病と双極性障害の違いは、躁状態の有無です。長い経過の中で1度でも躁状態が認められれば双極性障害として治療をする必要があります。

双極性障害のうつ状態はうつ病の抑うつ症状とほぼ同じであるため、見極めが重要となります。しかし、双極性障害は躁状態のときは調子が良いため、受信に至ることは少なくうつ状態のときに受診することが多いと言われています。

そのため、治療する医師側も双極性障害を単なるうつ病と誤診しやすいと言えます。双極性障害を見落としてうつ病の治療だけを行うとその症状が改善されにくくなったり、抗うつ薬によって躁状態が誘発されたりすることがあります。

うつ病と双極性障害では治療法が異なるため、現在の状態に加え、過去の経緯についてもメモを作って受診の際に持参すると医師が判断する際の参考になると思います。

うつ病の種類まとめ

うつ病には、いくつかの種類があります。抑うつ気分、有意の食欲低下や不眠などの症状がみられる「メランコリアの特徴を伴ううつ病(メランコリー型うつ病)」はいわゆる従来型の典型的なうつ病になります。

一方、楽しいことや嬉しいことがあると気分が良くなる「非定型うつ病」、特定の季節に発症する「季節性うつ病」や出産後に発症する「周産期うつ病(産後うつ病)」などの種類もあります。うつ病は、症状の程度や種類によって治療内容が異なります。「うつ病かもしれない」と思っても自己判断せず医療機関を受診して専門家の治療を受けることが大切です。

就労移行支援事業所 ネオワークス郡山ではうつ病の方の就職サポートも行っています。就労移行支援とは、障害者総合支援法に基づく福祉サービスのひとつです。一般企業への就職を目指す65歳未満の障害をお持ちの方を対象に、就職に必要なスキルの習得や就職活動のサポート、就職後の職場への定着支援までを一貫して行います。

ネオワークス郡山ではただいま利用者様を募集しています🌟

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【福島県郡山市】広汎性発達障害(PDD)とは…【就労移行】【ネオワークス郡山】

 

みなさんこんにちは☀

生活支援員 國分です。最近暑くなったり寒くなったり気温差が激しいですが、みなさん体調はいかがでしょうか。

私は、なんだかだるいなーと思ったり気のせいかなーなんて思ったりして過ごしています((´∀`))ケラケラ

さて今回は〖広汎性発達障害(PDD)〗についてみなさんと学んでいきたいと思います。

広汎性発達障害(こうはんせいはったつしょうがい)とは、行動や物事に強いこだわりがある、対人関係を上手く築くのが難しいなどの特徴がみられ、日常生活や仕事に影響を及ぼす障害です。

以前は対人関係の困難、パターン化した行動や強いこだわりの症状がみられる障害の総称として〖広汎性発達障害〗が用いられていました。しかし、アメリカ精神医学会発刊の〖DSM-5〗(【精神疾患の診断・統計マニュアル】第5版)では、自閉的特徴を持つ疾患は包括され2022年(日本語版は2023年)発刊の〖DSM-5-TR〗では〖自閉症スペクトラム症〗という診断名となりました。

現在は〖広汎性発達障害〗の名称で診断されることは少なくなりましたが、一善の診断名で情報を探さられる方もいらっしゃいますので、今回の記事では〖広汎性発達障害〗の名称を使用しながら説明させていただきます。

広汎性発達障害は生まれつきの障害であるため、大人になってから発症するものではありません。しかし、幼少期に気が付かず社会に出てから診断を受けて判明するケースもあります。今回は広汎性発達障害の症状や診断基準、仕事をする上で意識したいポイントなどを考えていきたいと思います。

広汎性発達障害とは・・・

以前の診断名である広汎性発達障害はPDD(Pervasive Developmental Disorders)とも呼ばれています。以下の5項目が広汎性発達障害として分類されていました。

・自閉症障害

・レット障害

・小児期崩壊性障害

・アスペルガー障害

・特定不能の広汎性発達障害

2013年に改訂された〖DSM-5〗では、広汎性発達障害の分類がなくなり、上記のうちレット障害以外の4つは〖ASD(自閉症スペクトラム症)〗という診断名に統合されました。

広汎性発達障害の原因・・・

以前の診断名で「広汎性発達障害」に分類されていたもののうち。レット障害(レット症候群)は遺伝的な原因で引き起こされる神経発達障害です。社会的技能とコミュニケーションの面での問題が見受けられるためASD(自閉スペクトラム症)と似ていますが、これらは別のものとして分類されています。

それ以外の4つが統合されたASD(自閉スペクトラム症)の原因はまだ明確になっていませんが、最近では「遺伝的な要素と環境要因が複雑に絡み合って発現するのではないか」と考えられています。

かつて言われていた保護者の育て方や愛情不足が原因という説は現在医学的に否定されています。

広汎性発達障害をお持ちの方が仕事を続けるうえで大切なこと

大切なポイントは一人で抱え込まず、医師や家族、支援機関や職場の人たちなど周囲の人に協力をしてもらうことです。

自分ひとりでどうすればいいのかわからないときは、まわりの人の力を借りたり、かかりつけの医師や支援機関などで相談してみましょう。

周囲の理解を協力を得る

できる範囲で自身の症状について、上司や同僚などに伝え、理解してもらうことは心身への負担を減らすことに繋がります。

仕事において、症状により困難が生じる場面について予め伝えておくことで、その状況になることを防いだり助けを求められる環境づくりを行うことが大切です。

仕事の指示は具体的にしてもらう

広汎性発達障害(ASD/自閉スペクトラム症)があると「曖昧な指示の理解が困難に感じる」ことが考えられます。

曖昧な言葉をそのままにしておくと、作業の認識にズレが生じ、ミスにつながる可能性があります。そのため数字で表してもらったり、見本を見せてもらうなど具体的な指示を受けるようにしましょう。

広汎性発達障害(ASD/自閉スペクトラム症)のある方が就職や職場復帰で利用できる支援・・・

広汎性発達障害(ASD/自閉スペクトラム症)をお持ちの方が就職や職場復帰を検討する場合は、専門機関の支援を利用することを検討してみましょう。どのような機関があるのか下記をご参照ください。

リワーク支援

リワークとは、うつ病などの精神の不調によって休職した方がスムーズに職場復帰できるようにするためのプログラムのことです。医療機関や公的機関、その他民間の事業所などで受けることができます。

生活リズムや模擬業務、ストレスコントロールなどのプログラムを通してスムーズな職場復帰を目指せます。リワーク支援・職場復帰プログラム・復帰支援プログラムなどの名称で呼ばれることがあります。

ハローワーク

ハローワークは職業紹介や就労の相談を受付している機関になります。正式名称は公共職業安定所です。ハローワーク内に、障害のある方へ向け専門の窓口が設置されています。仕事をするにあたって不安なことを話したり、障害の症状を把握したうえで仕事の紹介をしてくれたりします。

障害者手帳を持っていない場合も利用できますが、正しく症状を伝えるために、診断書があれば持参しましょう。

障害者就業・生活支援センター

障害のある方の仕事面、生活面での相談や他の関係機関との連絡調整などのサポートを行っている機関になります。生活面では健康管理、金銭管理、生活設計などの相談を行っており、仕事面では就職に向けての訓練や職場定着のサポートも行っています。

就労移行支援事業所

就労移行支援事業所は、障害のある方の就労を支援している機関になります。就労移行支援事業所では働くためのスキルを身につけたり、面接対策や応募書類の作成などの就職準備を支援していきます。ネオワークス郡山では、利用者の方の希望職種に合わせてカリキュラムを設定していきます。週1日からの通所も可能になります。

最後に・・・

広汎性発達障害(ASD/自閉スペクトラム症)は生まれつきの障害になります。特性の現れ方や程度は人によりさまざまです。そのため、生活の中で起こる困りごともさまざまです。困りごとでお悩みの場合は医療機関や専門機関に相談し早めにサポートを受けるようにしましょう。

ネオワークス郡山でも、相談することができます☺

一人ひとりに寄り添い、さまざまなサポートをいたします🌟

ただいま利用者様を募集しています‼

相談・見学・体験随時受付中です。

お気軽にお問合せください。

【福島県郡山市】🌟イベントのご案内🌟【就労移行】【ネオワークス郡山】

 

みなさんこんにちは🌸

生活支援員 國分です☺

今回は6月に予定しているイベントのご案内をさせていただきます✨

6月21日(金) 

就労移行インフォメーションミーティング

こちらのイベントは、郡山市・須賀川市の就労移行支援事業所が集まり、説明会や事業所ごとの個別面談などをおこなうイベントとなっております。

就労移行ってどんなところ?いろんな事業所があるけどどこの事業所が自分にあっているんだろう・・・などさまざまな疑問にお答えしていけるようなイベントとなっております‼

場所は、郡山市総合福祉センター 5階集会室にて開催されます。

当事業所も参加いたします🌟

予約不要‼参加費無料‼

10事業所が初めて集まり開催される説明会となっております☺

ぜひご興味がある方はお気軽におこしください♡

 

6月29日(土)

相談会and座談会 +日々の疲れを溜めないからだ労り講座

こちらのイベントはネオワークス郡山で開催いたします‼

相談会and座談会では、あなたの悩みごとや相談事についてお聞きしたり、お題をご用意しておりますので、くじ引き形式でいろんなことを話すという形でコミュニケーションをとったり、自己表現の仕方だったり、人のお話を聞く傾聴力などを身につけていただけるようなイベントとなっております✨

また、疲労回復インストラクターによる〖日々の疲れを溜めないからだ労り講座〗では、その日の疲れをその日のうちに取る習慣をつけるために必要なことや自分のからだの状態を知るきっかけになるような講義を予定しております☺

こちらのイベントに関しましてはご予約制となっております。

ご予約方法は、電話(024-973-8712または080-9635-7664)

メール(info-nw@neo-connect.co.jp)または下記QRコードの参加フォーム(URL)からご予約ください🌟

人数に限りがありますので、お早目のご予約をお願いいたします☺

以上が6月に予定しているイベントとなります🌸

みなさまにお会いできることを楽しみにしております🌟

【福島県郡山市】精神障害をお持ちの方が仕事をする上での悩み…【就労移行】【ネオワークス郡山】

 

みなさんこんにちは☺

生活支援員 國分です🌟

今回は精神障害をお持ちの方が仕事をする上での主な悩みや解決策を皆さんと一緒に考えていきたいと思います‼

精神障害(精神疾患)とは・・・

脳の障害や損傷などによる働きの変化のために感情や行動に著しい『偏り』が見られる状態のことで、様々な疾患の総称になります。

統合失調症やうつ病、双極性障害(躁うつ病)などの種類があり、治療には薬物療法や精神療法、心理社会的療法などが用いられます。

精神障害(精神疾患)をお持ちの方の仕事における悩み・困りごと

厚生労働省の調査によると精神障害者の1年後の定着率は49.3%となっています。これは身体障害者(77.8%)や知的障害者(85.3%)と比べると最も低い数値となっており5割以上の人が1年以内に退職する…ということを表しています。

では、なぜ精神障害をお持ちの方が仕事を続けるのに苦戦しているのかということを考えていきたいと思います。

精神障害はほかの障害と比べて、見た目からは困難を抱えていることがわかりづらい傾向があります。そのため、他の社員と能力を比べられることが多く『やる気がない』『手を抜いている』『さぼっている』と誤解された評価をされてしまうこともあります。

また診断名は同じでも、特性は一人ひとり異なります。天気や季節の変わり目で体調を崩したり、職場環境の不適応で二次障害を起こしてしまうこともあります。

障害があることを周囲に知ってもらえたとしても、特性までは理解してもらえず、根本的な解決にならないため、困りごとが減らないケースも多くあります。特に精神障害は、障害の種類も様々で感情や行動の偏りには個人差もあります。

・作業手順を覚えるのに時間がかかる

・朝にやる気がわかない

・電話に出るのが苦手

・疲れやすくてこなせる量が少ない

といったように人により特性は異なります。

そのため、障害名のみを提示するのではなく、自分自身が何を苦手としているのかを具体的に説明し職場の理解を得ることが重要になります。

そして心身の調子の波が大きいのも精神障害をお持ちの方がよく抱える悩みと言われています。

気分が安定している時や身体が元気な時は問題なく仕事ができるのですが、気分が落ち込んでいる時や症状が悪化している時は、いつも通り仕事ができなくなります。特に精神障害をお持ちの方は人より不安が大きくなる傾向があります。

いつも通り仕事ができないとその不安がさらなる不安を引き起こし、状態がどんどん悪化してしまう場合があります。また、精神障害をお持ちの方は環境の変化が大きなストレスとなり、体調を崩してしまう人が多い傾向にあります。そうした心身の調子の波も、職場への定着や仕事の継続を困難にしています。

精神障害とうまく付き合いながら仕事を続ける方法・・・

ここで挙げた精神障害の特性ゆえに抱える仕事での悩みや困りごとはほんの一部です。ほかにも様々な悩み等があげられますが、いくつかのポイントをおさえておけば、障害と上手く付き合いながら安心して長く働き続けることができます。

精神障害をお持ち方が障害と上手く付き合いながら働くポイントは大きく4つあります‼

・周囲の理解を得る

・通院や薬の服用を怠らない

・休む勇気を持つ

・自分の特性にあった仕事を探す

各ポイントについて説明していきます。

1.周囲の理解を得る

精神障害をお持ちの方が定着している企業は、職場が相談しやすい雰囲気であることや人事や上司との面談を定期的に実施している傾向が見受けられます。

それによって日々変化する自分の疾患の内容・特性・困り事を伝えることができ、周囲の協力によって職場が働きやすい環境となります。

障害者雇用や合理的配慮に力を入れている企業を選ぶことが重要になります。障害者雇用を始めていない会社に現在勤めているという方は、人事や上司・同僚に自身の特性や状態、業務上の得意・不得意なことを伝えることで障害の有無に関係なく『あなた自身の困り事』として理解してくれることもあります。

長く安心して働き続けることができる環境づくりの一歩としてご自身の情報を一緒に働く相手に伝えることから始めてみるのもいいかもしれません。

2.通院や薬の服用を怠らない

精神障害をお持ちの方は調子が良い時が長く続いたり、忙しくて生活リズムが崩れたりする時は、通院や服薬を怠りがちになってしまう場合もあります。

医師からの指示がある限りは必ず継続するようにしましょう。

またそのためには、自身の体調や通院・服薬のリズムい応じて出退勤時刻・休暇・休憩などを調整し、業務に支障をきたさないよう上司と相談することも大切です。

3.休む勇気を持つ

心身の調子が優れない時は、休むようにしましょう。

無理をしてしまい状態が悪化するほど、回復に時間がかかってしまいます。

安心して長く働き続けていくためにも調子が悪い時は勇気をもって休むようにしましょう。そのようないざという時の欠勤や休暇をスムーズに取得するためには、疾患や特性について上司や周囲に伝えておくと良いかもしれません。

4.自分の特性にあった仕事を探す

精神障害は、その人の精神障害が仕事に大きく影響を及ぼします。そのため、自身の精神障害の症状や疾病に応じた勤務時間や業務量、ストレスの程度を考えた仕事選びをするように心がけましょう。

統合失調症、うつ病、双極性障害(躁うつ病)の方は、マルチタスク能力が求められる仕事が避けられると良いと言われています。

その反面、1人で黙々とマイペースで続けられることができ、集団行動を必要としない仕事が向いているとも言われています。そういった方は「コツコツと続けられるルーティンワークが得意」「静かな環境で働きたい」など自身にとってより良く働く条件を明確にしておきましょう。

また、うつ病の方やうつ症状がある場合は、ノルマがない、あるいは締め切りが比較的緩やかな仕事のほうが良いと言われています。

仕事を探すときに大切なのは、自己理解と自己分析です。自身を客観的に見つめ、得意・不得意や自分の特性と照らし合わせながら自分に合った仕事・職場を見つけることが大切です。

精神障害で休職・退職をすること・・・

精神障害が原因で心身が疲れ切っている場合は療養が最優先になります。

短期の療養でも長期にわたる療養が必要な場合も、まず医師に相談しましょう。

服薬を守ったり、体調管理に気を付けていても何かの拍子に体調をコントロールできなくなることもあると思います。そうなってしまった時に備えて、日頃からその日の体調をメモで残しておくといいでしょう。医師は本人からよく話を聞いたうえで、養生や就労状況、職場や生活環境などを総合的に踏まえ、休職するべきかどうか判断します。

その内容を上司に伝え、医師が設定した療養期間について相談するといいと思います。

精神障害で休職・退職した際の支援制度

自立支援医療制度(精神通院医療制度)

精神疾患の治療のために通院中の人や、治療により症状が安定し再発の予防目的で通院中の方の医療費の自己負担額を軽減する制度になります。疾患の種類や所得に応じて、1ヶ月当たりの負担額が設定されます。

障害者手帳

精神障害のある方は、精神障害者保健福祉手帳を取得することができる場合もあります。申請には各種条件がありますのでまずは主治医にご相談しましょう。

障害者手帳を取得すると、疾患の種類や程度に応じて様々な福祉サービスや税金の控除、公共交通機関の運賃や公共施設利用料の割引などを受けることができます。また障害者雇用という枠で症状に対する理解や支援を得られやすい職場で働く選択肢も選ぶことができます。

生活保護

怪我や疾患で仕事を長期間休む時に無収入になってしまうことを避け、生活を保障する目的で支給される手当金です。ただし、労災保険の給付対象とはならない、業務外の理由による休職に限られます。

保険組合の加入期間によって、その人の平均収入額の3分の2の額、または月額28~30万円のいずれかが最長1年6ヶ月まで支給されます。

精神障害をお持ちの方の就職や職場復帰は専門機関の支援を利用しましょう

精神障害をきっかけに療養が必要となり、休職・退職に至った場合は医師から職場復帰の許可が出たのちに就職先を探すことになります。前職で自分に適していなかった要素を分析し、それらの要素を含まない仕事を選ぶと良いと思います。その際には、疾患や障害のある方の就職活動を支援する機関を利用することをおすすめします。

障害福祉や就労について幅広い知識と経験を持つスタッフのサポートを受けながら仕事探しを行う方法もあります。

ハローワーク

ハローワークには、障害や疾患のある方の就労を支援する窓口〖専門援助部門〗があります。また、就職に関する相談やカウンセリングの実施の他、障害や疾患のある方を対象にした求人の紹介などを行っています。

就労移行支援事業所

就労移行支援事業所とは、一般企業への就労を目指す障害や疾患のある方の就職をサポートする事業所です。利用されるかたは事業所に通い、職業訓練や面接、履歴書対策などの就職活動サポート、就職後の定着支援などを受けることができます。

ネオワークス郡山では、一人ひとりに寄り添い個別にカリキュラムを設定し、あなたにあった就職へ繋げられるように支援していきます。

ただいま利用者様を募集しています☺

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【福島県郡山市】忘れっぽいを防ぐ‼発達障害がある方向けの自己対処法【就労移行】【ネオワークス郡山】

 

皆さんこんにちは🌸

生活支援員 國分です☺

早速ですが、忘れっぽいとどうなるでしょうか?

必要なものが用意できない…物事が予定通り進まない…結果的に約束を破ってしまう…など問題がでてくるでしょうか。

仕事でも私生活でも〖忘れ物〗や〖忘れごと〗はない方が望ましいと思います。誰もが準備物や約束を忘れたくて忘れているわけではないと思います。

自分が忘れっぽいということで悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか…

仕事で忘れ物・忘れ事をしてしまうと物事によっては重大な問題を引き起こす要因になってしまったり、信用を失ってしまう…ということがあるかもしれません。

 

これは障害者雇用枠でも同じで、正社員でもパート・アルバイトでも誰でも同じです。

障がいをお持ちの方の場合、仕事での〖忘れ〗をきっかけにうまくいかない自分に対しての自己嫌悪や責められたりすることでのストレスなどで二次障害の要因になることも考えられます。

【二次障害とは、障害特性による一時的な問題+後天的な要因(ストレスやトラウマなど)によって起こる二次的な障害のことでうつ病や不安障害などもその一つになります。】

忘れっぽいという自覚があれば対策することができますが、無自覚で過ごしてしまうと周りに迷惑をかけてしまったり、振り回してしまったりと段々人が離れていってしまうということになってしまうかもしれません。

このようなことは仕事を長く続けてくためにも避けたいところではあります。

大人の発達障害とは・・・

発達障害とは、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢に発現するものとされています。

発達障害の明確な原因は解明されていませんが、先天的な脳と神経系の障害で育て方や努力不足が原因ではないと言われています。

学生時代の忘れ物や忘れ事は『おっちょこちょい』や『抜けている』で済むことがあるかもしれません。しかし仕事をする上では『おっちょこちょい』や『抜けている』は『不注意』『確認不足』と捉えられることが多くなります。

そこからミス・事故・インシデントが発生し、場合によっては取引先や会社に大きな影響を与えることもあるため、特に仕事をする上では〖忘れっぽい〗で済まされない状況も多数あります。

発達障害は通常低年齢で発現しますが、上記の例のように成人になって初めて気付く場合があります。そのため【大人の発達障害】という表現が使用されることも多くなってきています。

大人の発達障害では特にASD(自閉症スペクトラム障害/アスペルガー障害なども含む)、ADHD(注意欠如・多動性障害)に触れていることが多く、それぞれ以下のような障害特性があります。

ASD(自閉症スペクトラム障害/アスペルガー障害なども含む)の障害特性の一例

・社会的コミュニケーションや対人コミュニケーションの苦手

・限定的な興味や拘りの強さ

・感覚的な刺激に対しての過敏や鈍感

ADHD(注意欠如・多動性障害)の障害特性の一例

・不注意(忘れっぽい、集中力の持続が難しいなど)

・衝動性(じっとしていられない、感情的になりやすいなど)

・多動性(しゃべりすぎる、考えるより先に行動してしまうなど)

発達障害のある方はなぜ〖忘れっぽい〗のか

ASD(自閉症スペクトラム障害/アスペルガー障害なども含む)の方の場合

・限定的な興味や強いこだわりによって、会話の内容に興味が持てない

・予想外の変化やできごとが苦手で混乱したり、パニックを起こしたりして思考停止になる

・聴覚が敏感で複数の情報が(音や言葉など)耳から入ってくると処理しきれない(聴覚過敏・感覚過敏などと言われます)

ADHD(注意欠如・多動症)の方の場合

・他のことや周囲の刺激に気を取られてしまい話を聞き逃してしまう

・その時はわかっていても集中力の欠如や他の刺激に気を取られてしまうことで後回しになり忘れてしまい、結果としてやらない

発達障害の特徴として、複数の発達障害が併存する場合があると言われています。

発達障害の併存の有無に関わらず、障害特性は人それぞれ症状の強弱、濃淡は異なります。単純に当てはめることはできません。物事の状況や周囲からの影響など、複数の視点から観察することが必要になります。

また、ワーキングメモリの弱さを感じている方の多くいらっしゃいます。

※ワーキングメモリ(作業記憶・作動記憶)とは…短い時間に心の中で情報を保持し同時に処理する能力のこと

極端な例ではありますが、1つから2つのことは覚えていても、3つ以上になると容量オーバーになり1つ忘れてしまうといったイメージになります。

発達障害のある方にマルチタスク(複数のことを同時進行で行うこと)が苦手な方が多いことや忘れっぽい、記憶力が良くないと言われることの要因の一つにワーキングメモリの弱さがあります。

発達障害をお持ちの方が、忘れ物・忘れ事を防ぐためにはこのような障害による特性を理解しつつ具体的な対策を実行していく必要があります。

忘れ物・忘れ事を防ぐために必要な対策

ここまでお読みいただいた方には、発達障害のある方がなぜ忘れ物・忘れ事が多いのかなんとなくわかっていただけたのではないでしょうか・

また、多くの方が「覚える気がない」「そもそも聞く気がない」ということではなく、物事を実行していくことについて障害特性上、難しいことがあるおいうこともご理解いただければと思います。

ではここから対策を考えていきたいと思います。

1.メモを取る

基本的な対策にはなりますが、書くことによって見る・聞くだけよりも記憶に残りやすくなります。学校や資格の勉強と同じ要領になります。

「メモは取っているのだけど…」という話もよく聞かれますが、「メモは書いたけどどこに書いたのかわからない…」という方もいます。そのような方はもしかしたら内容を整理できていないのかもしれません。

闇雲に書くのではなく、「何のために書いているのか」「どうすれば自分が確認しやすいか」ということなどを考えながら書く必要があります。

しかし、「話を聞きながら」「内容を整理しながら」「どうすれば自分が確認しやすいか」などを考えながらメモを書くということは難しいかもしれません。

そのマルチタスクを避けるためには、自分に合うツール・道具(手帳など)をあらかじめ用意して使い方を知っておく必要があります。

手で文字を書くことも大切ですが、スマートフォンやパソコンを利用してみる方法がやりやすい、という方もいらっしゃると思います。しかしシチュエーションによっては使えない場合もあります。

会話中の操作は話を聞いていないと思われてしまったり、別のことをしている、さぼっているように見えてしまう、といった可能性があります。(どうしてもデバイスを使う必要がある方は、相手に事前に相談・お願いしておくと良いでしょう)

中には「私は記憶力がいいので書かなくてもわかる、覚えてられる」という方もいらっしゃると思います。ですが、メモを書く姿が話し相手に安心感を与えることもあります。メモを書いている様子が見えることで「熱心に聞いてくれている」「安心して話せる」という印象に繋がります。記憶力が良い方も副次的な効果を狙ってメモを取ることをお勧めします。

2.ToDoリストを使う

ToDoリストを使用することも忘れないためにおこなう対策の一つです。ToDoリストはタスクリスト、やることリストなどと呼ばれることもあります。

ノートやメモ帳を使って、必要なこと・やること(ToDoやタスク)を書き出しておくことでやるべきことが管理しやすくなります。

済んだことをチェックしたり、二重線で消したりすることで、もう済んだことなのかまだ手をつけていないのか簡単に把握することができます。

1.メモを取るで書いたメモを整理しながらやるべきことをまとめておくとなお良いでしょう。メモした内容の振り返りにもなりますし、思考の整理にもなります。もしそこで疑問があれば確認をすることで、自分がすべきことがハッキリします。確認したことで不安なく行動できるのではないでしょうか。

ToDoとして書き出しておくことで忘れ物・忘れ事を減らすだけでなく、確認作業にも役立ちます。

また、グループやチームで共有することでお互いの進捗を把握することもできます。実際にプロジェクトの進行やイベントの準備などでは、ToDoリストを共有することはよくあることです。うまく使いこなすことはマネジメントや進行管理にも役立ちます。立派な仕事のスキルの一つと言えるのではないでしょうか。

3.リマインド

リマインドとは、「思い出させる」というような意味があります。

リマインドには大きく2種類あります。

1つは自分自身で行うリマインド、もう1つは他者にお願いするリマインドです。

自分自身でおこなうリマインドは、忘れないようにメモを貼っておく、読み返す・ToDoリストを確認する、スマートフォンやパソコンに通知を表示させるなどが自分自身でおこなうリマインドになります。

さらに具体的な方法として

・出掛ける前に確認できるように自宅の玄関にメモや小さいホワイトボードを貼っておく

・確認するという行動をあらかじめ手順のひとつにしておく

・カレンダーアプリなどの予定に通知の設定をしておく

などが挙げられます。

基本的には自分自身で管理ができる状態を目指す必要がありますが、場合によっては他者にリマインドをお願いすることもあります。例えば声をかけてもらう、リマインドメールをお願いするなどです。

リマインドをお願いする場合のポイントは、お願いが先行してしまわないように気を付けることです。自己対処よりお願いが先行してしまうことで「やるべきことをやってない」「できる努力をしていない」「ただのわがまま」というような悪い印象を与えてしまう可能性があります。

忘れ物・忘れ事を防ぐための対策+α

1.部屋やデスクを片付ける

人は目に入るものが気になってしまうことがあります。例えば手元にスマートフォンがあると、つい気になってSNSを見てしまったり、それがきっかけで本来やるべきことから離れてしまうということが発生しがちです。

必要なものは手元に用意しておく必要がありますが、そうでないものはバッグにしまう、ロッカーや引き出しにしまうなどして、目につかないようにしておくと、集中力を削ぐ要因を少なくすることができます。

モノを置いておく場所を決めておくことで探す時間も少なくできますし、忘れ物を減らすこともできると思います。片付けは面倒に感じることもありますが、メリットも多いのでできることから一つずつでも進めると良いのではないでしょうか。何より「片付けなくちゃ‼」というプレッシャーから自分を解放できることも大きなメリットになると思います。

2.ルーティンに組み込んで思い出すきっかけを増やす

例えばゴミの日に燃えるゴミを捨てるとします。ゴミ箱がいっぱいになったら捨てようと思っているとゴミを捨てるきっかけは一つです。しかし。燃えるゴミの日は必ず捨てるということにしておけばルーティンになります。

〖ゴミの日〗と〖いっぱいになったら〗というゴミをすてるきっかけを2つにすることができます。思い出す機会を増やす、確認する機会をふやす、行動のきっかけを増やすなど自分が忘れないためのきっかけを複数用意しておくことも忘れ物・忘れ事を減らすコツの一つになります。

障がいをお持ちの方が継続して働き続けるためには、ご自身の障害特性・得意・んが手などを知る〖自己理解〗→自分自身にできることは〖自己対処〗→自己対処だけでは難しいことについては〖合理的配慮〗を依頼するということが必要になります。

知識や資格も仕事をしていくうえで大切な要素にはなりますが、自分自身が持っている長所を活かしたり、短所が強く出過ぎないようにするためにネオワークス郡山では日々訓練や講義を行っています。

ただいまネオワークス郡山では、利用者様を募集しています🌟

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【福島県郡山市】大人の発達障害~苦手なことを頑張りすぎない方法~【就労移行】【ネオワークス郡山】

 

皆さんこんにちは☺

生活支援員の國分です🌟

みなさんゴールデンウィークはいかがでしたか??

私事ですが、我が家の子供たちが代わる代わる体調不良になり

看病の休暇でした…(´;ω;`)

今回は、大人の発達障害~苦手なことを頑張りすぎない方法~を皆さんと考えていきたいと思います。

『失敗するたび、自分にはやっぱりできない…と思ってしまう』『成功したとしても喜びよりもその過程で経験した無数の失敗による心の痛みの方が強い』など、過去の失敗体験から失敗することに対する恐怖心や嫌悪感を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。苦手なことを頑張りすぎず、でも苦手なことに取り組む必要がある場合、どうしたらストレスが最小限に抑えられるか…を考えていきます。

1.苦手について…

特性から生じている苦手、経験不足から生じる苦手、トラウマや苦手意識から生じている苦手…苦手にもいろいろな種類があります。どのような理由で苦手なのかについて自分で気づいたり、1人で考えるのは難しいことです。苦手の理由が特性から生じていることであれば頑張りすぎず、配慮事項や事前に相手に伝えておくなどの工夫を行うことでストレスが何もしない時よりも少なくなり生きやすくなるのではないでしょうか。苦手なことについて誰にどれくらい伝えるかなど、考える必要も出てきます。日々の訓練を通して、苦手の把握や検証を含めた自己理解の方法や生きやすさについて考えていきましょう。

2.スモールステップについて

スモールステップで進む理由…ゴールに向かって一気に駆け上がる方が「早いしいいな」と思うこともありますが、少しずつ自分の出来ることから取り組むことでモチベーションが維持でき、習慣化するまで継続できるようになります。できるだけ現実的に「今、自分ができること」から始めてみましょう。

3.たくさんの方法(型)から自分に合うものを見つける

訓練を通して【困り事】に対する対処法や工夫として、たくさんの【型】や考え方を提供していきます。グループワークなどを通して、訓練の中で自分に合うもの、合わないものを知っていきます。経験不足から苦手だと思っていたこともやってみることで〖できる〗〖できた〗に変わる可能性もあります。

4.できていることを見つける方法

出来ていることを見つける作業も自分ひとりでは難しい作業です。結果にだけ目が行きがちだからです。結果に至る過程を丁寧に振り返ることで『実はできていることがたくさんあった』ということもみつけることができます。それは段階的に振り返るという方法をとることでキャッチできます。できたことを見つけたら、それが〔なぜできたのか〕を把握することで自分の傾向や特性を知ることにもつながります

今回のブログでは、過去の失敗体験からなかなか前に踏み出せない原因やその対処法について考えてみました。

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【福島県郡山市】🌟第1回 職員紹介🌟【就労移行】【ネオワークス郡山】

 

皆さんこんにちは☺

生活支援員の國分です🌟

今回は職員紹介をしていきたいと思います。

第1回は職業指導員〖会田未樹〗さんにブログを書いていただきます🌸

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職業指導員 会田です。

ゴールデンウィークが終わり、次の大型連休を楽しみにしています。

趣味は『釣り・車中泊』です。

GWは20㎝から25㎝のメバルが爆釣しました‼しかもなんとアイナメも釣っちゃいました✨

こう見えて、穴子も捌けます‼

釣りを始めた当初は魚すら触れませんでしたが、今は平気になってしまいました…

慣れって恐ろしいですね( ^ω^)・・・

こんな会田ですが、真面目にやる時はやる

ふざける時はふざけます‼

一緒に楽しく訓練しましょう✌

全力でサポートさせていただきます。

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次回もお楽しみに☺