皆さん、こんにちは!
前回【ASD】の特性について、学習しました。
今回はその特性があるとどんなことが困り事が出やすいのか考えていこうと思います☆
【社会的コミュニケーションが苦手】
文字通り言葉を受け取ってしまう、裏の意味が分かりづらいことで他者とのコミュニケーションの苦手につながることがあります。
・冗談や嫌味が通じない
・相手を傷つけたり怒らせたりするようなストレートな発言をしてしまう
・他者との距離感、暗黙のルールがわからない
・会話のやりとりやタイミングがズレる
【対人相互反応が苦手】
場の空気や相手の気持ちがわからないことで、社会的コミュニケーションの苦手さが加速したり、空気の読めない人と思われる可能性が高まります。結果、自分では知らないうちに相手に悪い印象を与えていたり、相手を怒らせたりすることがあります。
・言葉が冷たいと言われる
・他者からの自分の見え方に無頓着
・集団行動からズレやすい
【強いこだわり、曖昧さの苦手】
予め決まっていたことの変更や少しでもルールを破ることに対して、強く反応してしまうことがあります。考え方のくせとして、思い込みに囚われやすく、ネガティブな出来事や考えを引きずり、不安感が強くなる、自分の考えに固執してしまうことで、他者とぶつかってしまう…という困り事が起こりやすいです。
・決まっていたルールから外れることに対して強く反応する(自他への怒りに繋がったり、もやもやした気持ちになるなど)
・予定の急な変更でパニックになる(急に会議の時間が変更になったり、業務指示が増えたりすると混乱する)
・一度思い込んだらその考えから抜け出せない
【限定された共感関心】
シングルフォーカス・ハイコントラストの影響で「興味関心の幅が非常に狭く、限定されやすい」こともあります。結果として、興味関心がないことには取り込みづらい、逆に関心があることには過剰な反応をしてしまう、といったことも考えられます。
・選択の幅が非常に狭くなる
・ある分野の知識は豊富だが、一般常識やトレンドなど関心がないことは知らないといったズレが発生しやすい
・結果、他人には興味のないことを延々と話してしまう(対人相互反応が苦手なので相手がつまらなそうにしていても気づきにくいことも影響している)
【感覚過敏・感覚鈍麻】
視覚や聴覚の過敏による、光がまぶしく感じられすぎることで視覚情報に制限がかかる、人の話し声や機械音が必要以上に気になってしまい、集中できない、休めない。
感覚鈍麻により、自分の疲労感・ストレス度合いがわかりづらい。気付かないうちに頑張りすぎて、倒れてしまう。
これらの特性や苦手さは個人によって異なるため、全てのASDがある方がこれに当てはまるわけではありません。すべて当てはまらない方もいらっしゃるかもしれません。
あくまで上記は一例です。個人で「苦手としやすいこと」が異なるため、発達障害は他者からわかりにくく、理解されにくい障害といえます。
だからこそ、自分自身はどのような困り事・苦手なことがあって、どんな配慮がほしいのか、課題に対して自分はどんな対策をしていけばいいのか、どんなサポートがあれば働きやすくなるのか。を自分自身で理解し、一緒に働く人に伝えていく努力が必要となります。
とはいえ、自分のズレや特性を自分で理解して、整理し、伝えることは非常に難しいです。
もしかしたら、自分ではできないと思っていることが他者から見たら出来ていたり、「できている!」と思っている事が他者からみたら出来ていなかったりするかもしれません。
【自己理解 】と言いながらも、自分のことを本当の意味で理解するためには【他者視点】や【フィードバック】が必要となってきます。
そんな【自己理解】や【他者からの視点】や【苦手を改善】するためにネオワークス郡山を利用してみませんか?
☆ネオワークス郡山は2024年4月1日に開所予定です☆
相談・見学・体験随時受付中です。
お気軽にお問合せください(^^♪