みなさんこんにちは☺
生活支援員 國分です。
7月に入りましたね🎇毎日暑い日が続きうんざりです…
今回は、大人のADHDの方の困りごとによくある、段取り・スケジュール・タスク管理などが苦手な理由と、取り組みやすい仕事術を考えていきたいと思います。
ADHDあるある〖予定管理やタスク管理が苦手…〗
ADHDのある方は、特性により段取り・スケジュール管理・タスク管理が苦手な傾向が強いと言われています。
仕事はいくつもの業務が同時に進められています。例えば…
・社内の会議
・取引先との連絡調整や交渉
・電話連絡
・事務作業
・トラブル対応
などさまざまな業務があります。これはほんの一例になりますが、こういった業務を円滑に進めるために報連相や予定・計画修正を適時行いながら仕事を進めていきます。こういったやるべきこと・やらないと取引先やお客様に迷惑がかかってしまうものがいくつかありますが、どれを優先して進めていけばよいのか判断することが難しい傾向があるのがADHDの特性になります。
スケジュールなど、やるべきことはあるが、やりたいこと・自身の興味があるものを優先しがちで、興味がないけど進める必要がある作業を後回し・先延ばしにしてしまいがちです。
優先的に進める必要がある作業を後回しにし、自身のやりたい業務に没頭し終戦度や納期の差し迫っている業務が全く進んでいない…という状況になってしまうことが見受けられます。
段取り・スケジュール管理・タスク管理が苦手な理由
ADHDのある方の特性として
・衝動的
・夢中になると周囲が見えなくなる
・時間の管理が苦手
・忘れっぽい
・なかなかやる気がでない
・片付けが苦手
・不注意
などが挙げられますが、仕事の段取り・スケジュール管理・タスク管理が苦手な理由としては大きく2つ考えられます。
〖衝動性〗
・待つのが苦手で衝動的
・すぐに結果が欲しい
・よく考えずに大きな決断をする
・退屈が苦手
などがあります。退屈な会議の場や作業が苦手で強い眠気が生じるなんてこともあります。また、待つことが苦手で、結果や報酬などはすぐに欲しいといった傾向が強く、忍耐力や精神力が求められることや作業を先延ばしにしてしまい、結果として自身の実力を発揮しきれない状況になってしまうことも珍しくありません。
〖ワーキングメモリの弱さ〗
頭に入ってきた情報を記憶しておいたり、削除したり、そういった整理する力をワーキングメモリと言います。ワーキングメモリが弱いと、情報の整理がうまくいかずに適切な判断をすることがしづらくなります。
・ワーキングメモリの弱みと衝動性により、スケジュール通りに動けない
・先を見通すことが苦手
といったことが困りごとに繋がると考えられます。
仕事がしやすくなる対処法
①納期の確認をおこなう
納期の確認を細かくしましょう。明日の夕方でいいよ!と言われてもはっきりと納期の確認をしていないので危険です。相手の夕方が何時を指しているのかわかりません。
夕方とは17時ごろでよろしいでしょうか?→16時までだと助かるかな…→わかりました。明日16時頃までに終わらせます。
などのように何時までなのかを確認しましょう。また最後に復唱することも大切になります。
②TODOを付箋などに書き出し見える化
TODO(やる事・納期)を付箋に書き、ノートやPCなど目に入る場所に貼っておくなど見える化も大切な対策になります。
・納期が近いものから順になるようにする
・終わったら捨てる
こういったシンプルなルールを設けてやってみると良いと思います。気合をいれてルールを細かくしすぎたり、完璧を目指し過ぎると長続きしにくいです。ルールは少なく、できる範囲で設定しましょう。
③優先順位の判断がつかない時に周囲に相談する【型】を作っておく
ADHDのある方で時々あるのが、周囲にどう相談・報告したらいいかわからない…といったものです。なので、優先順位が分からない時に、上司や同僚に相談する【型】を最初に作っておきましょう。
「取引先に迷惑をかけないよう、今やるべきことの優先順位を改めて確認させていただきたいのですがよろしいでしょうか」など相談する【型】を作っておくと相談・報告するハードルを下げられるかもしれません。
④5分悩んで分からなければ周囲に相談する
ノートやメモを見返したうえで5分考えても分からなければ相談する
など簡単なルールを決めておき、それを過ぎたら上記の【型】で相談してみるという流れが良いのではないでしょうか。
相談が終わった際に、やる事が整理されました。ありがとうございます‼などしっかり感謝を伝え、また相談に乗ってもいいなと思ってもらえる対応を心がけましょう。
⑤便利グッズに頼ってみる
インターネットで「ADHD グッズ」などで検索してみると、管理しやすいノートなどグッズがたくさん見つかります。そういった便利なツールを試してみることも大切です。
最後に…
就労移行支援などの機関い相談してみることもおすすめです。ネオワークス郡山では、自分らしく働くためのカリキュラムや長く働くためのカリキュラムなど、利用者様一人ひとりに合わせて提供しています。ビジネスマナーやコミュニケーション能力、対人トレーニングなど、講義だけではなく実践も大切にしています。実践することで、対応力を高めていくことができます。
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